自転車泥棒ファーストトレーディングこのアイテムの詳細を見る |
第2次大戦後のローマ。長い失業後、やっと映画のポスター貼りの職を得たアントニオは仕事に必要な自転車を盗まれてしまう。6歳の息子を連れて探し回るが見つからない。絶望した彼は駐輪場から他人の自転車を盗んでしまう。すぐにつかまった彼は群衆にかこまれ・・・
なんて、説明が書いてあります。
ただ自転車を盗まれ探し回る話です。
でも、そこに貧困があります。
家族が生きていけるかどうかがその自転車にかかっていました。その自転車を盗まれて・・・彼は最後、自転車を盗んでしまいました。いけないことだけど、そうなってしまう背景があるわけです。
彼の自転車を盗んだ人も同じようにその自転車を盗まなければならないほど追いつめられていたのかもしれません。
犯罪の背景には、社会があります。
最後、子どもと2人でなきながら手をつないで群衆の中に飲み込まれていく姿は本当に悲しいです。
この家族はこのあと、どうやって生きていくのでしょうか・・・・
話はちょっとずれますが・・・この映画を見て、こんな話もおもしろいかも・・・と思ったのがあるんですけど・・・
その自転車を盗んだのは探し回って、放置されている自転車を見つけた未来の自分だった・・なんてなったら、おもしろいかなあ・・・なんて思いました。
子どものしぐさとかがかわいいときもあって、教会の中とか、良かったです。
あと、橋で子どもがおぼれてるっていうのを自分の息子かと思って、探すシーン。ちょこんと上で座った子どもがかわいいのです。
この映画、このこなしには、成り立ちません。
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