唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

竹山ひとり旅

2007年09月27日 | 映画 た行
竹山ひとり旅

パイオニアLDC

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竹山さんのひとり旅です。子どものころにはしかにかかって目が少ししか見えなくなって、お坊さんになって、家の軒下で三味線を弾いて恵んでもらうわけです。托鉢っていうやつなんでしょうか。

でも、お坊さんの修行というよりは、旅芸人にみえます。

旅の途中でいろんなことがおこり・・・2度の結婚も、ただ幸せがが待っていたということではなく・・・

人生がひとり旅だったともいえますが、そのひとり旅を力づよく見守るお母さんと、激しい愛情で寄り添う奥さんがいます。

それぞれの人生、幸せのかたちはさまざまです。

三味線といっしょに独りで歩きつづけたつらく苦しい人生は、高橋竹山さんにとって幸せだったのでしょうか。
生徒をはらませて、無責任に逃げてしまった先生も、その人にとっての幸せな人生を送ったのかもしれません。(いま送っている?)

人の人生が幸せだったかどうかなんて、他人に計られるものではないし、じぶんでも、わからないものかもしれませんが・・・その歩んできた人生が竹山さんをかたちづくるものになるわけで・・・

幸せだろうが不幸だろうが、人間、生きて行くしかないのです。たぶん。
孤独でも生きていかなければならないのです。

俺の人生どこへ行くのか・・・
目的が見えない心の旅ですね。