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唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

ラ★バンバ

2007年05月08日 | 映画 ま・や・ら・わ行
ラ★バンバ

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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この映画がヒットして、ロスロボスが歌う主題歌のラバンバも、あのころよく流れていました。その当時の自分に取ってはあまり関心のない映画でした。フットルースとか、ロッキー4や、トップガン、オーバーザトップ、あれやらこれやら、映画に乗じて曲をヒットさせようというのが結構あったので、最初から避けていたというのもあります。(年代違うかもしれないですけど、雰囲気わかるでしょう?)

今でも関心はありませんでしたが・・・DVDで売っているのを見たら、急に見たくなって・・・大ヒットしたんだから失敗はしないだろうと思って買ってみました。

軽いだけのただの青春映画じゃなかったです。実際の話だというのもあるけど、けっこう悲しいお話です。主人公は、17歳で飛行機事故で死んでしまいます。いきなり結末をいってしまいますが、そんな若いのに、成功してほんの何ヶ月か・・・わかりませんが、それで命を失うというのは悲しすぎます。
飛行機事故といえば、ランディーローズとか、スティーブレイヴォーン・・・はヘリコプターでしたかね。ほか、結構なくなっていると思いますが、普通の死と違って、「どうして?」っていう気持ちが大きいんじゃないでしょうか。いきなりですもんね。家族や恋人、友だちのショックは相当なものだと思います。
それをいうなら、飛行機事故だけじゃないですけど・・・

いきなり結末から入ってしまいましたが、有名になるまでの話が面白いです。ドナとの恋模様とか、兄弟の話、母子の話でもあって・・・

お兄さんがいい味出してますよ。にくいお兄さんですけど、最後はお兄さんを見る目が優しくなっちゃいます。
家庭にに縛られたくない人が家庭に縛られてしまったんですね。最初はひどい兄貴だと思いましたよ。勢いでセックスして、酔っ払って子どもができても喜ぶでもないし、一方で、イラストが上手でそれをめざしたい気持ちが、その自分の積み上げてきた人生によって否定され、縛られて、弟のようにチャレンジできなかったわけですね。
そして家族を大事にする弟のほうが外へ出て行く・・・そんな弟を恨めしく思うんだけど・・・だけどやっぱり兄弟ですよね。うちの兄貴は元気だろうか・・・なんてね。

ロスロボスの歌だけでなく、いろんなミュージシャンが参加しているようです。音楽はカルロスサンタナですって。そんな人たちにも影響を与えていたんですね。

彼の走り抜けたその数ヶ月間は、本当に星のように輝いていたんでしょうなあ・・・


ロッキーⅡ

2007年05月04日 | 映画 ま・や・ら・わ行
ロッキー2

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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鶏のトレーニングとか、虎の刺繍の皮ジャンとか、懐かしいです。
前回の試合から救急車で運ばれて・・・その間にロッキーとエイドリアンの髪がちょっと伸びたような気もしますが・・・
再試合までが長いこと長いこと。その間にいろんなことがありました。

病室でエイドリアンが「勝って」というところがありますが、もう、そこで涙が・・・
でも、試合が始まるころには頭が痛くなってしまいましたが・・・

またくだらない連休を過ごしています。

今回のポーリーは、なんかチンピラっぽくて情けないシーンがないですけど、それはそれでいいです。

ロッキーⅤ

2007年04月30日 | 映画 ま・や・ら・わ行
ロッキー5

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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映画館で見たときは「やっちゃった・・・」と思いましたが・・・
それ以来みていなかったからかわかりませんが、結構楽しめました。
最後のストリートファイトはともかくとして、昔住んでいたところに戻ってきたというのがいいです。1.2を懐かしみながらみることができます。

音楽も、前作の失敗からか、ビルコンティを再び起用して、しまった感じになっています。(かね?)ロッキーは試合をしませんでしたが、それはそれでいいつくり方をしているのではないでしょうか。

そうはいっても、ロッキーザファイナルをつくってしまったいまとなっては、本当は終りのつもりでつくったと思われるこの「5」も色あせてしまうかもしれません。何というか、ファイナルを「6」とせずに、5の続きとしていないところがなんかそう感じるんです。たぶん、もう一度ちゃんと終りにしたいという思いから、5を帳消しにして、ファイナルにしたかったのでは?と、勝手に思っているのですが・・・

でも、結構よかったよ。この話も。
ファイナルよりも無理がないし・・・

ロッキーⅣ

2007年04月30日 | 映画 ま・や・ら・わ行
ロッキー4

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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公開された当時はかなり燃えたもんですが、いまみると、「うわーやっちゃったー」といいたくなってしまいます。もう、ロッキーじゃないです。ロッキーもどきな感じです。もどきにもなってないかも。ロッキーの性格が違ってるような気がする。
ポーリーも、エイドリアンも、アポロも、みんなもどきな感じがしてしまいます。ジェイムスブラウンも、ジェイムスブラウンっぽい人。ソ連の人も、ソ連っぽい人です。

昔観たときは迫力ある試合と思っていたけれど、これも何というか、ボクシングっぽいけど、ちがうというか・・・マンガみたいな演出。

音楽も、ビルコンティじゃないからなんでしょうか、やすっぽちい仕上がりになっています。歌も80年代のやすっぽちいくすぐったくなる。

記憶では、副題に炎の友情って入ってたような気がしましたが、入ってませんね。

ロッキー神話に終止符を打った作品といえるかもしれませんが・・・

なんとなく、ドラゴがボクシングにちゃんと向き合っていたのが救いかな?でも、アポロを殺したときは平然としてましたがね。あそこのドラゴの演出は、かわいそう過ぎる。

よけいな物が多すぎるかもしれない。変なロボットとか、ポーリーの誕生日もそうだし、その子どものいたずらだってそうです。回想シーンだってそうだし・・・

といいながら、見終わった後、プリンスのポスターに向かって、シャドーしてしまいました。

しかし・・・こうやってみていると、アメリカが強がって威張っていられたのも、ソ連という敵があったからなのかもって気がしますね。強大な敵に対抗するために強いアメリカを!というのは、わかりやすいですもんね。今はソ連がなくなって、仮想的がちっちゃくなってしまったもんだから、ただの弱い者いじめみたいになってますもんね。ロッキーが言うように、変わらなきゃね。

ロッキーⅢ

2007年04月28日 | 映画 ま・や・ら・わ行
ロッキー3

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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試合もそうですが、アポロとの特訓のシーンがとても盛り上がります。

いろんな試合のシーンがいっぱいあって、1.2は結構、ボクシングじゃないシーンが多くて、それが面白くて、試合の感動につながるわけだけれど、この話は、ボクシング重視に変わっています。そういう点で、深い感動は余りありませんが、スポーツの迫力を楽しむというてんでは他のどの映画よりも優れているのではないかと・・・そんな風にも思ったりもします。本格的な感じがします。

エイドリアンと海辺で口論するシーンは、文字を追っても何がなんだかよくわからないところもあります。

好きなところは、最初の酔っ払いポーリーです。あのシーンはなんとなく好きです。

クラバーとの試合をするのにミッキーを説得するところも好きです。

アポロの人は本当に運動神経良いんでしょうね。本物のボクサーみたいな動きをします。
ミスターTは、そうでした。ミスターTという名前で出ていると思い込んでいたら、思い出しました。クラバーラングでした。

連打を受けるクラバーとか、ミッキーが死んで泣き崩れるロッキーとか、顔面アップで思いパンチをスローモーションでたたきつけるクラバーとか、最後のアポロとロッキーのカウンターのシーンとか、よくまねをしました。

あのころはそれで楽しかったもんなア・・・・

あのころのおれの部屋はスタローンのポスターで埋め尽くされ、お酒屋さんでもらった、キリンビールのスタローンのポスターとのぼりみたいなやつも飾っていました。そう、憶えていますか?トゥゲザーのやつ・・・スタローンのあと、スティングになってしまいましたが、浜辺の映像にトゥゲザートゥゲザーって歌うやつ。・・・まあ、そんなのはどうでもいいか。でも、砂浜で走るのをやめたロッキーのスローモーションのシーンを見るとあたまにのなかにトゥゲザートゥゲザーと音楽が流れてくるんです。

というわけで、Ⅲもいいです。今度はⅣをみようっと。

ロッッキー・ザ・ファイナル

2007年04月26日 | 映画 ま・や・ら・わ行
何でいまさらロッキーなの?というところもありますが・・・スタローンにとっては自分にファンの目をもう一度向けさせたいというのもあったのかもしれませんが、そんな思いはともかく、あのロッキーが帰ってきたことはうれしい限りです。ただ、エイドリアンの死は、出演拒否された?もう俳優やってない?死んでないよなあ・・・なんて、変に勘ぐっちゃいますけど・・・

そして、お話としては、1.2の流れのまま345を飛び越えてきたようなファンとしては案外入り込みやすい内容になっていて、その懐かしさをロッキーとともに振り返るような内容にもなっています。そこに頼りすぎている面もありますが、それはまあ・・・ロッキーだからいいでしょう。

セリフの一つ一つや映像が12に忠実にしていることは感じることはできますが、もうちょっとなんだよなあ・・・ロッキー本人じゃなくて、ロッキーのまねを本人にさせているような・・。声優が変わったルパン三世みたいなもんでしょうか。なんとなく違和感がありました。わるくはないんだけど・・・

ロッキーや、その子ども、ポーリーなど、いろんな心の葛藤も描こうとしています。その狙いはわかるけど、もうちょっと深く入っていかないと良くわからないところもあります。ちょっと残念です。ポーリーとロッキーのぶつかり合いも、急に感情が出てきたけれど、何がそうさせたのかがいまいち良くわからなかったりして・・・でも、そのやり取りを観れただけでも良しとしましょうか。盛りだくさんにしすぎたのかもしれません。

バランスとして、復帰してから試合までのトレーニングが短かったのが残念でした。体をつくっていく間の苦労と合わせてみんなの思いが結集していった方が最後の試合に向けての気持ちがぐんぐんあがってきたような気がします。

そして試合です。これも、34を通り越して昔のロッキーみたいな戦い方です。3でアポロに足を使うことを教えられましたが、今の年齢では足はつかえないから重いパンチで勝負ということらしいです。話の流れは1の流れに似てますね。チャンプに「80年代のセリフか?」ときかれて、「70年だ」と答えたのも、作品をつくる側がどの時期のロッキーに照準を当てていたのかを感じるセリフです。パンツもそうです。

で、結局試合ではもうむちゃくちゃなんだけど、映像の迫力と音楽なのかなあ・・・涙がこぼれてきちゃうんです。ロッキーががんばっている姿に。
試合後も印象的でした。ロッキーにとっては試合の結果は問題ではなかったわけで、自分の心に秘めた思いをすべて吐き出すことができるかどうかだけだったのですから。判定の最後までリングにいなかったのはチャンピオンには失礼な気もしますが・・・

というわけで、期待通り過ぎて違和感があるくらいの昔のロッキーが戻ってきました。これがみんなからどう評価されるか・・・・判らないところもありますが、自分は、ロッキーが今の時代に見れて、そのロッキーへの思いというか、期待に添った形で復活してくれたことがうれしかったです。

ロッキーの復帰をまわりは冷ややかに見ている中で、ロッキーは、自分が何をしたいか。それだけに忠実に道を歩もうとしましたが、それって結局、スタローン自身の思いとも重なる部分があるような気がします。
何でいまさらロッキーを撮影するの?第一線で活躍できなくなったから最後の悪あがきか?これ以上ロッキーを汚さないで!みたいな思いをもった人もたくさんいるでしょうしね。・・・というか、おれはそう思いました。でも、まわりがどうかではなく、自分が一番してみたいこと。それがロッキーをスクリーンに蘇らせることだったのかもしれません。

ロッキー・ザ・ファイナル (特別編)

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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ゆれる

2007年03月09日 | 映画 ま・や・ら・わ行
ゆれる

バンダイビジュアル

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なんか観終わった後に何も考えられなくなりました。

会話がよく聞き取れないところもあって・・・でも、それで話がわからないってことじゃないんだけど、それだけじゃないかも。え?なにいったの?っていうところも何ヶ所かあって・・・それでいやだとかじゃなくて、それがなんかこのもごもご感というかむぐむぐ感というかそういう空気を作り出しているのかなあと。

こうでこうでこう!こう!こう!こう!と、物語をもっていって、だからこう!というんじゃなくて、どう?どう?こう?そう・・・で?そう・・そう?こう?こう・・・って感じ・・・わけわかんないですね。

だから、すべての会話や流れをはっきり教えますということじゃないみたいな気がしました。多少抜けたっていいから普通に自然に会話を選んでつくったのかな?

それとも、自分の言葉を聞き取る力が無かっただけなのかな?

自分は今東京にいますが、俺にも兄がいまして・・・兄は田舎にいまして・・・両親はもういないので実家に一人で暮らしてまして・・・・最近は連絡もとっていませんが・・・・どうしていますかね。

兄は自分のことなんと思ってるんでしょうか。

映画のようなかっこいい弟ではないし、むしろ、東京に出てきてなにやってんだ?おまえ!と言われそうな生活をしていると・・・・これは、自分が今の生活に対して自信がもててないからなんでしょうけど・・

まずこの弟がもてるのに頭にきちゃいました。それで別にこのあと付き合うとか何かじゃなくてそれで抱いちゃうところがね。お兄さんが積み上げてきたものをたった1日で崩して奪い取ってしまう・・・それが普通にできることにもてる男ってやだなあ・・・と思ってしまったわけです。まあ、過去があったとはいえです。この人は心を求めてる人ではないんだなと思いました。なぜなら、心は相手が寄せてくれるから。心がほしい・・・と、ねがったことはあまり無いのではないか・・逆にいうと、簡単に手に入る心でしかつながってないから、希薄な心になってしまうのかもしれませんが・・・

お兄さんは、たぶん、心から求めていたわけで・・・でも、今までの自分の経験からも臆病(おくびょうってこれでいいの?)になってしまい、優しく接するしか相手をつなぎとめる手段をもてなかったのでしょう。(だ・・・誰かに似てる・・・)

ある意味、女性に冷たくできるってうらやましいです。(こんなこといってなんなんですけど・・・)それができるのは、それでも自分に相手の気持ちを向けられる自身があるからだと思えるからです。

父親との関係でもそうだったのかもしれません。
弟は言いたいこといって父親を怒らせられるけど、お兄さんにはできません。そこで親との関係が壊れるのが恐い。相手にいやな思いをさせるのが恐いわけですね。相手に気を使って、自分を殺して、そうやって自分を守ってきた結果が、寂れたガソリンスタンドと料理と洗濯。親の小言。しかも好きな女性まで簡単に弟に取られて・・・で、触らないでよ!と好きな女性に言われて・・・・臆病で相手に気を使って表面上でいい関係をつくっても内面に深く突っ込んでいくことができないから、一瞬で突き放されるような希薄な関係しか作れなかったこと。いわゆるお付き合いだったわけですね。

じゃあ弟のようにずけずけと入っていけるかって?無理ですね。無理無理。

人間はまず外見です。心は2の次3の次。なぜって、最後に接触するのが心だからしかたがないです。心に接触できなければ・・・ねえ・・・だから、結婚したあとでこんなはずじゃなかった!何てこともあるわけです。それは外見が年とったからじゃないですもんね。心のずれを認識したからですもんね。ちがいますかね。

この兄弟は、本当の意味で最後ぶつかったということなのでしょうか。それでやっと心から兄弟になったのでしょうか。それまではお兄さんは弟にずっと気遣いをしていたのだろうか・・・弟はおにいちゃんのことを唯一かどうか知りませんが、心から信頼できる頼れる存在と思っていたのかもしれません。それが、あそこで裏切られたというか、自分の心を見せてくれていなかったことに初めて気付いたわけですね。そういう意味では、一番傷ついてしまったのは弟だったのかもしれません。
あ・・・死んだ女の人か。どこまで意識があったんでしょうかねえ・・・くるしかったんですかねえ・・・

最後の弟の「お兄ちゃんお家へ帰ろうよ!」という言葉は、とても心に響いてきました。
お兄さんがそれに気付いてにこっとします。そしてバスが到着します。そのあと、どうなったんでしょうか。とてもそのあとが気になります。そのままこの地縁血縁に縛られた町を逃げ出すのか。それとも、もう一度家族をつくり直すのか・・・どうなんでしょう・・・・

うう・・・ゆれる・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1日たってこのどんよりしたものが何だったのか・・・一つわかったことがあります。・・・っていうか、そこまで引きずるなよって感じでしょうか・・・
あの死んだ女の人ですよ。あの人のことについて何も語られてないからだ。一番つらいところに追い込んどいて、ころっと死んじゃって・・・でも、その死んだことについては何も語られてないところにすっきりしない要素が含まれているような気がしました。

そこが無くて兄弟がどうとか親子がどうとかいわれても・・・そこが抜けちゃうような人の家族関係なんか、どうでもいいような気も・・・

死んだ女の子と、そのお母さんと、東京の女の子と、兄弟の母親の4話構成で「おちる」というのをつくってほしいなあ・・・



ワールドトレードセンター

2007年03月05日 | 映画 ま・や・ら・わ行
実話に基づいた映画ですので、話そのものはどうとかは無いです。
でも、つくり方はあまり好きではないつくり方でした。スローモーションとか、これが幸せと言わんばかりの映像はちょっとわざとらしい。

鉄砲の弾がパンパン飛ぶシーンはそんな演出しなくても・・・と思いましたが、実話だったんだからそういわれてもってところでしょうか。熱で弾が勝手に飛んだと言っていたかな?そんなこともあるんだと思いながら、大変な中説明してくれたおかげでよくわかりました。

変な軍人出さなくっても・・・とも思いましたが、それも事実だからしょうがない。イラクに行ったらしいけど、本職は人を殺すことということなのでしょう。

でも、やっぱり助かったと聞いたときの家族の喜ぶ姿とか、エレベーターボーイの子のお母さんと抱き合うところとかは泣いてしまいます。

最後の奥さんが生きる力を与えたってところはいいシーンです。

正直、途中退屈でした。最初からあまり入り込まないまま話が流れるからね。

それにしても、ビルが崩れるっていうのはすごいことなんですね。空から紙が舞っているのは印象的な映像です。

人間の命はあっけない。でも、しぶとくもある。


あえてこれをつくったねらいは何なのでしょうか・・・・
そこがわかるようでいまいちわからない。
最後の言葉・・・よく覚えていないけど、助け合うことも人間の本質みたいな話・・・それがテーマだったのかな?

モハメドアリ~かけがえのない日々~

2007年02月12日 | 映画 ま・や・ら・わ行
前に見たドキュメント映画は、デビューから徴兵拒否までをボクサーとしてのアリと、黒人開放の運動や徴兵拒否の中でのアリの言動を中心に描かれていました。
こっちのドキュメント映画は、ライセンスを取り戻したあとにジョージフォアマンとアフリカで戦った試合を中心に描いています。

この試合、アリはもう過去の人、フォアマンは若くて強いチャンピオンで、みんなアリが勝つとは思っていなかったようです。
アリ自身も言動とは裏腹に、フォアマンの強さを恐れていたようです。試合が終わるまでの長い長い時間を恐怖と戦ってきたというのはすごいことです。そして、1ラウンドが終了したときに、フォアマンはみんなが予想したとおり・・・アリもそう考えていたのかもしれませんが、今の自分よりもちからがあることを認識したときに、そこであきらめずに、最後まで立ち向かったわけです。勝機を自分でつくり上げ、勝ち取ったたわけです。まさに運命を切り開いた人です。
アリの戦績は、56勝(37KO)5敗。

フォアマンはその試合のあと、2年間うつ状態になって、それを克服して再びリング界にかえってきたといっています。フォアマンにとってもとても重い試合だったわけです。
フォアマンは完全にこの試合で歯車が狂ってしまったのかもしれません。この試合前の防衛戦までは40連勝していたのにまさかの敗戦。一度引退をして、87年に復帰、94年に45歳9ヶ月で史上最年長でチャンピオンに返り咲いたという、すごい苦労人でもあるわけです。成績は75勝(68KO)4敗(KO負けはアリの試合のみ)だそうです。

そしてこの映画には、胡散臭いながらも切れ者の興行者ドンキングやザイールの独裁者の人。試合会場のスタジアムの地下は監獄と処刑場として使われていたそうで、そのザイールの政治情勢がそういうものだったことも語られています。そして、BBキングやこの前亡くなったジェームスブラウンの王者ぶりも見ることができます。スパイクリーまで出てきました。

スポーツの試合なんだけど、そこにいろんな者が取り巻いて、勝った負けただけではおさまらない、いろいろな物語が内包している・・・そんな気がしました。ドラマみたいな現実でした。人間でした。

そりゃ人間だもの・・・ 

そういえば、1月17日生まれなんですって。おれとおなじだ!!なんかうれしい。

ユナイテッド93

2007年01月30日 | 映画 ま・や・ら・わ行
ユナイテッド93

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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9.11のテロがアメリカのとってどんな出来事だったのか。その衝撃の大きさがこの映画からは伝わってきます。

前半は、貿易センタービルや国防省へのテロを管制塔や軍などが飛行機をレーダーで追って、情報を収集して・・というその混乱、後半は、ユナイテッド93がテロリストに対して飛行機を奪還しようとする。という話ですが、物語が事実であるだけにかなりへヴィーです。

貿易センタービルから煙が上がっている姿を呆然と眺める人たちの姿に思わず涙が・・・。混乱しながらも、必死に最善の対応をしようとする姿は心にくるものがあります。

そして、ユナイテッド93の機内で死を覚悟する乗客が家族に電話します。みんな家族に「愛してる」というのですけれど、こんなに切ない、悲しい、言葉はないです。それが最後の言葉になることを自覚している中でのその言葉はとても重い。隣の親切な人が電話を貸してくれたといって、家族に電話した人もいました。この映画では、一人ひとりの名前が誰なのかも普通に会話にでてくるぐらいでよくわかりません。でも、だからこそ、一人一人の人間の命の重さを感じることができました。名前のわからない同士が生きるために協力し合うわけです。乗客が墜落する瞬間まで必死に生きようとした姿が描かれています。

この映画をみながら何度か、華氏911の幼稚園にいたブッシュの顔が浮かんできました。

テロは犯罪です。ぜったいに許してはいけない。どんな理由があろうと、正当化できるものではないものです。映画をみてあらためて思いました。


レディ イン ザ ウォーター

2007年01月29日 | 映画 ま・や・ら・わ行
退屈な映画です。

この監督さんのつくる作品は、どれも同じ空気で時間の流れも似ているんだけど・・・みんながみんな面白いわけではないですね。

そのときの体調にもよるのかもしれないけれど、物語に入り込めなかったら、ほんと、退屈さしかないです。

何がおこったのか、よくわからないです。

話を一番つまらなくしちゃったのは、変な政治批判の論文を書いている人とのやり取り。動いていない人間が部屋の中で考えた、引きこもりの論文で世界が救えるはずないじゃないかと思ってしまって・・・・

空想的世界を身近な現実とくっつけて物語にするのが好きなようですが、空想的要素・・・観念的要素が強くなると面白くなくなるんだよなあ・・・引きこもりの映画ですね。

多くの大人たちがこんな退屈なことを真剣にやっていて、なんだか・・・ですね。

モダンタイムス

2007年01月13日 | 映画 ま・や・ら・わ行
モダン・タイムス

ジェネオン エンタテインメント

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この映画は昔大好きでした。
工場が機械化されて人間も効率的に機械と同じように扱われている姿がわかりやすいぐらい描かれていますが、いやみな感じがしないところが良いです。(いやみか・・・)

一番好きなシーンは、トラックが落としていった旗を拾ってトラックを追いかけていたら、後からデモの集団がやってきて、デモのリーダーと勘違いされてつかまってしまうシーンです。

最後、女の子は何をやってもだめだ・・・とあきらめかけたときに、チャップリンが何とかなりよ大丈夫だよ!と励ますシーンはすばらしいです。最後2人が手をつないでまっすぐな道を歩いていくシーンは名シーンです。希望があってとても好きです。

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル

2007年01月04日 | 映画 ま・や・ら・わ行
死刑という刑罰が必要かどうか、事件の中で大きなテーマになっています。

そして、無実で死刑が執行されることもありうることを証明するわけです。

それが死刑が正しいかどうかとは直接的な議論ではないですが、人間がいつでも正しい判断ができるとも限らないことも事実です。死刑によって真実が明かされなくなる可能性もあるわけですもんね。

問題は、人間が人間を殺すことが法的にされるのかが一番問われるのだと思います。いろんな議論があるのでしょうが、そこまでの判断を人間ができるほど、人間は成熟していないような気がします。

裁判の公平さとか、真実を調べ上げるシステムとか、これも、政治的な影響などがあると思いますし、そういう未熟な環境の中で死刑という選択肢を人間が選べるというのはやっぱりいけないのではと思うわけです。死刑にされるような人間がほとんどいなくなったときにしか、死刑という刑罰は重みをもたないのかなあと・・・そんなことを漠然と思いました。

死刑が犯罪を減らす役には立たないことも映画の中でいってますが、それもその通りだと思います。

ただ、被害者の立場から、その加害者をどう罰すべきかとなれば、そう単純ではないのでしょうけど・・・

猟奇的な彼女

2006年12月22日 | 映画 ま・や・ら・わ行
ハッピーエンドでよかったです。
あのままあえなかったらかわいそうだなと思っていたら、木の下におじいちゃん・・・その難関を乗り越えたら、今度はおばさん・・・そんなに時がたってしまったのかと何度も思わせておいて・・・よかったよかった。


女の子、最初あまりかわいくないと思ったんです。まあ、最初ッからあのげろ見せられたら、ちょっと引いちゃうけどね。でも、話が進むと、やっぱりかわいいってなって・・・

男の人も最初は何でこの人なんだろうと思ったけど、み終わると、この人しかないなと思えます。

恋愛ものもたまにはいいかも。
傷つく恋愛っていいなあ・・見ている分には・・・でも、傷をのりこえたからこそ不快絆になるのでしょうしね。なんてね。

しかし、恋愛だけが人生・・・みたいな人はいるのかなあ・・・

いや、人間は愛ですよ愛。愛がすべてですよ。愛と金があればOKです。
そういえばこの学生さん、金けっこうもってますね。