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唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

ランボー 怒りの脱出

2008年04月27日 | 映画 ま・や・ら・わ行
写真は最後の戦場です。


今考えたら設定がすごい。

ソ連がこんなにあからさまにベトナムに乗り込んできているというのがすごい。

しかも、そこで、戦争しちゃうんだから・・・

自分の国以外でしか戦争したことがほとんどないアメリカらしい発想ということでしょうか。

映画のテンポよさはさすがです。後半のアクションの連続で最後まで一気に突っ走ります。でも、ただ延々とド迫力のスピードあふれるっていうことではなくて、そこでのメリハリがあります。

時には静かに時には激しく・・・

そういうところがランボーの魅力なんでしょうね。

かなりお粗末なストーリーでありつつも嫌いになれない・・・

・・・ということで、ランボー4。観に行くつもりです。

ランボー 怒りの脱出『ランボー最後の戦場』劇場公開記念スペシャル・プライス版(初回限定生産)

ジェネオン エンタテインメント

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ローグ アサシン

2008年03月20日 | 映画 ま・や・ら・わ行
ローグ アサシン DTSスペシャル・エディション

角川エンタテインメント

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だ・・・だめだ・・・最近映画に集中できない・・・
つまらないと思うと・・・我慢できない。早送りするくせがついてしまった・・・
なんか、最後、どんでん返しみたいになったみたいだけど・・・無理がある。だって、リーリンチェイのアクションをたくさんみてきたから、それを違う人と言われても・・・
そんなこといったってリーリンチェイじゃん!って思っちゃうし・・・そこでのこだわった演技をしてる感じでもないし・・・それとも、そのFBIの人がなりきったのか!!

本物のローグはあのFBIの人に2連敗して死んじゃったのか・・・

蟲師

2008年03月20日 | 映画 ま・や・ら・わ行
いやあ・・・蒼井優さん、きれいですねえ・・・・
笑顔がおじさんにはたまらんです。
箸でぴょっと字を送るところとか、指でするするするっとしてさっとはらうところとか・・・お風呂に服着たまま入っちゃうところとか、いやあ・・・たまらんです。

後は良くわからないです。
現代人が昔の服を着て、つぶつぶの中でなんかやっています。
せりふが変なのは、アニメ的なのかな?
角のエピソードが退屈。歩いているところが退屈。早送りけっこうしました。全体的に退屈でした。蒼井優さんのシーンだけ一生懸命見ました。

オダギリさんは、くだらない作品にも結構でてますね。がんばってます。蟲師のジャケットの写真が、坂本龍一みたいで、それで、なんかいやな印象があってずっと借りてませんでした。・・・とはいっても、別に坂本さんが嫌いとかではなく・・・なんとなく・・・ですけど・・・

そういえば、アルゼンチンババアの表紙だけみて、ずっと真田ひろゆきさんだと思ってました。映画を観るまで・・・。

蟲師 (通常版)

video maker(VC/DAS)(D)

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ミスター・フリーダム

2007年12月07日 | 映画 ま・や・ら・わ行
ミスター・フリーダム

パイオニアLDC

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え・・・DVDになってるの?
すごいね。
いちおう、これ、昔、映画館で観ました。思い出深い作品です。
ポストカードが出てきて、懐かしい・・・と思って・・・DVDでてるのかな?と思ったら、でてましたね。でも、今は製造してないのかな?(あたりまえと言えばあたりまえか?)みんなが買うような代物ではないからな。

自分も出てたって・・・買わない・・・と思うけど・・・勢いで買っちゃうかも。

殯の森

2007年11月21日 | 映画 ま・や・ら・わ行
そうか・・・映画館で見てもセリフはよく聞き取れないのか。ある意味、日本人より外国人のが何を言ったのか認識してるかも。
・・・そうはいっても、DVDで見た2作品よりずっと聴きやすかったのは映画館で観たからなんでしょう。

まあ聞き取れないってことはあまり問題ではなく、映像がいろんなことを語ってくれています。聞き取れなくても何をいってるのかがわかります。(たぶん)

真千子さんがきれいだな・・なんて思いながら見続けていくと、どこかで見たような・・・ああ!あの萌の朱雀にでてた女の子でした。すごいいろんな意味ですごい演技でした。演技じゃないみたいな演技です。いいなあのおじいちゃん。得したねえ・・・震えてみるもんですね。うらやましい。そんなことじゃなくて、白い服が濡れるのっていいんだよねえ・・・・そんなことでもないんです。

緑の中に飲み込まれそうな景色がすごいです。風で緑がなびくと、本当にそこに魂が宿っているかのよう。

生きるというのは食べたり飲んだりうんこしたり・・・生物として生きるといういみと、生きる目的というか、存在意義というか、お坊さんはなんていってましたかね。まあ、そんなものが必要で、それがなければ、生物的に生きていても、生きている意味を見出せない、生きた心地がしない状況になります。

2人とも愛する人が死んでしまって、その死を引きずって生きています。そんな過去を引きずっている2人を森は厳しく、優しく迎えてくれました。森によって、「喪あがり」するといいことみたいです。そして、はじめて未来へ目が行くのかもしれません。

「行かんといて・・・ごめんなさい・・・」と叫ぶシーンは、死んだ子どもへの思いがでてて良かったです。

おれもあんなきれいなお姉さんと森で迷子になりたいもんだ。

萌の朱雀

2007年11月11日 | 映画 ま・や・ら・わ行
萌の朱雀

バンダイビジュアル

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静かで淡々とした空気がいいです。
ちょっと間違えば退屈な映画です。セリフもよく聞き取れなくて、家族構成がいまいちよくわからなくて・・・でも、最後までちゃんと見れました。

見終わった後に自分が思っていた家族構成は、連れ子同志の再婚家庭だったんだけど、説明文を見たら、違うみたいです。まあ、思い込んでいても矛盾はないお話でした。たしかに言われてみればお姉さんが何たらとかいうせりふはあったけど、よく聞き取れなかったし・・・
聞き取れないといえば、トンネルとか、会合での話とかも、それが何を意味するのかは解説文を読んではじめてわかったぐらいでした。でも、それによって何か困ったことがあったかというと、とくにないのが不思議。お父さんの死も電話のシーンがよく聞き取れなくてはっきりとはわからなかったんで、その後登場しなくなったことで死を認識した感じです。なんか、やけっぱちになって警察につかまっちゃったのかも・・・とも思ったし、なにより、死ぬ時に山から(家から)下りていくところで、倒れた奥さんのかわりに働きにいくのかな?なんて思ったし・・・そんな勘違いを重ねながらの鑑賞でした。

それぐらい映画の中身がわからない、セリフが聞き取れない中でも、退屈だとか、つまらないとか、全く思いませんでした。(なんか同じようなことくり返してる?)

家族の中の心の中の葛藤というか、ゆれ動く心が映像であらわれています。人間の生活を包み込んでいる景色に見とれちゃいます。セリフが少ないところにリアリティを感じました。聞き取れない会話もリアルといえばリアルかも。
何より、女の子がかわいい。80年代のアイドルみたいな素朴さがいい!

最後の握手のところは自然と涙がこぼれます。

家族って、幸せの絶頂期もあるけど、次の家族の再構成をしていかないと、だんだんばらばらになっていくんですよね。自分の経験でもそうですが・・・子どものころの両親と2人兄弟の家族を構成していたときの幸せな気持ちは、母の死、自分の上京、父の死によって崩壊しました。あの頃を振り返ると、自分にとっての絶対的な幸せがありました。(今考えればですが)両親に守られていたんだろうと、いまは思えます。愛情を注いでくれる人の存在が確かにあったと思います。それを失ってしまったいまは・・・37歳になってなにを・・・と思いますけど・・・
違う人生もあったはずですが・・・現実はどうも・・・
・・・なんてことを考えてしまいましたが・・・あまり映画とは関係ないかな?

いや、やっぱり、人間の生活の知恵とか、歴史的に積み重ねられてきたものが大企業や政治の横暴によって無残につぶされていくのは嫌だなあ・・・それも歴史と言えばそうなのかもしれないが・・・いや、そんな話ではないんですけど・・・

ヴィム・ヴェンダースpresents Rain

2007年10月30日 | 映画 ま・や・ら・わ行
ヴィム・ヴェンダースpresents Rain

トランスフォーマー

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それっぽい雰囲気です。何かを抱えている人たちの日常・・・雨の中の出来事。土砂降りの雨のなか、窓から外を見ているように退屈な映画でした。
最後は晴れました。天気も、心も。晴れ方はいろいろだけど・・・とにかく晴れました。
子どもを守るために子どもを殺す選択というのはちょっと悲しい。

退屈と名作は紙一重かもしれない。これはどっちかな?

夜のピクニック

2007年10月20日 | 映画 ま・や・ら・わ行
夜のピクニック 通常版

ハピネット・ピクチャーズ

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青春ですねえ・・・
今考えたら「なんであんなことで」?と思うことでもあの時はめいいっぱい悩んで、苦しんでもがいて・・・よがってうごめいて・・・暴れて悔やんで落ち込んで余裕がなくて・・・もうでてこないかな?・・・そんな時もありました。今でも同じか。かなりあがいている。

セリフがちょっと変かな?画面の動きに沿ってみんながセリフを話し始める感じとか、キャラクター設定とか、不自然なところが多かった気がします。

ゴールすると、スタートの文字が写っていたのは、ベタだけどとってもよかったです。
彼女らは、そこから新たなスタートをするんですねえ・・・やっぱり青春だ。
それまでの終りと新たなスタートの間の青春の一日・・・その日は永遠なのだ!

ローズ・イン・タイドランド

2007年09月19日 | 映画 ま・や・ら・わ行
ローズ・イン・タイドランド

東北新社

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何といっていいか・・・・
童話の世界の空想が現実の世界でおこったらこんな感じというのを長々と見せられた感じで・・・
そういうこじつけが上手だと思いましたが・・・・

・・・・見終わった後に、どう思ったらいいのか全然わかりませんでした。

女の子の演技は、すごいというか・・・すごいを通り過ぎて気持ち悪いです。
この演技を理解してやっていたら・・・・気持ち悪いし・・理解してないのにやらされてたら・・・それも気持ち悪いし・・・かわいいと思うし、きれいだけど・・・気持ち悪い・・・

思考が気持ち悪いからなのかな?現実の世界で現実を見ていない少女・・・無邪気に笑うかと思えば残酷なところもあって・・・あのまま大人になったら、どうなっちゃうんだろうと心配になる女の子です。空想の中に生きるって怖い・・・・

おばあちゃんと男の子(?)の関係も・・・いやだよお・・・・

なんかいやだ・・・・・・
最後まで見た自分をほめてあげたいです。といいながら、もう止めちゃえ!とは不思議と思わなかったです。


わが道

2007年09月16日 | 映画 ま・や・ら・わ行
わが道

パイオニアLDC

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演歌みたいな音楽が流れる中でいきなり村が過疎になっていく中でおこったいろんな事件の記事が何個か出されて・・・
そこでいきなり新藤さんの「目」を感じました。「性」の目線と、むらの掟というか・・・・

夫が出稼ぎか何かで・・もしかして、死んじゃってかな?生きていくために体を売る母娘もそうです。そこには、田舎ってすばらしい・・・なんていうものはいっさいない。ただ、必死に命を削って生きるというか、心を削って生きるというか・・・そういう世界を感じました。

そして、老夫婦の話。
2人とも体を壊して貧しく生きているわけだけど、なんか、「昔の話」ではなくて、今も同じだと思いました。こういう悩みを抱えながら生きている人がこの周りにも何人もいると思います。
2人がそこにいることが違和感がなくて、本当にそこで、そうやって生活しているみたいでした。
旦那が出稼ぎに出て、そこでうまくいかずに帰ってくる途中で消息がわからなくなり、実は品川で(!)倒れて病院に運ばれ、ごちゃごちゃやっている内に亡くなっちゃって、身元不明のまま病院で解剖の教材にされていた!ということになっていて・・・・

奥さんにとってはかけがえのないだんなさんなんだけど、警察も病院も区役所(何で港区?)もただの身元がわからない厄介な荷物だったわけです。解剖していた病院だけは、解剖の対象として意味がある存在だったわけですけど・・・途中でもって帰られたら困るといっていたのはなんか面白い。裁判の証言も面白い。

寂れていく社会の中で必死に生きている人たちに何も手を差し伸べない国と自治体。人間一人なんて、ただの名簿上の紙切れ・・・それ以下かもしれないけど、ただ単に「1人」と数字であらあされるだけのものなんでしょう。
でも、こうやって一人一人にスポットをあてれば、みんなそれぞれに人生を持った一人一人になるわけだけど・・・それができないところは昔も今も変らないですね。
毎日おこる事件や出来事に登場する一人一人に人生があるんですね。

裁判のシーンは、これでもかこれでもかというぐらい延々と・・・長々と・・・やってました。そのわりには、判決はあっさり。それで勝利集会。その集会でのミノさんのあいさつも、ありきたりで普通で・・・

家で「みんなは勝ったがオレが勝ったわけじゃねえ」「勝ったことだけが残ればいい」と漏らした言葉が意味がありげで・・・本当に望んでいたことは、おかねでも、そこでの勝利でもなく、苦しくても一緒に暮らしていたかっただけがのぞみだったのだろうし・・・・このままここに住み続けて、自分がいなくなってから、だんなの遺骨が粗末に扱われてしまったら、同じことだと思ったのかな。

勝った勝った!万歳!で終わらない話でした。

麦の穂を揺らす風

2007年09月13日 | 映画 ま・や・ら・わ行
麦の穂をゆらす風 プレミアム・エディション

ジェネオン エンタテインメント

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観終って思わず、「こんな終りかたかよ・・・」とつぶやいてしまいましたが、救いが無い映画です。でも、これが今の世界の部分でもあるわけで・・・

イギリスがアイルランドの国民の意思を尊重して完全な自由を与えて・・・与えるというのもへんですね・・・要するに、支配を放棄すれば何の問題もありませんが・・・そこは、そう単純に進まないのが政治です。
そういう意味では、ある程度の自由を与えたことによって、国内を分断させたというのは頭のいい選択だったといえます。
兄弟や仲間がそのことによって引き裂かれ、同じ民族が殺しあってしまうのは本当に悲しいことだと思います。

かくまってくれた家を昔の英国軍と同じようにおどしつけるところや、最後の銃殺もそうだし、結局、英国軍がいたときと何が違うの?と思いましたし、しかも、同じ仲間同士で名前まで知っちゃってる同士がいがみ合ってるのはおかしいです。

でも、この場合の選択は難しいとも思いました。
たしかに完全な独立というのはみんなが望むところです。それだったらなんも問題が無いわけですけれど・・・でも、それに比べれば小さな譲歩だったかもしれないけれど、いていイギリスが譲歩したというのは戦いの成果でもあり、その流れを完全な独立への足がかりにすることも可能だとも思うのです。
・・・映画を見た範囲での感想ですけど・・・

問題は、完全独立を求めた戦い続けるか、妥協して休戦するかという問題が、分断の分かれ目になっていますが、本当は、それをどうするかをどれだけ民主的に決めて進められたかなのではないでしょうか。
どっちにしても、武力で押さえつけるとか、逆に武力で立てこもったりするというやり方は、溝を深めていくだけな気がします。

キリアンマーフィーが知的な強さを持っている感じがいいです。女の人も、よかったです。

ムーミン絵本 それからどうなるの?

2007年09月09日 | 映画 ま・や・ら・わ行
ムーミン絵本 それからどうなるの?

レントラックジャパン

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1話 それからどうなるの?
ムーミンがミルクを持って帰るお話です。途中でミィを探すミムラ姉さんに会って・・・
それからどうなるの?

自分も暗い森に怯えていたりしたっけなあ・・・親戚の家の裏が山になっていて・・・といっても、今考えればちょっとした林みたいなところなんだけど・・・夜泊まった時に狼とかクマとか出そうでどきどきしたもんです。田舎の夜はいろんな生き物が鳴いていて、それが響きます。怖いというだけでなく、なんかどきどきしたし、立ち入ってはいけない神聖な感じがしました。家でふとんをかぶっている自分がとても幸せな気持ちになったりして・・・そういういいどきどきもありました。
それからどうなるの?

はなしにまったくふれていないけど・・・・ムーミンは、そういう、何でもない小さな心の動きとかを大きな出来事にしてくれる感じが嬉しいのです。子どもが引き込まれるだけでなく、たぶん、大人も「ああ・・・わかってくれている・・・」って感じにしてくれます。
それからどうなるの?

同時に、正直よくわからないところもあって・・・発想も考えつかないところもありますし・・・そういうところで、違う世界を見させてくれるというところもあります。
それからどうなるの?

そしてみんな、仲がいいのか悪いのかもよくわからないところもありながら、でも、それぞれの存在は絶対的にあるもので・・・・あるものに対して誰もそれを問題にしないし・・・排除されない安心感とでも言いますか・・・
それからどうなるの?

また話の中身に触れてないです。
それからどうなるの?

観てのお楽しみ・・・おしまい。


2話 さみしがりやのクニット

これは、音楽が楽しい。1回目は日本語吹き替えで観ていたんですけど、途中でこれって、歌で物語を作っているのでは?とわかってきて、それでもう一回向うのやつでみたら、やっぱり、歌で物語が進んでいって、またその歌がよくて・・・・
それで、日本の吹き替えではわからなかったというか、違和感があったところもなるほど!となりましたし・・・だからといって日本語のがダメというわけでなく、それはそれで味があっていいのです。だから、両方見たほうがいいと思います。

それで、話の中身がまたいい話です。自分の寂しさを代弁してくれるような話。一人の夜に怯え、だれも声をかけてくれない存在感・・・つらいと思っても誰も気づいてくれないのです。声をかけてくれる人もいないのです。そして人を避けるのです。ああ・・・わかるなあ・・・

でも、そんな彼が海で拾ったビンに入った手紙。同じように・・・いや自分以上に寂しがって夜を怖がっている女の子が助けを求めている!たすけにいかなくては!と勇気が湧いてきます。俺もそうなったら勇気を出すよ。
勇気が出て彼女を助けたいと思うと、今まで見てきた世界が違って見えます。そして、気持ちが変わったせいか、みんなが声をかけてくれます。そんなもんかもしれませんね。(スピリチュアル的に言えばオーラが変ったということかも)

そして彼女を助け面と向かうわけですけど・・・そこがまた、いいんです。彼女に声をかけられない!そして、手紙を書くんです。手紙を彼女は一生懸命読んでくれ・・・・「優しい人なのね。」ということになって・・・そこでまた歌が重なって盛り上がるんです。これからは2人で世界を見るんだって感じがとても美しいんです。そしてそんな2人をみんなが祝福してくれます。うらやましいったらありゃしないけど・・・この2人なら自分も祝福してあげたい・・・

・・・しかし、網を仕掛けている大きな(人)の「だれかたすけに行ってあげてよ。おれは夏休みで魚をとってるんだ」みたいなセリフは笑ってしまいました。

善き人のためのソナタ

2007年09月04日 | 映画 ま・や・ら・わ行
善き人のためのソナタ スタンダード・エディション

アルバトロス

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東ドイツの話。
社会主義国と呼ばれていた国の内情は、自由のない、お互いを監視する体制に支えられていたわけです。

西側になびく裏切り者をつぶして行くことでしか国と体制を守れないというのもそもそもの国家として最悪なわけですけれども、それが進むと、体制に忠実な人でさえ犠牲になっていきます。その犠牲の中で、あらたな反対者がつくられて行き、末期的になって行くわけですが、まさにその物語ですね。

芸術のは、自由な表現が必要です。表現の自由を押さえつけても、心までは縛れないわけです。体制に迎合してしか生きる道がないと、心を押し殺して、その仕事をつづけていく人もいるだろうけど、絶対にどこかで押さえがきかなくなります。心が自由なんだから、その心に忠実に生きようとするのが人間の姿だと思うんです。
だから、体制に忠実だった人でも、立ち上がらざるをえなくなることになるわけですね。

そして、人の心に忠実だったからこそ、国家権力の犬だった人の心を動かせたのだと思います。まさに心の自由を描いた映画です。

ベルリンの壁の崩壊はそれまでの過程があったから、涙が出てきますね。本当に解放されて民族が一つになったという喜びに満ちた時間だったのだと思います。・・・と同時に今までの価値観が崩れ去った瞬間でもあったわけで、その動揺も大きかったのではないかと思います。

それと、女優さんがセックスを強要されて帰ってきてからの2人がいいです。お互い傷ついて・・・・でも、悔しいけど男はそれを責められない。ただ抱くしかないというのがつらいところです。あのとき、盗聴した人は、大喧嘩になるとおもったのかも知れません。そうならなかったところで彼も同じ痛みを感じてしまったのかもしれません。それが彼を2人の援助者にしたきっかけだったと思います。

女優さんがかわいそう。弱い人間だから裏切ってしまい、弱い人間だから自分の裏切りに耐えられなくなってしまったということでしょうか。悲しいですね。
彼女は周りが認めているようには自分に自信がなかったようです。クスリにたよって、体でことを済ませようとするところもありましたが・・・・そこがまた人間ですね。自ら身を滅ぼすところが・・・

社会主義の名を語っていた国が崩壊して、資本主義はどうか。日本の政治の激動は、資本主義の中で起こっています。貧困の拡大や環境問題、平和の問題を日本の資本主義の国家は何も解決できません。

それでも、日本がこのまま体制を維持しようと、国民を押さえつけようとするならば、必ず、東欧やソ連と同じ結果になります。
社会主義を名乗ろうが、資本主義国であろうが、民主主義の土台がないと、結局、崩壊の道をすすむわけです。

マイアミバイス

2007年08月07日 | 映画 ま・や・ら・わ行
マイアミ・バイス

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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途中で見るのを止めてしまったので、面白いのかつまらないのかわかりません。
体調のせいか、映画のせいか・・・それもわかりません。
なんか、運び屋が何たらで、眺めのいい部屋でみんなでよってたかって「お前がやれ」とかなんとか、問い詰めているところを見てたら、もういいかな?って・・・

そこまでみての感想ですが、たれこみやかなんかと高速道路みたいなところで話しているところはちょっとするるが・・・スリルがあったけど、一回あたりを見回すところで敵の殺し屋に殺されちゃうんじゃないか?と思ってたら、飛び出しかよ!って感じでした。

さて、結末はどうなったのでしょうか・・・・
・・・というか、事の起こりはなんだったかな?
まあ、何でもいいや。
というわけで終りです。

・・・あ、なんか無駄なセックスシーンありましたよね。なんのため?それも最後まで見てないからわからないだけかもしれませんが、自分が見た少ない時間の中では何の意味もないシーンでした。
ここからは想像ですけど、そのシーンに意味をもたせるには、あの女の人が死ぬとか、誘拐されるとかしかないような気がする。無慈悲な相手のようだから、「むごい死に方」しかないかな?

・・・こんな余計なこと書いている間に少しでも映画を見たほうがいいかもしれませんが・・・・

・・・無意味なシーンよりも無意味な書き込みでした。