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唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

ランボー 最後の戦場

2009年02月03日 | 映画 ま・や・ら・わ行
ランボー 最後の戦場 コレクターズ・エディション [DVD]

ポニーキャニオン

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待ちに待ったDVD化です。
バシュ!バシュッ!と人が死んでいきます。
ストーリーと呼べるものは何もなく、ただ、殺すか殺されるかの激しいせめぎあいがびゃっと嵐のように吹荒れて、さっとどこかへいってしまった感じです。

敵が残虐であれば殺人が正当化されるのか。
戦争とは、どちらが正しいとか正しくないという色分けが無い世界なのかもしれません。人を殺すという行為が、今の人間社会の常識の枠からこえていますからね。平場ではどっちもどっちになってしまうでしょう。

ランボーの行動するものさしは正しいかどうかでは無いのかもしれません。

自分の生きる道は戦場の中しか無いという自覚の元に今回の大量殺人は行われます。それが正しいとか正しくないとかではありません。ランボーはそういう行動をとりました。という事実だけです。

しかし、そこに向かっていく動機は何なのでしょうか。彼女の情熱に、こんな混沌とした殺伐とした世界で、奇麗ごとを信じて行動する姿に何かすがるような部分もあったのかもしれません。

現実に、敵に捕まって、彼女の理想はそのときはつぶされたわけですけれど、ランボーは、その熱い情熱の火を消してはならないという思いで再びボートを出すことにしたのかもしれませんね。

映像がすごいです。もう、目を覆いたくなるような・・・でも、しっかり凝視しちゃうような・・・そんな激しく残酷な映像です。

ランボー 怒りの脱出

2009年01月30日 | 映画 ま・や・ら・わ行
ランボー 怒りの脱出『ランボー最後の戦場』劇場公開記念スペシャル・プライス版(初回限定生産) [DVD]

ジェネオン エンタテインメント

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もうすぐ最後の戦場の販売です。

この映画はあらためて見て・・・非常によく出来てるなと思いました。お金もかかってるのかもしれません。物語りのリアルさはよくわかりませんが、映像は奇麗にまとまっていて、良くも悪くもカッコよくできてます。

コマンドーの映像とくらべると、似たような映画でその質の差がここまで違うものなのかと…お金と人の差なんでしょうか。

ローリングストーンズ SHINE A LIGHT

2009年01月08日 | 映画 ま・や・ら・わ行
映画館でみた今年第1作目は、ローリングストーンズのライブ映画でした。

すごい迫力です。思わず足でリズムをとってしまいます。

でも、途中、うとうとしたところもあります。もう、始まる前からうとうとしていたような状態だったので、仕方がありません。それにしても、2人のギターの音とミックの声、ドラムの音があっちからこっちから聞こえてきて…音が重なり合うと、魔法ですね。ストーンズが存在しているというのは、奇跡ですね。生きた伝説です。

10年ぐらい前に思ってたストーンズよりも、今回見たステージは、カッコ良かったし、なんか若々しく感じました。特にチャーリーワッツは、ほんと、若くなってませんか?

ミックジャガーの歌もおもしろいですね。長い時間の中でそぎ落とされていったというか、声の変化に対応したのかわかりませんが・・・・しかし、動きはすごいです。はっきりいっってかっこいいと思いました。昔見たぎこちないと思っていた動きも美しく感じました。

余計なのはクリントンです。(まったく・・・)



マトリックス リローデッド

2009年01月02日 | 映画 ま・や・ら・わ行
マトリックス リローデッド 特別版 [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ

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今年の3本目です。
この前ちょっとした間違いで見ることができなかった、リローデッドです。
次につながるという点で、何となく完結しないもやもや感がありつつも、なぜかまた観てみたいと思う作品です。最初のが一番話はまとまってるし、映画館で観た時の衝撃はすごかったんですが、このリローデッド、映画館で観た時は正直なんじゃこの中途半端さは!と思ってがっかりしたものです。でも、さっきも言ったように、また観たいと思う衝動に駆られるのはこれなんですよね。

高速道路のシーンは何度見てもおもしろいです。


ロッキー・ザ・ファイナル

2008年12月30日 | 映画 ま・や・ら・わ行
ロッキー・ザ・ファイナル (特別編)

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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ロッキーはいい!
最初のチャンピオンのダウンのところでぐぐっときて、ずっと目頭が熱くなります。

試合のなかで昔の映像と今の映像とダブらせてたところは、見るほうも何が現実で何が意識の中なのかわからなくなってしまいますが、ロッキー自身が、殴り合っていく中で、そういう状態になっていったということなのでしょう。

判定を聴く前にリングから下りちゃうのは亀田と同じですが、こっちは批判の対象にはならなかったようです。

過去に縛られて、エイドリアンの死を引きずっているロッキーですが、ロッキーに縛られているスタローン自身でもあると思います。息子も父親の影に縛られていますが、スタローンもそうだったのでしょう。5では、試合がないまま終わってしまったことも悔いとして残ったのかもしれません。ロッキーはやっぱりリングで終わるべきだと。そういう心残りをすべて吐き出して、新たな出発点にするためのものなのかも。まわりがどう見るかでなく、自分の気持ちが大事だというのは、スタローン自身がロッキーを手がけるときに自分に言い聞かせていたんでしょうなあ・・・たぶん・・・
2007-11-11
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ロッキーの熱い思いにこっちも熱くなります。
周りがどうかじゃなく、自分がどうしたいかなんですねえ・・・
結果はやってみなけりゃ分かりません。
老いても挑戦する気持ちだけはずっと持ち続けて生きたいものです。

マトリックス レボリューションズ

2008年12月16日 | 映画 ま・や・ら・わ行
マトリックス レボリューションズ 特別版〈2枚組〉 [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ

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 リローデッドをみようと思ったら、中身がレボリューションズでした。
 一気に話をまとめちゃってる強引さはありますけど、なかなか見ごたえのあるシーンが多いです。
 話の流れは最初のにはかないませんけど、ロボットのやつとか、それまでにない激しい映像は見所のひとつだと思います。
 スミスのキャラクターは面白いです。

リトル・チルドレン

2008年10月19日 | 映画 ま・や・ら・わ行
なんというか・・・結構残る映画です。

人間は生きている中で様々な過ちを犯してしまいます。過去はかえられませんが、未来はつくることが出来る。というのは、一つなるほどなところですが・・・

その過ちの原因がなんなのかをみつめて、反省しなければ、同じ過ちを繰り返してしまうと思うのですが・・・

そこのところはちょっと弱い気もします。

あの男の人は、体は傷ついたけど・・・何事もなかったかのように元の生活に戻っていきます。

女の人も、子どもに申し訳ない思いがあふれて、もうあの男とあんな関係にはならないだろうけど、でも、そのままもとの生活に戻って・・・何事もなく生きていくのでしょうか・・・

2人とも何かを犠牲にしたり傷つけたりしたのに、そこはうやむやなのは気になります。

ブワーッと急に燃え上がった恋愛はけっこう、さめるのも一瞬なのかもしれません。何であんなに燃えたのか・・・なんてことも、あるのかもしれません。そういう経験ないのでわからないけど・・・

最後は一気にすべての出来事をまるくおさめましたね。力技で一気に持っていった感じもありますが、いや、強引にというよりは、転がるようにというか、タテとか、ヨコの力より、回転の力で持っていったというか・・・

なんにしても、すべての人に愛を!という、すばらしい話でした。
しかし・・・罪は消えない・・・本当に反省するのであれば、罪を消してはいけないのです。罪は背負っていくものです。

それが出来ないから・・・同じ過ちを・・・俺のことか??
ふ・・・罪人め・・・・愛すべき罪びと。だんだんあほな話になってきたぞ。

紙パックにビニールごみとか、突っ込んで、燃えるごみに捨てたのは、私です。他の人のせいになってましたが、あれは私がやりました。すいません。

そんなこんなで、そんな自分でも、今は、仕事場では、キチンと分別しています。
紙パックは当然分解して中をゆすいで乾かして資源ごみへ・・・ビニールごみ、弁当だって、汚れていると燃やせるごみになってしまうので、全部洗って資源ごみへ。カップめんのの容器も、神野やつはちゃんと分解してゆすいで・・・・油がきついのでちょっと洗剤使っちゃったりしてますが・・・乾かして資源ごみへ。リサイクルの表示が出ているかどうかが気になり始めました。

でも・・・家ではみんな燃やせるごみで始末してます。
罪人です。

残る映画・・・問題も残したままだからかも。


リトル・チルドレン

NIKKATSU CORPORATION(NK)(D)

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ライラの冒険 黄金の羅針盤

2008年07月24日 | 映画 ま・や・ら・わ行
ライラの冒険 黄金の羅針盤 コレクターズ・エディション(2枚組)

ギャガ・コミュニケーションズ

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小生意気な顔をしていると思っていたライラの顔がりりしく思えてきました。
熊がすごいですね。

古い教義を守るために真実を隠し、抹殺しようとする感じ(?)が、昔、進化論とか、地球は丸いとか、そういうのを否定する宗教っぽくてちょっといい感じだと思いました。


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郵便配達は二度ベルを鳴らす

2008年06月23日 | 映画 ま・や・ら・わ行
郵便配達は二度ベルを鳴らす

アイ・ヴィ・シー

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まず、見終わって・・・というか、見てる間から気になって仕方なかったのが、題名の意味です。結局なんでかわからなかったです。

借りてみようと思ったきっかけは、政治的に云々という話も聞いたことがあったからなんですけど・・・それもよくわかりません。理解不足なのでしょうか。

古い作品なので、映像がかなり痛んでいると思ってみましたが、それも、わざとそうしていると書いてありました。映像が白くなったときに、「え!?カラー!?」と思うところもありました。
何がほんとで何がうそか。もう、何がなんだか。

熱く盛り上がっちゃった不倫関係。邪魔な旦那を殺してしまうまでは2人の気持ちは結びついていましたが、いざ殺してしまうと、女は束縛がとかれた開放感と若い男と一緒になれる喜びで有頂天。でも、男のほうは、してしまった行為に後悔し、そしてその場から逃げ出したくなって、女との心の距離もどんどん離れていきます。そこのところの、お互いが邪魔者の旦那がいなければ!と同じ気持ちになっていた前半が、旦那を殺したことによって、気持ちが180度違う気持ちになってしまうところが面白いですね。

それと、旦那が死んだ後に、女が1人の食事のときに、だらしない姿勢で新聞読んでスープをこぼしながら食べたり、お店でも、鼻をかむシーンとか、開放感からなのか、すごいいやな女に見えました。登場するたびなんか邪魔をするな!って感じになって・・・男の気持ちと一緒に自分の心も離れていきました。

でも、なぜか最後はまた一緒に!となるんですが、そこのところがどうしてなのかわかりません。海辺のシーンは、この憎い女を殺すために愛しているふりをして殺してしまおうという計画だと思ったんですが、ずっとみてると、そうでもなくて、彼女が死んだ後抱き上げて歩くシーンはいたわりというか愛情を感じます。その辺がどっちなのか。殺す計画だったら自分の頭の中でつじつまがあうんだけど、そうじゃなかったら、何で突然気持ちが変わったの!?とわからなくなります。

2人目の女が登場します。
いきなりのナンパシーンも驚きです。(1人目もそうか!)それも、女と一緒のときに!というのも驚きました。恐るべしイタリアの男!
軽い男だ!

旅芸人(だったかな?)の男が気に入りました。なんか品があって、かっこいい。ぐっちゃぐっちゃで熱い人間関係の中で、すっと涼しい風を送り込んでくれます。(そんなか?)

旦那が子どもの話をして・・・幸せの絶頂期の女も、子どもの話しをして・・・それで死にます。最初の伏線があったので、最後の運転シーンはスリルあるものになっています。

ランボー

2008年05月28日 | 映画 ま・や・ら・わ行
ファーストブラッド。ランボーの1作目です。
でも、写真は「最後の戦場」です。

ランボー最後の戦場を見た高揚感が心の奥底のほうでじわじわと・・・・
それでたまらなくて「ランボー」を観ました。
まったく別物です。

ランボーはそんな戦闘マシンと言うほどではないです。たしかに強いけど、ところどころで弱い部分も感じます。それ以降のような、やろうと思ったら確実に殺しますって感じではない。アメリカの警察相手だからかも知れませんが・・・

同時に、人間に対しても、壁は無かったみたい。戦友を訪ねたときのランボー、トラウトマンに胸のうちを吐き出したときの感情はまだまだ人間的です。警察への逆恨み振りも、ある意味まだ人間社会の中にいる反発のしかたですもんね。

ベトナム戦争が終わって7年という時期ならではの、心の傷ですね。

この主人公がこうなるとは、やっぱり別物に見える。

ランボー『ランボー最後の戦場』劇場公開記念スペシャル・プライス版(初回限定生産)

ジェネオン エンタテインメント

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ランボー 最後の戦場

2008年05月28日 | 映画 ま・や・ら・わ行
20年以上も経って、あのランボーがどうなるかというのがすごく興味があリました。最初のランボーでグリーンベレーってすごいんだ!なんて思ったりして、あの薄暗い森の中で一人一人確実に動けなくしていく姿に驚いて・・・2の迫力に圧倒されて・・・部屋中スタローンのポスターで埋め尽くされていました。さすがに3のときは、かなりひいてみてましたけど・・・。今となっては、最初の「ファーストブラッド」のときのベトナム帰還兵の悲しみが、ランボーが好きといえる言い訳と言うか、最後の砦だったわけですが・・・。

この映画を観て、2や3の、うわっついたような空気はまったく感じませんでした。それは、プライヴェートライアン以降の戦争映画が人が死ぬ光景をリアルに見せるようになった・・・という時代の流れもあるでしょうけど、やっぱり、9.11、アフガン戦争、イラク戦争を経て、アメリカの国民自身が戦争がより身近になった・・・と言うのもあるのかもしれないと思いました。
2や3は、まだ、想像の世界だった気がするんです。それで良しとできる感じがありました。テーマはなんだかんだいって米ソ対戦ですからね。そこで、スーパーヒーローが、ソ連をやっつけて、仲間を無事解放するわけだから。
今は、直面する目の前の事態に、どうすんの!?事実から目をそむけるな!これを何とかしなかったら、アメリカは、テロの恐怖からずっとおびえて暮らさねばならないのだ!とでもいわんばかりに、残酷に突きつけていきます。だから容赦がありません。

目を背けたくなるような映像の連続は、世界で起きている世界の現実だ!と言っているようです。

でも、ここでの結論は、だから、「平和が大事なんだよ」ということでなくて、「口で平和とかきれいごといったって、なんも解決しない!」「そんな残酷なことをやるやつらは、つぶすしかない!真の解決は、力でぶっ潰すことだ!」となっていくわけです。
いや、そもそも解決しようなんてことは考えてないのかも。何も変わらない。という諦めかも。

今回のランボーに、憎しみとか悲しみなんてありません。自分は人を殺すために生まれたという自覚のもとに、何の感情も無く人をころしていくわけです。追い詰められれば追い詰められるほど、簡単に人を殺すことができるともいってましたが・・・。

なんかの番組で、今までと違ってストーリーが無いといってました。今までは、ストーリーを描かないと、戦争が見えてこなかったのかもしれません。冷たい戦争の中でどうやってソ連と対決するかも考えなくちゃいけませんからね。

今は、ソ連も無くなり、アメリカは、テロと戦うと、どこへでも戦争を仕掛けていく、唯一のテロ超大国になり、その縛られた物がなくなった中で・・・・実際に長い戦争を続ける中で、戦争をしているのがあたりまえで、そこに物語なんか必要なくなっちゃってるのかもしれません。

余計なストーリーは、その戦争の現実味を無くすだけかもしれませんしね。
敵がはっきりしていて、それを容赦なくぶっ殺す!それだけでこれからのランボーは成立します。どこへでもいけます。

自分を戦う道具と自覚したランボーが最後に我が家に帰ります。今度は我が家で戦争なのか!?と、次への期待を・・・違いますね。なぜ、我が家なのか・・・かなり違和感があります。

敵はアメリカの反戦運動家になったりして。ランボーの次の敵はマイケルムーアだったりしてね。
あ・・・でも、映画を観ていてあまりアメリカ万歳って感じも無い気もします。心境の変化が20年の間にあったのかな?

この映画、自分的にはかなり良かったです。
さすがに共感はしませんが・・・でもなんでだろう・・・昔感じた変な高揚感もありました。こわいこわい・・・

マイケル・ムーア in アホでマヌケな大統領選

2008年05月26日 | 映画 ま・や・ら・わ行
マイケル・ムーア in アホでマヌケな大統領選

アット エンタテインメント

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マイケルムーアのにおいを感じないです。遠い人です。直接はかかわってないのかな?

それにしても、大学でマイケルムーアの講演をやるだけであんな圧力がかかるというのは、すごいですね。本当に閉鎖された場所です。

これが「自由の国」の姿なんですね。
まあ、日本も同じか。意見が違うのものがつぶされるという点では。
でも、圧力がかかったときの「本当の自由を守れ」という反発も、また「自由の国」のいいほうの姿として感じました。

そういう思いが政党にきちんと反映されないのがこの国の悲しいところかも。反ブッシュ、反共和党の意思表示を民主党にというのは、展望が無いですよね。

マイケルムーアが、あれほどまでに「民主党!民主党!」と叫んでいるのにもちょっと違和感を感じました。日本ではあまり有名人が、聴衆をあおるようには政治にかかわってないからというのもあるけど・・

マレーナ

2008年05月18日 | 映画 ま・や・ら・わ行
マレーナ

日活

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なんて言っていいか・・・
なんかひきずっちゃいます。
すっきりしない。
悪意に満ちた街の人。この人たちひどい人たちだけど、ばちがあたるとか、反省するとか、そういうことではなく、何も解決もしてないしそのまんまです。何が変わったかと言えば、戦争が終わったということです。

民衆の狂気は戦争のせいともとれるけれど・・・そういうことが言いたかったのか・・・どうなのか・・・この場合、民衆が被害者ということはありませんね。でも、個が殺されていく社会の中では、民衆の感情も単純化されて行動も極端化するのかもしれません。自由が制限されたり、生きるのが大変だったりする不満とかイライラを攻撃の対象を他に置き換えてイライラをぶつけるというのはあるかもしれません。

男どもの行動は、主人公やマレーナの視点から見ると本当に憎いんだけれども、同時に、自分自身がその場にいたらどうなるか。そういうものを突きつけられる気がします。

マレーナは生きていくために仕方なく・・・というのもあるだろうし、あれだけいろんな視線が浴びせられる中では、一人でがんばり続けることはできないし、頼りたい気持ちが利用されてしまったというのもあるんでしょう。
だから今度はそれを利用しようとどんどん自分を傷つけるほうに持っていくわけですけれど・・・

マレーナの気持ちというのは、説明はありません。第3者から見た形をずっととっているので、主人公と同じように、見て考えるしかありません。主人公が見ている視点以外での登場もありませんから、映画を観ている人は主人公と同じように見て、それでマレーナをどう思うかって事になるのかも。とはいっても、主人公の気持ちはわかるから、当然マレーナを応援してしまうわけですが・・・

主人公がまったくマレーナと接触がないというのもおもしろいですね。妄想でしか彼女と向き合えない。子どものころのあの性に対する貪欲さというか、わかるなあ・・・

最後のリンチのところはひどいです。
何で誰も止めに入らないのかが不思議だったけれど、みんなかわいそうと思いながらも何かがそうさせなかった。周りの目なのでしょうか。主人公も傷つけられていく彼女をただ悲しく見つめるだけです。いや、そう考えていったら、最初から最後まで、傷ついていく彼女を見つめ続けるだけの物語です。
ここでも、お前なら止めたのかよ!というのが問われます。

そして、帰ってきただんなさん。だんなさんとマレーナが再会した時のやり取りは想像するしかありませんが、それを表現したのが、2人で街に帰ってくるということなのでしょう。大変な決意がいることです。

想像といえば・・・弁護士との車でのやり取りや、そもそも何で結婚までの話になったのか、あの兵隊さんとの関係は?など、想像するしかないこともいっぱいあります。へたすると少年の思い込みにつき合わされただけになってしまうかもしれません。

最後まで主人公を全然知らない人で終わるところがいいですね。「お幸せに」の言葉も、主人公には重い言葉でも、彼女にとっては、何の重みもありませんからね。切ないですね。

モニカさん・・・きれいです。裸も見れて・・・いい映画ですね。

応援したいいい心と、、それを利用しようとする醜い心。観ながら自分もそうなってました。

ランボー 怒りのアフガン

2008年05月13日 | 映画 ま・や・ら・わ行
「ランボー最後の戦場」(写真)がもうすぐ公開されますが、物語がどのような内容であるかにかかわらず、見ておきたい衝動に駆り立てられます。

ランボー1・2をみて興奮しました。
覚えてます。親に、ランボー2のことをひどい映画だって言われた時に、「レーガンもこの映画を見てベトナムの人質問題で『やるべきことはわかってる』って言ったんだよ!」って、本気で言ったことがありました。(ふっ・・・若かったな・・・)

さて、わざわざまた外国に行ってめちゃくちゃにするランボー、今度はどんな活躍をしてくれるのか・・・楽しみです。

・・・というわけで、最後の戦場をみる前にランボー3をみておこうと思ったわけです。

あ・・続きはまたあとで。(っていうか、3のこと何にも書いてない)

そうでした。怒りのアフガンって書いてあったのに、DVD見ながら「ああ!アフガンだったっけ!」と思い出しました。
これってぜんぜん思い入れがなくって、映画館で見たのは見たんだけど、もういいよ。うんざり・・って感じで。今見ると違う意味で面白いです。

アフガニスタンはソ連のあとはアメリカだった!アメリカの戦士にささげたこの映画もまさかそのときはこんなことになるとは思わなかったのでしょうが・・・

今国民を苦しめてるのはアメリカです。
ミャンマー行ってる場合ではないぞ。ランボーさんは、アフガンやイラクを何とかしなきゃ。今度の敵はアメリカだ!!とかいって、アメリカ相手に戦いを挑めばいいのに。

トラウトマンさんがベトナムのことを引き合いに出して、「国民は絶対あきらめないぞ」みたいに言ってましたが・・・まさにそのとおりになってます。

いまみても、この映画は面白いとこないな。

ランボー 怒りのアフガン『ランボー最後の戦場』劇場公開記念スペシャル・プライス版(初回限定生産)

ジェネオン エンタテインメント

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めがね

2008年05月12日 | 映画 ま・や・ら・わ行
景色がすごくきれい。空も海もいい。
南の島で自分もあの場所にいるような気持ちになりました。
何が起こるでもない。ただ静かに、ゆっくりそこに漂ってるだけ。
時間の流れがゆっくりになって、ゆっくり生きてもいいんだよって思わせてくれます。社会から切り離された時間が止まった場所。そんな場所もあるのかも。

社会のしがらみやお金に縛られて生きている現代人にとって、この世界は、夢のような世界です。ちょっと決断力があったらもしかしたら実現するかもしれないけれど・・・そこから飛び出すということは、今の社会から抜け出すことでもあり・・・仮に飛び出したとしても、その時はよくても、じわじわと社会の中に飲み込まれるのかも。それが、温暖化によるものか開発によるものか、就職に就けないという問題かもしれないけれど・・・

人間が社会的な生き物である以上、何らかの形でその枠組みの中に入らざるを得ないわけだけれど・・・映画の中ぐらいゆっくりのびのびしたいもんです。

いわ、その社会の枠組みをゆっくりのびのびできるものにしていかなければならないのでしょうけど・・・

また話がそれましたが・・・
なんにしても、心のゆとりを持つことが大事です。ただ海辺でボーっとしてるそんな数日間を味わいたいものです。

めがね(3枚組)

VAP,INC(VAP)(D)

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