生きる

一度しかない大切な人生!
自然の中に身をゆだねて、めぐり合ったもの達と、毎日を静かに、楽しく過ごしたい!

かわせ運命 124 最終回

2019-07-17 15:13:15 | あの空に太陽を 68

ハナさん!ハナさん!必死に探すナムジン。そして箱の下敷きになっているハナを見つけます。抱き上げるナムジン。気づいたハナ、代表!これは夢ですか?気が付いたか? 病院へ連れて行くナムジン。軽い打撲でよかった。今後は無理するな。

保育園へ迎えに行くシウとジナ。夕暮れの街を家路につきます。家族3人で歩くのは幸せだな、とシウ。ただ一つ心配があります。今朝の私の言った事にお義母様が傷ついたかも。自分の人生を楽しんでほしいのに、子どもと孫にすべてを捧げるでしょう。ナムジンの会社で働くようになったら変わる、とシウ。お義兄様に面倒を押し付けるようで申し訳ない。そうだな、ナムジンには多くの借りがある。一生かかっても返しきれないでしょう。これからは私たちがナムジンさんの支えに。そうだな。

チャンの家に行ったスヒ、今の母親は皆、子に教育熱心なのに。ジナはおかしいわ。可愛がるだけでビジョンがない。今日はよくしゃべるなあ、とチャン。悔しんだもの。孫の為と思って様々な英才教育を受けさせた。それなのに、あせって、勉強を詰め込むことないって、私に目を合わせることも出来なかったジナが堂々と言い返すのよ!嫁と姑の問題は永遠に解決できない問題だな。いっそのこと私と結婚しないか?またそんな。私は真剣だ、とチャン。以前は友人として会うだけでよかったが、イさんやホ弁護士を見たら羨ましくなった。私もああなりたい。その話は止めましょう。私はいままで通りがいい。よく考えてくれ、とチャン。ナムジンやシウと打ち解けてまだ2年。家族と言っても、今の関係にひびが入るかわからない。些細なことでこの平和が崩れるかも。だから本当の家族になるためには結び付きを強めたいの。本当の母になるにはまだ努力が必要。ただ私辛いことがある時、愚痴を聞いてくれる友人としてつき合い、来世で恋人になりましょう、とスヒ。その言葉で傷付いた心の傷が癒えた、とチャン。

スンジュ家 父母、そしてジェユンが居ます。自分のショップを立ち上げたそうだな?そうよ、私の夢はショッピングモールを立ち上げることだった。まだ小さいけど、とスンジュ。彼女に遠隔操作されて動く便利な男がここに、とジェユン。ジェユン氏の優れたセンスと、推進力で助けられたわ。いい雰囲気ね、とヨンシル。この際結婚したら?私たちはそんな仲ではないの。良い友達で、良いビジネス、パートナーです!合ってもらうために仕方なく友達で我慢を。もどかしい、とヨンシル。アンにはもう恋人がいると言うのに、とヨンシル、言ってしまって口を押えます。この場で言う事ではない。君の軽口にはあきれた。とマンソク。私なら平気よ。ナムジンと別れてもう2年よ。恋人がいない方がおかしい、とスンジュ。その時ソンギュがスンジュの帰国を祝って、ケーキを手土産にやって来ます。帰国おめでとう。有難う、叔父さん。叔父さんって呼んでくれたよ!

ナムジンの家  ハナに英語を教えてもらっているスンジェ。その時ナムジンが帰宅します。何で君がここに?早く家に帰って休めと言っただろう?私が英語を教えてって頼んだのよ。外国でトイレの場所くらい聞けないと困るでしょう、とスンジェ。ハナ、自撮り用のセットをスンジェに贈ります。さあ、皆で写真を撮りましょう!一緒に写真を撮るホ弁護士とナムジンの4人。

いよいよヨーロッパに向けての旅行に出発する朝です。一同見送りです。私だけ良い思いをして、とスンジェ。餞別を渡すナムジン。これを旅行の足しに!ナムジンのお陰で私の人生はいつも春のよう、とスンジェ。春に咲くレンギョウを見ると良い気分になるでしょう?それと同じ。あなたを見ていると気分が良くなる。行ってらっしゃい!とスヒ。ホ弁護士に、ヤンさんをよろしく!わかりました。先日頂いたお金はヤンさんのために使います。グムスンさんがお金を?気を使わなくても。ヤンさんは私の恩人です。タコが手作りの弁当を渡しに来ます。コチュジャンとじゃこ炒めよ。有難う。留守中グムスンさんに優しくしてあげてね、とスンジェ、タコに。留守中ヤンさんの料理が懐かしくなるとシウ。羨ましい。早く行って来いよ、とスンジェにサンヒョン。ヤンさんの留守中、アン家の家事は私に任せてください、とホ執事。皆で写真を。自撮りで撮影する一家です。

ヒョンガン シウの部屋 アン顧問とチョ常務が同席しています。秘書が入って来ます。モール出店に関する書類です。何か問題があればご指摘を。わかった。ご苦労様、とシウ。シニアスモールに出店が決まったのはチョ常務のお陰です。次期代表の選出をそろそろ始めなければ、とシウ。その必要はない、とアン会長。シウ君以外考ええられない。チョ常務も、そうですとも。我が社の2年間の発展ぶりは売り上げを見ればわかります。そうとも、それにしてもナムジンは凄い男だ。シニアス社の成長の勢いは海外でも注目を集めている。とアン顧問。ヒョンガンが合併吸収されないように更に努力しなければ。全くだ。亡くなった兄貴は良い孫を持ったものだ。そうだ、今度の株主総会で私は引退しようと。それは困ります、とシウ。そうだな、私もホ弁護士のようにのんびりして余生を送りたい。

ナムジンの会社  出店を希望している企業のうち、数社に問題がある。コピー商品を扱っているからだろう。どんな企業にも、必ず一つはコピー商品を売っている。我々が動きましょうか?と社員の一人。弘大や江南に行けば、個人の店が多々あります。それぞれ組んで発掘しましょう。よい考えだ。皆賛成して夫々組んで私達でショップを発掘しようと言うことになります。ナムジンはサンヒョンと組むことになりますが、ハナの申し出で、ナムジンと組むことになります。車中、ナムジンはハナに僕の心にはある女性がいます。彼女がいる限り誰の事も目に入りません。その代わりハナさんとって良い御兄さんになります。何かあったら言って下さい。俺は聞き上手だから。黙ってうなずくハナ。

何となく、予感を感じて、ふと見た店に入って行くナムジン。あの、まだ開店前なので。そう言って振り返ったスンジュ、そこにいたのはあのナムジンだったのです。驚くスンジュ。言ったでしょう?例え雑踏中でもには気づくと。お久しぶり、とスンジュ。この2年間お元気でしたか?しばらく二人で話したい、と言う二人の希望で、ハナもジェユンも外へ出て行きます。自分の店を持つ夢がかなったのですね。記事を見ました。やっぱり成功しましたね。おめでとう、とスンジュ。俺はやるときはやる男です。話と言うのは、家のモールに出店しませんか?これはきっとお互いにとって良いチャンスに。ありがたい話ですが、お断りします。私たちの時間は終わったのです。それぞれの道を歩みましょう。とスンジュ。いいえ、新しい時間をスタートさせるのです!君を離したくない!いいえ、放しません!俺はこの2年間君を思っていた。俺の時間は君と別れてから止まったままです!あの時どうすればよかったのか、繰り返し考えて、その度に後悔しました。ナムジンさん、とスンジュ。私には母が二人います。生みの母も育ての母も俺には大切な人達です。それでもどうか俺にもチャンスを!俺が人の世話ばかりしていたから、君は寂しかったでしょう。そして不安になって去って行った。でも二度とそんなことはしません。俺には今も君しかいないアン・ナムジンです。自信ありますか?とスンジュ。どうか俺にチャンスを!君は不安になって去って行った。ナムジンさん!実は私もずっとあなたを思いながら、暮らしていました。私を二度と放しませんか?自信ありますか?あの時あなたから去るんじゃなかったと後悔していました。僕もです。椅子から立ちあがったナムジン、右手を挙げたナムジン、宣誓!アン・ナムジンは二度と恋人を泣かせません!そして毎日あなたを笑顔にします!

ナムジンの家    ナムジンとシウ、スヒが居間に居ます。ヤンさんがいないと、家の中が寂しいわ。そうですね、お母さん!とナムジン。お母さん!来週から僕の会社で勤務を?にっこりしながら、私が?モールを開業すれば、忙しくなる。僕にノウハウを伝授してくれるのでは?ええ、勿論。母さん、酷いな!とシウ。僕を放っておいて!30年間あなたに尽くした。これからはナムジンに尽くさなければ。それが公平よ!母さんを横取りされた気分だ!何を言うの!と嬉しそうなスヒです。ヤンさんが育てたホウセンカが咲き出しそう。ヤンさんが戻ってきたら、爪を染めてもらいたい。昔、寝ている時にあなたの爪を赤く染めたこと覚えている?目が覚めて驚いた、とシウ。ナムジンにもしましょうか?小指だけなら、いいよ。と笑って言うナムジン。シウに、一緒にやらない?お断りだ!

ナムジン、思い出しています。

この3年間、いろいろ経験した。苦しい時もあったが、感激と幸せに導いた時もあった。祖父は言った、人生はブランコだと。必死に漕げば、高く上がるが、足を動かさないと、止まってしまう。祖父が言った通り俺は必死に生きてここまで来た。転落しまいとあがいてきた。更なる高みを目指して俺は行く!激しい嵐に吹かれ、雨に打たれても、俺は決して足を止めない!たった一度の人生だから。かわせ運命!俺はいく!

 

     終わり

長い事、私の拙い文を読みにいらして頂き有難うございました。しばらくお休みさせて頂くことになります。体力的に辛くなってきました。一瞬一瞬を大切に、は出来るだけ続けます。お立ちより下さると幸甚です。