ジョンホもインギョンも必死になって戸を叩き開けてくれと頼みます。
ミヌは何食わぬ顔で香港の製作者の待っている所へ行き、香港の女優でやりますと勝手なことを言います。それで行こうと製作者。
さてではと立ち上がった時、ジョンホとインギョンが入って来ました。驚くミヌ。嫌な顔をします。そして10分だけ仮面の映画を見てもらう事に、インギョンの粘りで成功したのです。
そしてインギョンの演技に好意を持った製作者のOKで契約を結ぶことになります。ミヌだけがしかめっ面をしていました。ジョンホはミヌに自分が全ての決定権を持っているのに勝手なことをするなと怒ります。
インギョンはミヌに忠告します。ピョンに自分の家の周りをうろつかせるなと。
逆にミヌはインギョンの家に子供がいるのかと疑います。そして偵察に行きます。
クムスンと鉢合わせしますが、クムスンはこの子は甥だと言い逃れします。
すっかり信じて帰って行くミヌです。
香港の会社と契約を結ぶ条件がインギョンが決して出演して暫くは他の人間との恋愛や結婚をしてはいけないと言うものでした。実におかしな条件です。
ジョンホはインギョンに好意を持ち始めていましたし、インギョンも同じだったのです。ジョンホは契約の前夜、インギョンの家を訪れて愛を告白します。そしてどんな条件下においても自分の心は変わらないと言って帰って行きました。
ホン院長はこの条件に大反対でした。
ミヌはやって来たピョンが自分の部屋と役職をよこせと要求したのに対し、自分の子ではないのにと怒り、すべてご破算だ。フィルム室からジョンホとインギョンを出すなと言っておいたのに役に立たなかった。
もう縁切りだと。
翌日契約日です。
契約内容の念を押す製作者。
そしていよいよ社長が入って来ます。それは何と今や香港の映画会社の社長に納まったジョンホの離婚した妻だったのです。
こんな条件を出したのですから、彼女以外の誰でもなかったはずです。