ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

少林寺拳法橋本西支部通信 ドリーム No.533

2006年02月02日 03時59分39秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

以前のものを掲載します。

発行日 2005年11月17日(木)   発行・文責 長坂 徳久

 【少林寺拳法は習い事か?】

(法話より)

『君たちが今習っている、「習い事」を全部ノートに書いた人から起立します。それが習い事かどうかは自分が判断します。』

発表させました。出てきたのは、「英語」「そろばん」「塾」「ピアノ」「エレクトーン」「少林寺拳法」「ドリームコース」「サッカー」「バレエ」「ヤマハ」「習字」「硬筆」「スイミング」などなど。

『少林寺拳法、ドリームコースは習い事なのですか?習い事だと思う人?(少数) 違うと思う人?(多数)』  

意外な回答結果だった。

 『違うと思う人はなぜ違うのですか?』

 「修行だから」という回答あり。

 『そうです、少林寺拳法は修行です。では、修行と習い事はなにが違うのですか?』

『習い事も「しゅぎょう」です。しかし「修業」と書きます。「花嫁修業」とかもこちらですね。業は「わざ」と読みます。少林寺拳法は「修行」と書きます。しかし、他の習い事でも「修行」もあるかもしれませんね。たとえば、ドリームコースは「修行」だと先生は考えています。

少林寺拳法が修行である理由、他との違いを次のように整理した。

 ①こころとからだを鍛える。

 ②自分をよくするために行う。(この①②までは他のスポーツや武道でも多くあるでしょう。)

③他人のために行う。(自他共楽「半ばは他人の幸せを」の体現)

 ④世の中のために行う。

※なお、この「修行」「修業」の違いは、各稽古事、スポーツの指導者がどう考えているかという違いであり、「修業」が悪いといっているのではありません。「修業」には修業の意味と価値があるからです。決して少林寺拳法だけが優れている、素晴らしいと言っているのではないことをご理解ください。

ただ、少林寺拳法は創設当初から上の四つを目的とした「修行」だということは間違いありません。

 『だから、これから君たちに、言ってほしいことがあります。それは、「君、何か習っているの?」と聞かれることがあるでしょう。そんなとき、これから次のように答えてください。

「英語とピアノを習っています。」

「そう、他にはないの?」

「修行していることなら、ひとつあります。」

「えっ、何ですか?」

「少林寺拳法です。」

 このことをまず、1人の子に、模範で言わせて見ます。

長「何か習っているものはありますか?」

子「塾とスイミングを習っています。」

長「そう、他にはありませんか?」

子「修行していることなら、ひとつあります。」

長「えっ、何ですか?」

子「少林寺拳法です。」

長「ワァオ!」(いいながら、両手を後ろに反らす外国人のアクション 笑)

 次にまた別の子でやってみました。

長「何か習っているものはありますか?」

子「英語と習字とピアノを習っています。」

長「そう、他にはありませんか?」

子「修行していることなら、ひとつあります。」

長「えっ、何ですか?」

子「少林寺拳法です。」

長「ワァオ!」(いいながら、両手を後ろに反らす外国人のアクション)

 最後にA君(中3)に前に来てもらって同じように、やりました。

「何か習っているものはありますか?」

「なにも習っていません。」

「何も習っていないんですか?」

「修行していることなら、ひとつあります。」

「えっ、何ですか?」

「少林寺拳法です。」

「みんなで、せーの!」

「ワァオ!」

 

 


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2 コメント

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息子にも・・・ (やっさん)
2006-02-04 00:18:40
同じことを息子に言わせてみたら「パパかっこいいね!これ!」と言っていました。

「修行」の響きが子供には崇高に感じられるみたいですね!

そうです!少林寺拳法はただの習い事ではありません。

初段合格したらはい!サヨナラ!では寂しすぎますね
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修行といえば・・ (長坂)
2006-02-05 02:04:44
長坂の年代(昭和42年生まれ)では、「レインボーマン」が思い出されます。

「♪ インドの山奥で、修行をして・・」

ってやつです。替え歌もありました!

やっさんところの中学生の話・・ブログで読ませてもらいましたよ。

本人は、「やらされている」という感覚でやっていのたかなって感じました。

「初段取るまでがんばりなさい!」

と。

考え方は人それぞれですが、

「半ばは他人の幸せを」

が少林寺拳法の黒帯には求められると思います。
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