
TVアニメの劇場版らしい。昨年映画館で上映していたことを覚えている。こんな題材でアニメ映画を作るのか、と驚いた。さすがに見ることはないなぁと思ったけど、たまたまAmazonプライム・ビデオに入っているのを見て、少し見ることにした。
途中まででやめてもよかったけど、結局、少し居眠りもしながらだけど、最後まで見てしまった。甘いしリアリティのない話の展開には驚くけど、悪くはない。これはある種の大人のファンタジーなのだから。
5人の女の子たちの友情物語だ。映画は大学生活最後のキャンプ、5人で過ごした夜から始まる。そして、大学を卒業し社会人になって、バラバラになった。私たちはこれからもずっと一緒だよ、なんて言ってたのに、仕事が忙しくて気がつくとしばらく会っていない。このまま関係が途絶えてしまう、かもしれないけど、仕方ない。
だけどそうはしたくなかった。だから、夢みたいなことを実現する。自分たちの力で新しい夢のキャンプ場を作ること。名古屋から山梨まで夜の高速をタクシーを使っていく無謀な行為。メーターは確か9万を超えていた。真夜中の青少年自然の家の跡地(キャンプ場の候補地)にやって来て、そのまま朝を迎える。
仕事を続けながら、同時にキャンプ場作りをする。しかも週末東京や名古屋からやって来て。役所との打ち合わせ、交渉もこなす。だが遺跡が出てきてキャンプ場作りは頓挫する。さぁ、どうなるか?
お話はあまりに現実味がなくて突っ込み所は満載だが、強引なハッピーエンドまで、付き合って見た。5人の女の子たちが大好きを貫いて周りからも祝福される。これはそんな夢物語をアニメ映画として実現したのだ。だから、確かにこれはこれで悪くはない。