高校を辞めてから、なぜか高校生を主人公にした映画や小説をあまり見なくなったし読まなくなった気がする。なんとなく、だ。避けているわけではない。しかも、興味がなくなったわけでもない。なんとなくだ。なのに、ここ数日連続して高校生を主人公にした映画、小説、芝居と続いた。しかも、いずれも一時期はやった「キラキラもの」ではない。まぁ、なんとなく、である。
弱冠26歳の首藤凜監督の本格的商業映画であり劇場用長 . . . 本文を読む
なんとひと月ぶりの演劇鑑賞である。こんなに芝居を見なくなったのは、この40年ほどでたぶん初めてのことだ。まぁ、コロナのせいで、この2年はずいぶん鑑賞本数は減っていたけど、この数か月は特に忙しくしていて、気が付いたらこんなことになっている。でも、本や映画はたくさん読んでいるし、見ているから、減ってしまったのは芝居だけである。この作品だって連絡を貰えなかったら見ていない。
でも、見に行ってよかった。 . . . 本文を読む
前半はなかなかいいのだけど、最後の第5話がつまらない。お話をどこに落とし込むかが腕の見せ所になるのだろうけど、どうしてこんなふうに説明だけの収め方をしたのだろうか。これではなんだか興醒めだ。
この不思議な館で、過ごす時間は心地よい。下宿人は変な人たちだらけ、というよくあるパターン。これはある種のファンタジーなのだけど、これがこんなにも気持ちよく読めるのは、作者がまず嘘と割り切ってこの虚構世界を楽 . . . 本文を読む
『恋ポテ』シリーズの番外編だ。あの3部作の背後の世界でもさまざまな恋愛ドラマが展開されているという当たり前のことをちゃんと短編連作のスタイルで見せてくれる。ファンには堪えられない作品だろう。5つのエピソードは主人公をタスキ(バトンでもいいけど)で繋いで行きつつ、最後のゴールにたどり着く。タイトルにあるように駅のホームを舞台にしながら、リレー形式でお話を収める。
想いは微妙に食い違う。だから、恋は . . . 本文を読む