今の時代、映画館はほぼシネコンばかりになってしまった。個人商店の小さな映画館は数えるほどしかない。ミニシアターもミニ・シネコン状態だ。それが常態化してもう誰もそれを異常だとは思わない。映画館とはシネコンのことだ、と思い込んでいる人の方が多いのではないか。今、僕がここでかつての映画館の郷愁を吐露しても何も始まらないから、書かないけど、なんだか寂しい。
年末、久しぶりでソウルに行って来た。あそ . . . 本文を読む
今年一番の芝居だ。もちろん、一番よく出来た芝居、というわけではなく、一番目に見た芝居という意味なのだけど。ウイングカップ参加作品。まだ芝居をはじめたばかりの若手が大一番に挑む勝負作のはずなのだが、どうしてこんなにも、感傷的なお話を作るのだろうか。もっと大きな夢を語るような芝居にしてもいいじゃないか、と思うのだけど、そうはしないのが今の若い人たちなのか。
20歳の6人が高校時代を振り返 . . . 本文を読む
なんとなく気になり借りてきた。パッケージを見て、面白そうだったから。リドリー・スコット製作のSF映画。監督はドレイク・トレマーズという人。この人の映画は初めて見た。お話がブレードランナーっぽいので、気になったのだ。先日の『ブレードランナー』の続編に先立ち作られていたようだ。リドリーは自分が手掛けるわけではないけど、きっと今もあの映画のテーマにこだわりを持っているのだろう。
説明を一切 . . . 本文を読む