新(あらた)しき 年の初めの 初春の
今日(けふ)降る雪の いや重(し)け吉事(よごと)
因幡(いなば)の国守に任じられた大伴家持が、天平宝字3年(759年)の正月の宴で詠んだと言われています。
万葉集の掉尾を飾るこの歌(巻二十/4516)、“ 新しい年の初めに立春が重なった。きょう降る雪のようにますます重なれ良いことよ ” と解りやすいが、家持が世に残した最後の歌でもあるのだそうです。
当時の家持さんが眺めた雪景色同様、北国は白い年明けとなったようですが、こちらは風は冷たいものの晴れた穏やかな三が日でした。
そのお正月、如何でしたか?
ご家族お揃いで明るく過ごされたことと思います。
今年は、新年早々暦に恵まれて、今日(四日)お休みを取ればちょっぴり長く正月気分に浸っていられるようですが、仕事に備えて三日の午後辺りから、「何時までもお屠蘇気分じゃ」と、ギャチェンジされた方も多いのではと思います。
ところで、この月の我が家、ペトロ の一年目の検査が四回、カタリナ も初釜が四回。
そのなかで、T さんの独立書展での準特選受賞のお祝いに東京の国立新美術館、月末には墓参と結構立て込んでいます。
とまれ、健康で穏やかに過ごせればこれに優るものはなしと、ありふれたことながらつらつら思った三が日でありました。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.561
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