自宅の近くに、図書館の分室があることを知った。
収蔵する本は少なく、図書館としての機能は体していないが、予約した本の受け取りや返却には一向に差支えがないので、最近はこの分室を利用している。
と言うことで、この頃、とんと無沙汰になったのが中央図書館。
阪神香露園駅の南、オアシス・ロードの傍にあって、散歩がてら度々利用していた。
つい先頃、久し振りに夙川の土手道? 失礼オアシス・ロードだった。を散歩、その日余りに暑く、冷房に誘われ図書館に逃げ込んだ。
書架の新聞と週刊誌を手にソファに腰を下ろしたものの、節電とやらで昨夏ほど涼しくなく、ぬるいといった具合が返って塩梅がいいのか睡魔が・・・、しばし、まどろんでしまった。
小半時も経っただろうか、目覚めも爽やかに? これから「どうすべえ?」とぼんやりしていると、カウンターで司書さんが200ページほどの本を、一枚一枚捲っては右手をもそもそと動かしている。
それも、時たま溜息らしきものをつきながら、倦むことなく作業を続けている。
「何をなさって・・?」と声をかけると彼、苦笑交じりに、「書き込みなんです」と言う。
ご丁寧にも、ほぼすべてのページに、鉛筆で書き込みや傍線が引かれているらしい。
「貸出しリストで誰か判るンでしょ?」と言ったら、予測は付いても、「証拠がないので」とがっくりとした様子。
以前、書き込みが残る古本、<痕跡本>が人気あるらしきこと小ブログで書いた。
自分の本に幾ら書き込みをなさろうが、ご随意に!だが、公共図書には頂けない行為。
カタリナ に、この御仁、自分を教養高き人物だと「勘違いしてるンやろね、きっと」と、したり顔で話題にしたら、「ペトロも気を付けてね」だって。
<白いカラー>とは違った華やかさの、「黄色いカラー」と「矢車菊と柳花笠」?の組み合わせ。
バーベナ属の柳花傘、もう少し時間が経てば、小さな花弁がいくつも重なり、傘のようにこんもりとなるそうな。
Peter & Catherine’s Travel Tour No.353
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