聞き慣れない “ 線状降水帯 ” という雨雲の連なりが、台風18号から変わった低気圧とその東側を北上する17号の狭間で長時間滞留、北関東や東北などに豪雨を降らせ、甚大な被害、傷跡を残した。
前々号で、旧約聖書の “ ノアの箱舟 ” の再来? と投稿したが、それが冗談ともならぬほどに最近の気象は凄まじい。
被災された方には申し訳ないが、秋の長雨もここに来て一休み、ここ数日、空が高く感じられ、野や山へと初秋を楽しまれた方も多かったのでは。
かなり前になる、<独り旅>を楽しみたいと投稿したことがあった。
その旅、<サンクトペテルブルク>(上)と<陸奥・平泉>(下)だけ、<当尾(とうの)の里>に<吉祥天>を訪ねたものを含めても余りできていない。
いい年こいて甘えん坊、自立心が乏しいのか、独り旅が自己目的化してしまい辛さが先立つようなところもあって・・・、究めれば旅が下手なんだろう。
そんな折、過日(8/29)の朝日、“ 増える、海外旅行は一人で ” との見出しで、某旅行社の調査結果を載せていた。
もう少し読めば、“ 昨年、海外旅行した人に調査票を郵送して行き先や目的などを尋ね、回答を得た2820人の旅行計4376件を分析したところ、一人旅が22・7%と最多で、夫婦のみが20・5%、友人・知人とが20・3%、家族・親族は20%だった ” とある。
数字だけを見ればその差は僅かだが、一人旅の割合が同程度の規模で調査を始めた01年の14・4%から毎年微増傾向にあるらしく、13年に旅のスタイルとして最多となったことは注目すべきなのかも。
調査元は、“ 目的を特化した旅が増えたことに加え、一人旅用の安価なツアー商品が充実した ” のが原因のひとつとも。
パックツアーを対象にした調査だと思うものの、記事では回答者の性別や年齢が詳らかでないので断定はできないが、酔狂が独断で推し量るに、理由は別にして長年連れ添った亭主から漸く解放された元気な女性が、海外を楽しまれる機会が増えたのだろう・・・と。
では、逆の立場の男性は家に閉じ籠ってうじうじしているの?と勝手に推測、己が姿に重なり聊か侘しい。
で、鰥夫(やもめ)諸君、リュック背負って旅に出よう! 自戒を込めてそんなことを思う秋の夕暮でした。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1030
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