ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

17世紀のマスターピースたち

2018年01月15日 |  ∟ベネルクスの美術館

※ オランダ ‐ アムステルダム/ライクスミュージアム編(1)‐ ベネルクス美術館絵画名作選(9)

 アムステルダムには正味一日のみ、しかも、午後遅くデン・ハーグに向かうことにしている。

 その日、ゴッホ美術館とレンブラントの家を訊ねる予定もあって、朝食もそこそこに、Rijksmuseum Amsterdam、アムステルダム国立美術館へトラムで向かった。

訪ねた05年当時、美術館自身が史上最大と称する改装工事が行われていて、13年頃まで続くとあった。

 ただ、オランダが誇る17世紀の最高傑作マスターピースは、本館に併設されたフィリップス棟で展示されていた。

 と、いうことでライクスミュージアム編、量的には少し淋しいが、代わりにマスターピース、珠玉の名作をお届けできると思っている。

 運河の街アムステルダム、中央駅を扇の要に道路が放射状に広がり、幾重もの運河が連なる。

 トラムは、ヘーレン、カイゼルなどの運河に架かる橋、海抜ゼロメートルを象徴するゆるやかに反る橋を渡り、清掃が行き届いているとも思えない街路を、車輪を軋ませながら時に警笛、時に鉦を鳴らし走る。

シンゲル運河を渡って暫く、Rijksやゴッホ美術館、コンセルトヘボーなどが集るミュージアム・プレインと呼ばれる大きな広場近くの停留所でトラムを降りた。

 その正面のネオ・ルネサンス様式の美術館、中央駅と設計者が同じとか。赤い煉瓦にグレーの屋根が似合う。

 美術館の左手、およそ美術館とは思えない、細い通路の奥がフィリップス棟の入口、狭いホールでチケットを買って、次の部屋に進むとオランダ共和国時代の部屋。

 カタリナ はと見れば、そこに並ぶ作品には目もくれず、さっさと二階のさる展示室へと行ってしまった。
 あわてて追いかけ階段を上る、と、そこにオランダ絵画黄金期の名作、マスターピースが並んでいて圧倒された。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1487

 ※ 小編は、2010-02 に投稿した記事をリライト、再投稿したものです。


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