政治向きのことは書きたくないが、15年9月はこの国の行く末まで記憶に残る月になりそう。
少なくとも、来夏の参議院議員選挙までは忘れてはならない、と思う、幾ら忘れっぽい国民性と雖も。
同盟国を含む国と民の安全を守ることは、重要なことのひとつだということは理解(わか)る。
しかし、安倍さんを始め自民党と公明党の議員、余りにも姑息というか性根が貧しすぎる。
集団的自衛権とやらを行使したければ、成否は別として国民に改憲を問うてこそ政治家であり、たまさか与えられた議席数を頼みに、最高裁判決を形(なり)振り構わずこじつけるとは政治屋にも値しない。
金太郎飴の公明党議員は論外としても、自民党でだんまりを決め込むハト派議員、今もいればの話だが。のだらしなさには失望した。
そんな思い、過日(9/24)の天声人語氏も、“ 97年の沖縄県の米軍基地用地の使用をめぐる法改正に際し、衆院特別委員会の野中委員長は「大政翼賛会」的状況に警鐘を鳴らした ” と書き、当時の自民党には、“ まだ理解者がいた ” とも書いている。
一方、与党にこれだけ横暴なことをされても、野党第一党の民主党の支持率が伸びないのは何故か?
かつての政権時代に、この党が国民に与えた失望感は大きく深い。
悉皆(しっかい)、理念も信念もなき陣笠連中に議席を、政権に支持率を与えた国民の責任だけれど。
二次大戦来、国家として戦争で一人も殺めたことのない世界で稀有なこの国の行く末も怪しくなった。
そして、戦地で犠牲者が出たとき、安倍さんはじめ賛成票を投じた議員は、「御国のためによくぞ・・・」と言うのだろう、きっと。
そんな遣り切れない思いを残して長月・九月はゆく。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1038
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