季節は、愈々秋。
今日、九月九日は、五節供のひとつ “ 重陽の節供 ” です。
陽数の極みである九が重なることから古来芽出度い日とされ、邪気を払い長寿を願って菊花を飾り、酒を酌み交わして祝ったとされています。
秋と言えば、ふたりで裏磐梯に紅葉を楽しんだ昨年のことが、まるで昨日のことのように思い出されます。
写真は、その折に裏磐梯高原ホテルと磐梯山ドライブウェイで撮ったものですが、緋や黄に染まるカタリナを見ていると、情けなくもつい涙ぐんでしまいます。
その彼女ならずとも辛かったこの夏、この季節を迎えられたことがほんとうに嬉しく、また身贔屓じゃないけれど、「良く頑張ったね」と褒めてやりたいと思います。
思い返せば、“ ペトロとカタリナの旅を重ねて ”、途中からですが “ カタリナ 茶の手帳 ” ともども、二〇〇九年五月の<酒と薔薇の日々>から時を重ねて四年余、数えて七百回の節目を迎えることができました。
これも偏に、皆様の温かいお力添えがあってのことと、深く御礼を申し上げます。
アクセス数は、もとより人気ブログに比ぶべくもありませんが、“ 人様を謗らない ” “ 広告を貼らない ” ことをモットーに続けてきました。
これからも、縦糸に “ 旅を重ねて ” “ 茶の手帳 ” を横糸に、“ カタリナ便り ” という模様を編めればと思っています。
多くの方の助けを頂きながら、ふたりがこれまでに歩んで来た、これからも歩んで行く、その証として小ブログ、続けられる限り頑張って参ります。
引き続き、叱咤激励、たまにはちょっぴりでもお褒めの言葉など賜れば、駄馬に鞭打ちもう少し走れる、そんな風にも思っています。
毎年この時期になると平安の歌人藤原敏行の歌(新古今和歌集 ‐ 秋歌上)が思い浮かびます。()
秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる
白露も色はひとつをいかにして 秋の木の葉を千々に染むらん
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.700
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