ペトロ から、「じっとしてない人だねえ」と言われることがある。
調べ物があったり好きな本を読んだりしている時など以外は、座を暖める間もないほど何かしている。
あそこに架かっている絵を見たい、焼き物展もあちらでやっていると、やりたいこと知りたいことも山ほどあって、あれもしなくては、これもしなくてはと何時もバタバタだ。
そのうえに、服を作ったりするものだから余計時間が足らなくなる。
春に着たいとコートを作り出したのが正月休みの後半のこと、あと、裏の整理とボタンホールだけなのに。
秋に着れるようお盆休みには完成だ!と思うのだが・・・。
そんな中、毎年R君の誕生月に、「元気にね」と甚平を贈ってきた。
その甚平さん、浴衣を入れて七着になったが、縁日などの甚平姿の写真が届くと疲れも忘れ嬉しくなる。
しかしである、嬉しくも弟のIちゃんが生まれた。
愛情込めての甚平作り、二回ほどは何とか作ったものの、やはり二着となると大変、とうとう昨年は降参。
今年も、「無理しなくとも」との助言を容れて、百貨店のお世話になった。
気持ちだけは一杯あるのだが、いかんせん体力と時間が続かない。
それなのに、懲りもせず夏物の服を作ろうとしている、春のコートが秋のそれになり、しかも途中なのに。
その夏服、裁断は終わったけれど、これからだ。
今日も手を付けられなかったと、カレンダーを睨んで算段中だが、どうなることやら?
ところで、何年か前に貰った苗、枯らさないように水遣りをしてきたが、この梅雨の初めようやく白い蕾をつけた。
ペトロに名を訊かれ、「スパティフィラムだったと・・?」と頼りなく答えたが、だんだんに花弁が開いてくると、形から修道女の襟を連想させるというカラーだった。
この花のこと図鑑で調べていた誰か、花言葉が、 “ 乙女のしとやかさ、夢のように美しい ” と知り、まるで「××年前の君みたいだね」と言う。
ちょっと待って、「その頃って、赤ちゃんじゃない?」。()
Peter & Catherine’s Travel Tour No.344