ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

ある日、突然に

2010年09月17日 | 日記

 話は少し古いが、8月の終わり頃のこと。
 突然、“ エクスプローラでは接続できない ” のメッセージとともに、インターネットが使えなくなった。

 「もしかしたら電話も?と受話器を上げても無言。
 携帯電話から架けてみると、「通信機器の故障、またはネットワークの故障と思われる」と機械的なメッセージ音。

 Photo_2パソコン(PC)や電話機と接続されている、弁当箱を一回り小さくしたような三つの箱(写真上:取替後)をしげしげと眺めた。
 幾つもの黄色のLEDライトがちかちかと点滅、ペトロには「正常なのか不良なのか」判断できる範囲外の代物だ。

 PC本体は、何の異常もなく動いていて、全く手に負えない状況になった。
 NTTの故障係に電話したが、“ 営業時間は終了、メッセージを ” と冷たい機械音。

 翌朝9時、改めて故障係へ。光電話担当、「エンジニア(EG)が忙しく午後遅くでないと伺えない。」という。

 待つこと半日、思ったよりも早くEGさんが来てくれて、一目見るなり、三つの弁当箱のうちふたつを取り替え、あっさりと回復。

 Photo_4原因を尋ねると彼、こともなげに、「突然(弁当箱が)駄目になるんです。」という。
 人が作ったもの、何時か終わりはあるだろうが、それでも、「兆候らしきものがあるんでは」「いやそれが、90%は突然なんです。」という。

 「ふ~ん、そうなんだ」と納得しながらも、“ 生あるもの、形あるものに必ずやくる日 ”、その日にはちょっとばかし早いけど、「そんな風に突然に・・・」と、雑節のひとつ 《秋の彼岸入り》 の日、そうそう、この日は 《敬老の日とやらでもある。を前に、しみじみ考えた名残の夏の一日でした。

 カタリナ、朝な夕な、秋の気配をようやく感じるようになった九月九日、その日のお茶の稽古で小振りの菊(写真下)を貰ってきた。
 「今日は、重陽の節供でしょう。赤と黄と白が揃っているのよ。」と嬉しそう。

  菊咲けば菊の投句の一万句(朝日俳壇選者・長谷川櫂氏)

 なるほど、そういうものか。

コメント
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