話は少し古いが、8月の終わり頃のこと。
突然、“ エクスプローラでは接続できない ” のメッセージとともに、インターネットが使えなくなった。
「もしかしたら電話も?」と受話器を上げても無言。
携帯電話から架けてみると、「通信機器の故障、またはネットワークの故障と思われる」と機械的なメッセージ音。
パソコン(PC)や電話機と接続されている、弁当箱を一回り小さくしたような三つの箱(写真上:取替後)をしげしげと眺めた。
幾つもの黄色のLEDライトがちかちかと点滅、ペトロには「正常なのか不良なのか?」判断できる範囲外の代物だ。
PC本体は、何の異常もなく動いていて、全く手に負えない状況になった。
NTTの故障係に電話したが、“ 営業時間は終了、メッセージを ” と冷たい機械音。
翌朝9時、改めて故障係へ。光電話担当、「エンジニア(EG)が忙しく午後遅くでないと伺えない。」という。
待つこと半日、思ったよりも早くEGさんが来てくれて、一目見るなり、三つの弁当箱のうちふたつを取り替え、あっさりと回復。
原因を尋ねると彼、こともなげに、「突然、(弁当箱が)駄目になるんです。」という。
人が作ったもの、何時か終わりはあるだろうが、それでも、「兆候らしきものがあるんでは?」「いやそれが、90%は突然なんです。」という。
「ふ~ん、そうなんだ!」と納得しながらも、“ 生あるもの、形あるものに必ずやくる日 ”、その日にはちょっとばかし早いけど、「そんな風に突然に・・・」と、雑節のひとつ 《秋の彼岸入り》 の日、そうそう、この日は 《敬老の日》 とやらでもある。を前に、しみじみ考えた名残の夏の一日でした。
カタリナ、朝な夕な、秋の気配をようやく感じるようになった九月九日、その日のお茶の稽古で小振りの菊(写真下)を貰ってきた。
「今日は、重陽の節供でしょう。赤と黄と白が揃っているのよ。」と嬉しそう。
菊咲けば菊の投句の一万句(朝日俳壇選者・長谷川櫂氏)
なるほど、そういうものか。