古都コブレンツに着いた。
コブレンツは、モーゼル川とライン川の合流点に位置し、河川交通の要衝とある。
モーゼル川がライン川に注ぎ込む辺り、《ドイチェス・エック、ドイツの角》 と呼ばれている。(写真上・コブレンツ市HPから)
デュッセルドルフへ戻るには少し時間があり、少し街を歩くことにしたのだが、この街の案内書はおろか地図もなく、カタリナがうろ覚えの、「玉葱坊主のドーム? がある教会」だけが頼り。
そのリープ・フラウエン教会、ロマネスク様式の建物とバロック様式の屋根を持つローマ・カトリックの教会だそうで、教会の名前も含め帰国後に知る有様。
駅から左手、線路に沿った商店街を10分ほど歩いただろうか広場に出た。(写真中左)
広場の北の方向にかなり繁華な通りがあり、夕暮れのひと時を多くの人が楽しんでいる。
その繁華街のはずれに双頭の尖塔が見え、木の葉が舞い散る小さな広場の前に、その教会はあったが、残念ながら閉まっていた。(写真中右)
教会から直ぐ、ライン川畔に出る。
ここが 《ドイチェス・エック》、大阪・中之島の剣先公園のようだと言えば乱暴か?
ところで、随分とお日様の下にいたせいもあって、疲れてしまった。
歩くのも億劫に、「よたよた」と駅に向っていると、繁華街の右手の大通り、バスが頻繁に往来している。「あれ、バスターミナルじゃない?」と嬉しい発見。
待つほどのこともなく来たバスのシートに腰を下ろしたが、往路あれほど歩いた道も「あっ!」という間だった。
中央駅の時計は18時を廻っているが、ドイツ中部の秋は随分と日が長いようだ。(写真下)
ドルトムント行きのICEに乗車、小1時間ほどで黄昏迫る 《デュッセルドルフ駅》 に着いた。
ペトロ とカタリナ にとって、ゆっくりと時間が流れた 《秋の一日》 だった。
が、皆さんには随分と長い日記になってしまったかも、ご容赦を。