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MotoGP : シリーシーズン3

2010-11-03 21:09:39 | MotoGP 2010

シリーシーズン情報(ストーブリーグ)。

MotoGPクラスの来期ラインナップは、ほぼ決定したようです。
我々が気になる青山博一の状況は、インターウィッテンが最高峰クラスからの撤退を決めたことから、グレシーニ行きが濃厚となりました。
バレンシアで、正式発表されるとの事です。
そして、LCRもトニー・エリアスの獲得を発表しました。
となると、ランディ・ド・ピュニエの行き先ですが、ドルナの後押しもありプラマックに落ち着きそうです。
スズキは、一台体制。
カレル・アブラハムが、ドカティでCardion ABチームから新規参入する。




2011 MotoGP line-up

HONDA系

Repsol HONDA

ダニー・ペドロサ
ケーシー・ストーナー
アンドレア・ドビチオーゾ (未発表)

Gresini HONDA

マルコ・シモンチェリ
青山 博一 (未発表)

LCR HONDA

トニー・エリアス



YAMAHA系

YAMAHA

ホルヘ・ロレンソ
ベン・スピーズ

YAMAHA Tech 3

コーリン・エドワーズ
カル・クラッチロー



SUZUKI

アルバロ・バウティスタ



DUCATI系

Marlboro DUCATI

ヴァレンティーノ・ロッシ
ニッキー・ヘイデン

Pramac DUCATI

ロリス・カピロッシ
ランディ・ド・ピュニエ (未発表)

Aspar DUCATI

エクトール・バルベラ

Cardion AB DUCATI

カレル・アブラハム



MotoGP : 第17戦 ポルトガルGP アフターザフラッグ

2010-11-01 23:09:49 | MotoGP 2010
GRANDE PREMIO DE PORTUGAL

Estoril



MotoGP 2010 第17戦 ポルトガルGP アフター・ザ・フラッグ



■開催日:2010年10月31日(日)決勝結果
■開催地:ポルトガル/エストリル(4.182km)
■コースコンディション:ドライ
■周回数:28周(117.096km)
■気温:19度 ■路面温度:26度
■観客:4万143人(3日間:6万1520人)
■PP:J・ロレンソ(1分48秒522/ヤマハ)
■FL:J・ロレンソ(1分37秒928)





RIDERS COMMENT



MotoGP



MotoGPクラスの決勝レースは、気温19度、路面温度26度のドライコンディション。

スタート直前のサイティングラップでベン・スピースが転倒し、足を痛め、決勝を欠場することになる。

レースは、スタート後、ロレンソが好スタート。
ロレンソ、ヘイデン、ロッシ、ストーナーらがトップ集団を形成する。
3周目、1コーナーでロレンソがヘイデンをかわしトップに。すかさずロッシも2番手に浮上。

4周目にロッシがトップに躍り出て、後続を引き離し始める。
ストーナーは、最終コーナーのパラボリカで転倒しリタイアとなる。

11周目、ロッシとロレンソの差が約1秒7に広がったが、ロレンソがファステストラップを記録しながらロッシを猛追開始。

17周目、ついにロレンソがロッシに追いつきトップに浮上。
ロレンソは、手を緩めることなく、ファステストを更新しながらスパート。
ロッシは、ロレンソのペースに着いていけない。

ロレンソは、ロッシに約8秒6の差をつけゴール。
ロッシは、単独2位でチェッカー。

後方の3位争いは、非常に激しかった。
3位を走行していたヘイデンが、後方グループに吸収され、ドビチオーゾ、シモンチェリ、ド・ピュニエ、エドワーズ、ペドロサらの集団バトルとなる。
この集団から、ドビチオーゾとシモンチェリが、何度も順位を入れ替えながら最終ラップまで攻防を繰り広げる。
最終コーナーを先に抜けたシモンチェリだったが、ゴールライン直前にスリップを上手く使ったドビチオーゾが僅かに前に出て3位表彰台を獲得した。

1位からロレンソ、ロッシ、ドビチオーゾ、シモンチェリ、ヘイデン、ド・ピュニエ、エドワーズ、ペドロサ、メランドリの順となった。

10位争いは、バルベラ、バウティスタ、青山博一の3人が争っていたが、終盤に青山はミスし脱落。
バルベラ、バウティスタの争いは、バルベラが勝ち、青山は単独12位で終えた。

カピロッシは13位。
チェカは14周目にピットに戻りリタイア。
エスパロガロは1周目に転倒しリタイアとなった。




1  ホルヘ・ロレンソ   YAMAHA    46:17.962

「ウォームアップラップのときに、まだコースの所どころに濡れた部分があることを確認していたから、初めのうちは慎重にいかなければならないと思っていた。スタートはとてもうまくいってトップに立ったけれど、そのあとバレンティーノに抜かれて少し離されてしまった。あの時のバレンティーノのほうが僕よりもペースが良かったからついて行くことができなかったんだ。でもそのうちに徐々に路面が乾いていって、僕もペースを上げられるようになったので、少しずつ差を縮めてついに抜き返すことができた。あのときはフィーリングがとても良くて、このコースで3回目の優勝を成し遂げられたことが、すごくうれしかったよ。優勝は久しぶりだったけれど、いつも自信を失っていなかったし、気持ちは強く保っていて心配したこともなかった。大好きなこのコースで勝てることはわかっていたんだ。また、今日はヤマハのトリプル・クラウンを達成することができた。チームのみんながこのために頑張ってくれたんだ」

2  ヴァレンティーノ・ロッシ   YAMAHA    +8.629

「昨日も話したように、ウォームアップがウエットでレースがドライになってしまったから大変だったよ!このレースウイークはとても充実していて、ウエットでのセッティング作業がしっかりできたおかげで今朝のウォームアップでは最速だった。もしもそのままウエットのレースになっていれば、もっといいレースができただろうね。ドライ・コンディションに関してはまったく未知だったから、最初のうちは少しリスクをおかさなければならなかった。でも、それでもまだ足りなくて、ホルヘがリズムをつかんだときには僕より速くなっていて、何とかついていきたいと思ったけれどもどうにもならなかったんだ。いずれにしても、2位は悪くないし、ランキング争いでも役に立って3位に復活することができた。2位のペドロサとの差も大きくないしね。マシンのほうは、セッティングが良くなってきているとは言え、まだ改善すべきところも残っている。最終戦のバレンシアで優勝を狙うために、課題に取り組みたい」

3  アンドレア・ドヴィツィオーゾ   HONDA    +26.475

「今日は前の2人に大きなリードを許し、そういう点では満足できるものではないけれど、こうして再び表彰台に立てたことには満足している。表彰台に立つことはとても重要だし、チームと応援してくれたファンに感謝したい。今大会は、すべてのセッションがウエットになり、決勝だけがドライコンディションになるという難しいレースだった。シモンチェリとの戦いはすごく激しかったので、最終ラップに前に出ようと考えて走っていた。彼はコース終盤でペースが速く、シケインで毎周追いつかれ、抜かれた。しかし、最終コーナーからの立ち上がりは自分の方が速かったので、フィニッシュラインで前に出られると思っていた。その通りの展開にできてうれしい。総合ポイントでは5位のままだが、ストーナーに追いついた。来週のバレンシアでは彼のポイントを抜くことを目標にしたい」

4  マルコ・シモンチェリ   HONDA    +26.534

「今日は序盤からリズムがよくて、最後までいいペースで走ることができた。ドヴィツィオーゾは、ストレートで自分より少し速くて、その部分で彼にアドバンテージがあった。それを知っていたし、最終コーナーからうまく立ち上がらないといけないと思っていたが、そこでミスをして抜かれてしまった。この4、5レースは、徐々に調子が出てきて、金曜日のフリー走行からいいポジション、タイムで走れるようになっている。エストリルでもそれは変わらなかったし、もう少しで表彰台に立つことができた。表彰台に立つためには、もう少し電子制御の部分を改善しなければならないし、バレンシアではそれに取り組みたい。今日は表彰台に立てなかったが、今日のレースにはとても満足している」

5  ニッキー・ヘイデン   DUCATI    +27.154


6  ランディ・デ・ピュニエ   HONDA    +28.297

「ケガから復帰して、あまりいいリザルトを残せていないが、今日は復帰以来のベストリザルトでフィニッシュできてとてもうれしい。朝のウオームアップまではウエットコンディションだったが、決勝はドライコンディションになった。ぶっつけ本番のレースになり、セッティングそのものもギャンブルのようなものだったが、最初から気持ちよく走ることができた。中盤、1コーナーのブレーキングミスでタイムをロスしたが、それがなければ、最後まで表彰台争いに加われたと思う。左足はまだ完全ではなくて、シフトダウンにやや問題を抱えているけれど、マシンをすばらしい状態に仕上げてくれたチームに感謝したい」

7  コーリン・エドワーズ   YAMAHA    +30.109

「ドライで走るのは初めてだから、賭けみたいなレースだよ。でもモンスター・ヤマハ・テック3チームのスタッフたちが素晴らしい仕事をしてくれたから、マシンはとてもいい状態に仕上がっていたんだ。もしも、何周か走ってもうまく対応できなかったとしたら大変なことになっていただろうし、ペースも上がらなかっただろうけど、今日の僕は初めからとてもフィーリングが良かったんだ。難しかったところは、どこでスライドしてしまうのかという限界がわからないこと。これで大勢が危ない思いをしていたよ。
前方のグループに追いついて3位が見えてきたけれど、それ以上はどうすることもできなかった。このことがすごく悔しいんだ。ブレーキングでは追いつくことができるのに、コーナー立ち上がりでは彼らのほうがパンチがある。だから近づくたびに、次のコーナーで離されてしまったというわけ。表彰台はすぐ目の前にあったのに、つかみ取ることができなかった」

8  ダニ・ペドロサ   HONDA    +44.947

「復帰戦となった今大会は、正直、28ラップを走りきれるかどうか不安だったが、最後まで走ることができたことはとてもよかった。しかし、3周目が終わったころから左腕の力がなくなって、ペースをキープするのが辛かった。それでも3位争いのグループで戦えたことはよかったけれど、表彰台を獲得するのは、とても不可能だと思った。終盤の10ラップは本当に厳しくて、ペースを落としてしまった。レースを終えてもまだ左腕の感覚がないような感じなので、次のバレンシアに向けて、明日、左鎖骨の検診を受けて準備をしたい。今日のレースを終えて総合2位をキープしているし、3位に19点差。総合2位でシーズンを終えるために全力を尽くしたい」

9  マルコ・メランドリ   HONDA    +1:13.649

「今日の結果には、本当にがっかりした。シーズン始めから同じ問題を抱えているが、今回もそれを解決できなかった。とにかく、残念としか言いようがない」

10  エクトール・バルベラ   DUCATI    +1:17.721


11  アルバロ・バウティスタ   SUZUKI     +1:17.908

「思いどおりの結果を出せなくてとても悔しい。このレースウィークは決勝で初めてドライコンディションを走ったので慣れない感じだったが、それでももっと良い結果を出せると思っていた。スタート後、前後のタイヤがグリップしていない感触で走りのリズムがつかめず、さらにストレートでは車体が安定しないためアクセルを全開にできなかった。10位争いをする状況になったが、ブレーキにも少々問題があり、これ以上追い上げることは難しかった。来週は、今日の不調をはね返し、とにかく良い結果で今シーズンを終えることができるよう頑張りたい。」

12  青山博一   HONDA   +1:33.025

「ドライコンディションは決勝レースが初めてだったので、序盤はタイヤ、マシンのフィーリングをつかむため、徐々にペースを上げた。そのうち、だんだんリズムをつかんで、カピロッシ、バルベラ、バウティスタを抜くことができた。集団の前に出たら、5秒くらい前にメランドリがいて、なんとか追いつくことができるんじゃないかと思った。それでプッシュしたのだが、4コーナーでリアが滑ってコースアウトしてしまい、バルベラとバウティスタに抜かれてしまった。メランドリに追いつこうとトライしたことはよかったが、順位を落としたことは残念だった」

13  ロリス・カピロッシ   SUZUKI    +1:39.752

「レースの内容も結果も良くはないが、久しぶりに完走したことは嬉しい。前回はどこで完走したのか覚えていないほど、あれはインディアナポリスだったか、だから今日は何よりまず完走が目標だった。決勝前まではずっとウェット路面で走ったこともあり、決勝でのマシンのセッティングが完全ではなく、車体が不安定で、マシンコントロールに気を使わなければならなかった。レース前半でC・チェカに追いついたあとは、とにかく完走しようと考えた。今日は本当に厳しいレースだったが、完走できて嬉しい。」

RT  カルロス・チェカ   DUCATI    +15Laps

「バイクは完璧だったけど、僕の前腕はそうではなかった。完走できず、今週末僕のために働いてくれたメカニックたちとチームに申し訳ない。
バイクはスーパーバイクとはとても違う。ドライで周回できなかったことが、大きく影響したことは、疑いない。6ラップ目から前腕が痛くなり、我慢できず、正しくブレーキングができなかった。
レース序盤のリズムは良かったけど、痛みにより、思うように走ることができなくなった。最後まで歯を食いしばって走り切ろうとトライしたけど、残り15ラップの時点で痛みが激しくなった。バレンシアでは天候に恵まれ、グッドな週末にしたい。」

RT  ケーシー・ストーナー   DUCATI    +24Laps

「残念だと言う以外、今日はあまり言うことがない。最初の2ラップはタイヤを温めることに注意した。その後、前を走るライバルたちのギャップを詰めるために少しプッシュした。それまでの周回と変わりなく、それほど無理しないで、ホルヘの後ろに追いついたとき、走行ラインを少し外してしまい、フロントのコントロールを失ってしまった。
転倒を避けようとトライしたけど、どうすることもできなかった。グッドなセッティングをみつけるために、難しいコンディションの中でいい仕事をしてくれたチームのみんなに申し訳ない。バレンシアでは、彼らのためにトライする。」

RT  ベン・スピーズ   YAMAHA    -

「ドライでは1周も走ったことがなかったから、厳しいレースになることはわかっていたんだ。サイティングラップの1周目は順調だったが、2周目の第4コーナーでミスをしてしまった。青山とカピロッシが前にいて、彼らも同じことになりそうだったよ。タイヤの左側が十分に暖まっていなかったので、ちゃんと言うことを聞いてくれなかったんだ。ドライだったとしてもいいレースをする自信があったからとても残念。また左足首を傷めてしまい、今はかなり痛い状態だ。スペインへ行ってさらに検査をしてもらうことになるけれど、バレンシアへは行きたいしレースもしたい。そしてできることならテストもね。今後の状況を見守らなければならないけれど、今の僕の気持ちはそんなところ」

RT  アレックス・エスパルガロ   DUCATI    -





ポイントスタンディング

1 J.ロレンソ ヤマハ 358
2 ダニ・ペドロサ Honda 236
3 V.ロッシ ヤマハ 217
4 C.ストーナー ドゥカティ 205
5 アンドレア・ドヴィツィオーゾ Honda 195
6 B.スピーズ ヤマハ 163
7 N.ヘイデン ドゥカティ 163
8 マルコ・シモンチェリ Honda 115
9 ランディ・デ・ピュニエ Honda 110
10 マルコ・メランドリ Honda 100
11 C.エドワーズ ヤマハ 99
12 H.バルベラ ドゥカティ 82
13 A.バウティスタ スズキ 78
14 A.エスパルガロ ドゥカティ 60
15 青山博一 Honda 51
16 L.カピロッシ スズキ 44
17 M.カリオ ドゥカティ 43
18 アレックス・デ・アンジェリス Honda 11
19 ロジャー・リー・ヘイデン Honda 5
20 秋吉耕佑 Honda 4
21 吉川和多留 ヤマハ 1




Moto2クラス



気温18度、路面温度21度のドライコンディション。コースの一部にウエットパッチが残る状態。

1周目、ケナン・ソフォグルが飛び出すが、ヨニー・エルナンデス、ガボール・タルマクシが追い、この3台がトップ争いを展開。
6周目、エルナンデスが、1コーナーで転倒、コース復帰したが大きく順位をおとす。
ソフォルグは、ファステストラップをたたき出しながら後続を引き離していたが、中盤にペースが鈍化、急速に差を詰められていく。
19周目、ついにブラドルとバルドリーニが追いつきソフォグルをパス。
優勝争いは、ブラドルとバルドリーニの2人となり、何度も順位を入れ替えながら最終ラップまでもつれ込む。
結局、ブラドルが、僅差でバルドリーニを抑え、Moto2クラス初優勝を飾った。バルドリーニも、グランプリ初表彰台を獲得した。
3位争いは、7台集団バトルとなり、アレックス・デ・アンジェリスが3位に、スコット・レディング4位に、ソフォグルは5位となった。
以下、ラファエレ・デ・ロサ、アンソニー・ウエスト、タルマクシ、ドミニケ・エジャーター、カレル・アブラハムの順。

トニ・エリアスは、16周目の1コーナーで転倒リタイア。
高橋裕紀は5周目、9位走行中に転倒後、再スタート、26位でゴールした。

國川浩道、ホアン・オリベ、マイク・デ・ミオは、予選総合タイムの107%ルールをクリアできず出走できなかった。




1 ステファン・ブラドル SUTER   46:59.723

「ドライコンディションで一度も走っていなかったので、決勝に向けて装着したタイヤとセッティングがいいことを願っていた。序盤はまだ濡れているところもあってペースを抑えたが、そのうちだんだんコンディションがよくなってペースを上げた。マシンの状態はとてもよくて、ラスト5周は優勝するために集中した。08年に125ccで勝って以来、本当に長いこと優勝していなかったので、今日の優勝は本当にうれしい」

2 アレックス・バルドリーニ I.C.P.   +0.068

「レース中は表彰台のことを考えないようにしていたが、表彰台に立った気分はとにかく最高だ。レース中は、緊張せずリラックスして走ろうと心がけた。終盤はステファンとすばらしいバトルができた。優勝はできなかったが、こうして表彰台に立てて本当にうれしい。チームとこれまで応援してくれた家族に感謝したい」

3 アレックス・デ・アンジェリス MOTOBI   +2.830

「レース序盤は、コース上がまだ濡れているところがあり、慎重に走った。そのうちだんだん路面コンディションがよくなり、ペースを上げていった。とにかく、落ち着いて走らなければいけないと思ったし、冷静に走ることができた。これで3戦連続で表彰台に立つことができた。3位争いは信じられないくらい大きな集団だったし、その中で表彰台に立てたので、本当にうれしい」

4 スコット・レディング SUTER   +2.842

5 ケナン・ソフォーグル SUTER  +2.947

「悪いレースではなかったけど、雨を期待していた。週末はウェットでのセッションが続き、ドライで走っていなかったから、バイクとタイヤのパフォーマンスが分からない状態だったから、自分自身の最高のものを引き出すしかなかった。
レース序盤は、ハンドルに大きな問題があった。ウォームアップ走行で転んでしまい、レース直前にバイクの修復が終わったところだった。レース中盤に入ると、リアタイヤに問題が出始めた。完璧に消耗してしまったから、予想できないことと闘わなければいけなかった。だから、後退してしまったんだ。
僕にとって今週末は練習セッション。バレンシアでは、天候に恵まれ、通常の展開となり、ドライレースでの正しいセッティングが決まることを期待する。今週末よりも、もっといいパフォーマンスができるはずだ。
スーパースポーツ時代に走った経験がある。好きなトラックではないけど、あそこでは僕はすごく速い。表彰台争いができる自信がある。」

6 ラファエレ・デ・ロサ TECH 3   +3.311

7 アンソニー・ウエスト MZ-RE HONDA   +3.385

8 ガボール・タルマクシ SPEED UP   +3.952

9 ドミニク・エージャーター SUTER   +4.284

10 カレル・アブラハム FTR   +4.311

11 ヘクトル・ファウベル SUTER   +4.492

12 フリアン・シモン SUTER   +13.006

13 アクセル・ポンス PONS KALEX   +26.529

14 シモーネ・コルシ MOTOBI   +27.760

15 ロベルティーノ・ピエトリ SUTER   +28.259

16 トーマス・ルティ MORIWAKI   +28.311

17 ジュール・クルーゼル SUTER   +28.333

18 ヨニー・ヘルナンデス BQR-MOTO2   +37.873

19 クラウディオ・コルティ SUTER   +38.092

20 カルメロ・モラレス SUTER   +38.227

21 アンドレア・イアンノーネ SPEED UP   +46.976

22 セルジオ・ガデア PONS KALEX   +1:01.779

23 ザビエル・シメオン MORIWAKI   +1:25.872

24 フォンシ・ニエト MORIWAKI   +1:26.029

25 ウラジミール・イワノフ MORIWAKI   +1:51.690

26 高橋裕紀 TECH 3   +1Lap

「予選9番手からのスタートは悪くなかった。序盤は濡れているところもあって気をつけようと思っていた。しかし、5周目の1コーナーでイン側に無理やり入られて、そのままのラインで立ち上がったら、濡れているところに乗ってしまい転んでしまった。その後、再スタートして、とにかく1つでもポジションを上げようとがんばったが、ポイントを獲得することができなかった」

27 フェルッチオ・ランボルギーニ MORIWAKI   +1Lap

28 ヤニック・グエラ MORIWAKI   +1Lap

29 マシェル・アル・ナイミ BQR-MOTO2   +1Lap

RT リチャード・カルダス BIMOTA   +3Laps

RT ロベルト・ロルフォ SUTER   +4Laps

RT ダニ・リバス BQR-MOTO2   +7Laps

RT トニー・エリアス MORIWAKI   +9Laps

RT ラタパーク・ウィライロー BIMOTA   +12Laps

RT バレンティン・ドゥビーズ ADV   +13Laps

RT ケニー・ノイズ PROMOHARRIS   +13Laps

RT マイケル・ランセダー SUTER   +21Laps




ポイントスタンディング

1 トニー・エリアス MORIWAKI 271
2 フリアン・シモン SUTER 185
3 アンドレア・イアンノーネ SPEED UP 179
4 トーマス・ルティ MORIWAKI 143
5 シモーネ・コルシ MOTOBI 129
6 ガボール・タルマクシ SPEED UP 103
7 ジュール・クルーゼル SUTER 101
8 ステファン・ブラドル SUTER 97
9 スコット・レディング SUTER 91
10 高橋裕紀 TECH 3 86
11 アレックス・デ・アンジェリス MOTOBI 85
12 富沢祥也 SUTER 82




125ccクラス



ウオームアップラップで、小山知良のマシンにトラブルが発生しグリッドに付かずにピットイン、4周遅れでスタートする事になる。

気温19度、路面温度28度のドライコンディションでスタートしたが、雨が降り始め、8週目にレースが中断され、2ヒート制となった。

レース1は、1周目に2台が転倒、2週目には5台の多重クラッシュが発生し、荒れたレースとなっていた。
ブラドリー・スミス、ニコラス・テロール、マルク・マルケスらがトップ争い。

3週目あたりで雨が落ち始める。
雨がひどくなり、8週目に赤旗、レース中断となる。
2ヒート目は、9周で再スタート。
小山は、規定周回数を満たす事が出来ず、出走不可となる。

レース2のサイティングラップで、マルケスがまさかの転倒。
幸い、すぐに修復できたが、最後尾スタートとなった。
スタート後、テロールがトップ。
マルケスは、最後尾から怒涛の追い上げ、1コーナーでは5番手、1周目で3位まで浮上する。
3週目、マルケスがスミスをパスし2位に。
6周目、スミスがマルケスをパスし2位に再浮上。
8週目、マルケス再び2位に。
最終ラップ、マルケスがテロールをパスしトップに立ち、そのままチェッカー。
2位、テロール。3位、スミス。4位、ジョナス・フォルガー。以下、ルイ・サロム、アルベルト・モンカヨ、ランディ・クルメナヒャー、エフレン・バスケス、ダニー・ウェブの順。
ポル・エスパルガロは、レインタイヤを履くギャンブルが失敗に終わり、10位となり、チャンピオンの望みを失った。

ポイントは、マルケスが292ポイント、テロールが285ポイントと、僅か7ポイント差。
最終戦バレンシアで新チャンピオンが決まる。




1 M.マルケス デルビ 16:27.878

「レースがドライとなれば、目標はハッキリしていた。落ち着いて、ニコを追いかけること。ストレートエンドで追いついたけど、雨が降ってきて中断となってしまった。
雨が止んだので、スリックタイヤで気をつけてコースに出て、トラックが乾いていることを確認してから、タイヤを温めるために少しプッシュしたら、最終コーナーで、バイクが先に行ってしまった。あのセクションだけが濡れていて、幼稚なミスを犯してしまったけど、チームがあっという間にバイクを修復してくれた。彼らがいなければ、走ることができなかった。感謝しないと。
最後尾からのスタートで、目標はポイントを稼ぐことだったけど、グレートなスタートだったから、勝つことができるかもしれないと考えてトライした。最終ラップ、全力でプッシュして、優勝できた。タイトル獲得に少し近づいたけど、まだ終わっていない。」

2 N.テロール アプリリア +0.150

「ドライレースが宣言されたけど、そのコンディションで走っていなかったし、風がすごく強かった。そして、レースがストップしてしまった。全ての要素で集中力を維持するのは難しかった。
両方のレースとも、逃げるために、最初から全力でプッシュした。目標は何としても勝つことだった。2度目のスタートも全力でプッシュした。
路面が濡れていたのかどうか分からなかったから、リスクを冒した。2ラップ目にマルクがぴったりと背後に位置していることを確認した。すごくナイスなバトルだったけど、もしかしたら、最終ラップの最後のシケインで抜くことができたかもしれない。100%を尽くしたから満足感はある。
マルクは偉大なライバル。今日の優勝に相応しかった。さあ、バレンシア。モチベーションが高まる。ファンの前で優勝争いがしたい。プレッシャーはない。最高にエンジョイしたい。」

3 B.スミス アプリリア +0.212

4 J.フォルガー アプリリア +18.378

5 L.サロン アプリリア +19.387

6 A.モンカヨ アプリリア +22.505

7 R.クルメンナッハ アプリリア +26.699

8 E.バスケス デルビ +26.703

9 D.ウェッブ アプリリア +31.503

10 P.エスパルガロ デルビ +40.823

「効果的な衝撃を与えるために、ウェットタイヤを履くリスクを背負ったけど、トラックは完全に乾いてしまい、優勝争いができず、残っていた少しの可能性を失ってしまった。
3勝と11度の表彰台を獲得して、グレートなチャンピオンシップになった。目標を達成できなかったけど、将来、素晴らしい1年だったことに気づくだろう。バレンシアは125ccクラスで最後のレース。勝って締め括りたい。」

RT 小山知良  アプリリア  -

「決勝レースは大荒れだったんですが、サイティングラップでマシントラブルが発生して、メカニックが必死に作業してウォームアップラップに挑んだのですが、症状が改善されずグリットにつかずピットインする事になってしまいました・・・!!
4周遅れでレースに復帰したけど、復帰直後に雨が降り出してレース中断・・・。
第1レースで規定周回数に満たないことから、第2レースへ出走する事が出来ませんでした。
不完全燃焼で終わってしまいましたが、来週の最終戦はGP100戦目の記念レースなので、完全燃焼出来るようにチーム一丸となって頑張ります!!」



ポイントスタンディング

1 M.マルケス デルビ 297
2 N.テロール アプリリア 280
3 P.エスパルガロ デルビ 261
4 B.スミス アプリリア 198
5 E.バスケス デルビ 144
6 E.ラバト アプリリア 137
7 S.コルテセ デルビ 132
8 小山知良 アプリリア 118
9 R.クルメンナッハ アプリリア 106
10 D.ウェッブ アプリリア 93




監督クラス



W・ズィーレンベルグ(ヤマハ・ロレンゾチーム監督)

「今日も奇妙なコンディションになってしまった。これまでずっと雨だったのに、決勝だけはドライで走らなければならなかったのだからね。タンクに燃料がいっぱいのときには、なかなか調子が上がらず、ホルヘはストレート・エンドで突っ込みすぎてしまって第1コーナーがあまりうまくいかなかった。それでも8ラップか9ラップが過ぎるとフィーリングが良くなって、バレンティーノに追いついてパスし、そのままチェッカーを目指すことができた。しばらく勝利から遠ざかっていたが、これで今季8回目の優勝を実現することができてうれしくおもっている。最終戦も優勝で飾ることができれば素晴らしいと思うので、これからも集中していかなければならない」

D・ブリビオ(ヤマハ・ロッシチーム監督)

「未知のセッティングでドライのレースを走り、好成績を得ることができたことはとても良かったと思う。でもその一方で、優勝にあそこまで近づいていながら実現できなかったことは非常に残念だ。2位という結果とともに今日は多くを学ぶことができたし、セッティングについても最終戦に向けて大きな収穫があった。またヤマハにとっても3冠達成といううれしい1日になった。みんなのおかげだ」

H・ポンシャラル (モンスター・ヤマハ・テック3チーム監督)

「我々チームにとっては、良いことと悪いことがミックスした1日。コーリンは素晴らしいレースをして、常に表彰台争いのグループに加わっていた。そして最大限、力を尽くし、最終的には表彰台まであと少しというところまで迫ることができたのだ。初めてのドライでの走行で、ここまでやるのは大変なことだったに違いない。一方、ベンが転倒したことをグリッド上で聞いた。それまでずっと良い仕事をしていただけに、彼にとっては残念なことだった。このコースを見たこともなかった彼が、あのようなひどいコンディションのなかで常に上位をキープした。決勝でも表彰台を狙って行くのを想像することは不可能なことではなかったのだ。バレンシアまでに良くなってくれることを期待しているし、彼自身も走りたい気持ちでいることは分かっている。最後になったが、ホルヘの優勝を祝福したい。彼にとって、そしてヤマハにとって本当に素晴らしいシーズンになった」

中島雅彦 (MS開発部 MotoGPグループリーダー)

「フィアット・ヤマハ・チームの久しぶりのワン・トゥ・フィニッシュとヤマハのコンストラクタータイトル確定で素晴らしい日となりました。ライダー、チームスタッフに心から感謝したいと思います。荒れた天候に翻弄され、ドライセッションの機会がないまま、いきなりのドライレースとなり、厳しい状況を予想されましたが、マシンはシミュレーションデータを基に準備してきた当初のセッティングが比較的良くワークし、ホルヘとバレンティーノも難しいコンディションの中、うまくマシンをコントロールしてくれました。コーリンも最後まであきらめない健闘を見せてくれたと思います。ベンがスタート出来なかったのは残念ですが、足首の怪我が大事に至らなかったのは不幸中の幸いです。次戦バレンシアはいよいよ最終戦、来年へつなげる上で重要なレースとなります。有終の美を飾れるように気持ちを切り替えて臨みたいと思います」

山路敏幸 (Repsol Honda Team 監督)

「今大会は悪天候の中、難しいレースになりました。復帰戦になったダニにとっては、コンディションに恵まれず、結果的に厳しいレースになりました。体調がまだ完全じゃないこともあり、レースでは転倒するというリスクを避けての戦いとなりましたが、よくがんばってくれたと思っています。アンドレアは、3日間で初めてのドライレースとなり、中盤まではなかなかペースをつかめなかったようですが、後半にかけていい感じで走れるようになり、なんとか表彰台の一角に立ってくれて、よかったと思っています。今回の結果には決して満足していませんが、現状ではベストを尽くしてくれました。最終戦は、2人そろって表彰台に立てるようにがんばりたいと思っています」

ポール・デニング (スズキ・チーム、マネージャ)

「ドライコンディションをまったく走らずに決勝を迎えることが時には意外な好成績になることもあるが、今回は残念なことにマシンセッティングがままならなかった。メインストレートでは強い横風にあおられ、両ライダーとも安定性が一番の問題になった。アルバロはいつものように一生懸命走ったが、彼が良い仕事をするのに充分なセッティングを出すことは難しかった。次のバレンシアでは完璧なセッティングを出し、アルバロがこのところの頑張りを思いきり発揮できるレースでシーズンを締めくくれるよう期待したい。
ロリスについては、怪我の状態がかなり良くないにもかかわらず、最後まで頑張ってチェッカーを受けたので、今回はよくやったと言いたい。」




ブリジストン



安川ひろし (モータースポーツ推進室長)

「今季8勝目を挙げたホルヘとフィアットヤマハチームの皆様、そして、この勝利によりコンストラクターズタイトルを獲得したヤマハ発動機の皆様に心からのお祝いを申しあげます。今回の第17戦は天候に悩まされる難しいレースウィークでしたが、決勝レースでは手に汗握るバトルが繰り広げられました。これは我々ブリヂストンにとっても、非常に意義深いことです。MotoGPという競技は、我々ブリヂストンが欧州でビジネスを行っていくうえで非常に重要な素材です。今回は、欧州のブリヂストン経営陣を含む多くの重要顧客を招待し、観戦客にも強いイメージと良い印象を与えることに成功したと思います。我々がこの競技を構成している一員であることを、非常に光栄に思います。MotoGPは、我々ブリヂストンの技術を披露し、さらに優秀でありたいと願う我々の熱意を世界中のファンの方々に対してお伝えする絶好の舞台なのです」

生方透 (モーターサイクルレースタイヤ開発マネージャー)

「今日は、全選手全チームにとって非常に難しいレースになりました。決勝レースまで一度もドライセッションがなかったために、特にスタート直後はコース上はとてもすべりやすい状態でした。路面コンディションも非常に悪く、チームはドライコンディションでセットアップを進めることができなかったので、タイヤにとっては非常に難易度の高い状況でした。そのような条件でも、レースでは最初から最後までスリックタイヤが非常によく作動したので、とても満足をしています。また、路面の一部が濡れていたレース序盤の初期作動性にも問題はなかったので、タイヤコンパウンドの選択も正解だったといえるでしょう」

MotoGP : 第17戦 ポルトガルGP 決勝

2010-11-01 01:02:35 | MotoGP 2010
GRANDE PREMIO DE PORTUGAL

Estoril



MotoGP 2010 第17戦 ポルトガルGP 決勝 リザルト



■開催日:2010年10月31日(日)決勝結果
■開催地:ポルトガル/エストリル(4.182km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:19度 ■路面温度:26度
■PP:J・ロレンソ(1分48秒522/ヤマハ)
■FL:J・ロレンソ(1分37秒928)





MotoGP Race



ホルヘ・ロレンソが、今季8勝目

気温19度。路面温度26度のドライコンディション。

2010年王者のロレンソは、今季7度目のポールポジションから、スタートでポジションを落としたが、17ラップ目にトップに浮上。2番手に8秒以上のアドバンテージを広げ、今季8勝目を挙げた。
ロッシは2位。4戦連続9度目の表彰台を獲得。
ドビツィオーソは、シモンセリとの3位争いを展開。0.059秒差で競り勝ち、シモンセリは自己最高位でフィニッシュ。
ヘイデンは5位。ド・プニエ、エドワーズ、ペドロサ、メランドリ、バルベラがトップ10入り。
青山博一は、12位でフィニッシュした。
スピースは、サイティングラップ中に転倒。左足首を脱臼したことから、レースをキャンセルすれば、ストーナーは、3番手走行中の5ラップ目に転倒。今季5度目のリタイヤを喫した。
ランク2位争いは、ペドロサが8ポイントを加算。ランク3位ロッシとのアドバンテージを19ポイント差とした。




1 Jorge LORENZO - SPA - Fiat Yamaha Team - 151.7 46'17.962
2 Valentino ROSSI -  ITA - Fiat Yamaha Team - +8.629
3 Andrea DOVIZIOSO - ITA - Repsol Honda Team - +26.475
4 Marco SIMONCELLI - ITA - San Carlo Honda Gresini - +26.534
5 Nicky HAYDEN - USA - Ducati Team - +27.154

6 Randy DE PUNIET - FRA - LCR Honda MotoGP - +28.297
7 Colin EDWARDS - USA - Monster Yamaha Tech 3 - +30.109
8 Dani PEDROSA - SPA - Repsol Honda Team - +44.947
9 Marco MELANDRI - ITA - San Carlo Honda Gresini - +1'13.649
10 Hector BARBERA - SPA - Paginas Amarillas Aspar - +1'17.721

11 Alvaro BAUTISTA - SPA - Rizla Suzuki MotoGP - +1'17.908
12 Hiroshi AOYAMA - JPN - Interwetten Honda MotoGP - +1'33.025
13 Loris CAPIROSSI - ITA - Rizla Suzuki MotoGP - +1'39.752

Not Classified
Carlos CHECA - SPA - Pramac Racing Team - 15 Laps
Casey STONER - AUS - Ducati Team - 24 Laps

Not Starting
Aleix ESPARGARO - SPA - Pramac Racing Team - 0 Lap
Ben SPIES - USA - Monster Yamaha Tech 3 - 0 Lap



Weather Conditions:

Track Condition: Dry
Air: 19º
Humidity: 41%
Ground: 26º

Records:

Pole Lap: Jorge LORENZO 1'48.522 Km/h
最速ラップ: Lap: 20 Jorge LORENZO 1'37.928 153.7 Km/h
Circuit Record Lap: 2009 Dani PEDROSA 1'36.937 155.3 Km/h
Best Lap: 2008 Jorge LORENZO 1'35.715 157.3 Km/h





Moto2 Race



ステファン・ブラドルが今季初優勝

気温18度。路面温度21度。ハーフウェットのコンディション。

ブラドルは、アレックス・バンドリーニとのバトルを展開。0.068秒差の競り勝ち、中量級で初勝利を挙げれば、バンドリーニが通算143戦目で初の表彰台を獲得。
5人による3位争いは、アレックス・デ・アンジェリスが制し、3戦連続して表彰台を獲得すれば、スコット・リーディングは、ラスト3ラップに最速ラップを記録。4位まで挽回した。
ケンナ・ソフォーグルは、11ラップ目に7秒差以上のアドバンテージを広げ独走していたが、グランプリ初挑戦は5位。
ラファエレ・デ・ロサ、アンソニー・ウエスト、ガボール・タルマクシ、ドミニケ・エジャーター、カレル・アブラハムがトップ10入り。
高橋裕紀は、5ラップ目に転倒を喫した後、最後まで走り切り、1ラップ遅れの26位でゴールした。
トニ・エリアスは、16ラップ目に転倒。アンドレア・イアンノーネは、最速ラップを連発して4番手まで浮上したが、ラスト7ラップに転倒を喫した。
國川浩道、ジョアン・オイリベ、マイク・ディ・メッリオは、フリー走行のタイムが決勝レース参戦に必要なタイムをクリアーできなかったことから、スターティンググリッドに並べなかった。

ランク2位争いは、12位でフィニッシュしたシモンが4ポイントを加算。イアンノーネに6ポイント差のアドバンテージを広げた。




1 Stefan BRADL - GER - Viessmann Kiefer Racing Suter 138.8 46'59.723
2 Alex BALDOLINI - ITA - Caretta Technology Race Dept I.C.P. +0.068
3 Alex DE ANGELIS - RSM - JIR Moto2 Motobi +2.830
4 Scott REDDING - GBR - Marc VDS Racing Team Suter +2.842
5 Kenan SOFUOGLU - TUR - Technomag-CIP Suter +2.947

6 Raffaele DE ROSA - ITA - Tech 3 Racing Tech 3 +3.311
7 Anthony WEST - AUS - MZ Racing Team MZ-RE Honda +3.385
8 Gabor TALMACSI - HUN - Fimmco Speed Up Speed Up +3.952
9 Dominique AEGERTER - SWI - Technomag-CIP Suter +4.284
10 Karel ABRAHAM - CZE - Cardion AB Motoracing FTR +4.311

11 Hector FAUBEL - SPA - Marc VDS Racing Team Suter +4.492
12 Julian SIMON - SPA - Mapfre Aspar Team Suter +13.006
13 Axel PONS - SPA - Tenerife 40 Pons Pons Kalex +26.529
14 Simone CORSI - ITA - JIR Moto2 Motobi +27.760
15 Robertino PIETRI - VEN - Italtrans S.T.R. Suter +28.259

16 Thomas LUTHI - SWI - Interwetten Moriwaki Moto2 Moriwaki +28.311
17 Jules CLUZEL - FRA - Forward Racing Suter +28.333
18 Yonny HERNANDEZ - COL - Blusens-STX BQR-Moto2 +37.873
19 Claudio CORTI - ITA - Forward Racing Suter +38.092
20 Carmelo MORALES - SPA - Racing Team Germany Suter +38.227

21 Andrea IANNONE - ITA - Fimmco Speed Up Speed Up +46.976
22 Sergio GADEA - SPA - Tenerife 40 Pons Pons Kalex +1'01.779
23 Xavier SIMEON - BEL - Holiday Gym G22 Moriwaki +1'25.872
24 Fonsi NIETO - SPA - Holiday Gym G22 Moriwaki +1'26.029
25 Vladimir IVANOV - UKR - Gresini Racing Moto2 Moriwaki +1'51.690

26 Yuki TAKAHASHI - JPN - Tech 3 Racing Tech 3 1 Lap
27 Ferruccio LAMBORGHINI - ITA - Matteoni Racing Moriwaki 1 Lap
28 Yannick GUERRA - SPA - Holiday Gym G22 Moriwaki 1 Lap
29 Mashel AL NAIMI - QAT - Blusens-STX BQR-Moto2 1 Lap

Not Classified
Ricard CARDUS - SPA - Maquinza-SAG Team Bimota 3 Laps
Roberto ROLFO - ITA - Italtrans S.T.R. Suter 4 Laps
Dani RIVAS - SPA - Blusens-STX BQR-Moto2 7 Laps
Toni ELIAS - SPA - Gresini Racing Moto2 Moriwaki 9 Laps
Ratthapark WILAIROT - THA - Thai Honda PTT Singha SAG Bimota 12 Laps
Valentin DEBISE - FRA - WTR San Marino Team ADV 13 Laps
Kenny NOYES - USA - Jack & Jones by A.Banderas Promoharris 13 Laps
Michael RANSEDER - AUT - Vector Kiefer Racing Suter 21 Laps



Weather Conditions:

Track Condition: Dry
Air: 18º
Humidity: 28%
Ground: 21º

Records:

Pole Lap: Gabor TALMACSI 1'50.916 Km/h
最速ラップ: Lap: 23 Scott REDDING 1'45.456 142.8 Km/h
Circuit Record Lap: 2010 Scott REDDING 1'45.456 142.8 Km/h
Best Lap: 2010 Scott REDDING 1'45.456 142.8 Km/h





125cc Race



マルク・マルケスが、今季10勝目

気温19度。路面温度28度のドライコンディション。

ニコラス・テロールとマルケスがレースをリードした中、7ラップ目に雨により、赤旗が提示。
6ラップ目の順位がスターティンググリッドに適応され、9ラップによる再レースとなった。

2番グリッドのマルケスは、再スタートのサイティングラップ中に転倒。マシン修復のために、ピットボックスに戻ってきたことから、ピットレーンからウォームアップラップをスタート。
最後尾からのスタートを強いられたが、1コーナーで5番手に浮上すると、テロール、ブラドリー・スミスとの優勝争いを展開。最終ラップに逆転した。
ポールポジションからスタートしたテロールは2位。今季13度目の表彰台を獲得すれば、チームメイトのサポート役に徹したスミスは3位。今季5度目のトップ3入りを果たした。
第14戦日本GPの決勝レースで負傷したジョナス・フォルガーは、復帰戦を今季最高位タイとなる4位で飾り、ルイス・サロン、アルベルト・モンカヨ、ランディ・クルメンナッハ、エフレン・バスケス、ダニー・ウェッブが続いた。
波乱のレースを望んでいたポル・エスパルガロは、希望通りに雨によるレース中断となったが、レース2でペースが上がらず、10位でフィニッシュ。
7番グリッドの小山知良は、マシントラブルにより、ピットレーンからスタート。レース1で4ラップしか走れず、周回数不足でレース2に進めなかった。

チャンピオンシップは、マルケスがテロールに7ポイント差のアドバンテージを広げれば、エスパルガロは、36ポイント差に引き離されたことから、タイトル獲得の可能性を失った。




1 Marc MARQUEZ SPA Red Bull Ajo Motorsport Derbi 137.2 16'27.878
2 Nicolas TEROL SPA Bancaja Aspar Team Aprilia +0.150
3 Bradley SMITH GBR Bancaja Aspar Team Aprilia +0.212
4 Jonas FOLGER GER Ongetta Team Aprilia +18.378
5 Luis SALOM SPA Stipa-Molenaar Racing GP Aprilia +19.387

6 Alberto MONCAYO SPA Andalucia Cajasol Aprilia +22.505
7 Randy KRUMMENACHER SWI Stipa-Molenaar Racing GP Aprilia +26.699
8 Efren VAZQUEZ SPA Tuenti Racing Derbi +26.703
9 Danny WEBB GBR Andalucia Cajasol Aprilia +31.503
10 Pol ESPARGARO SPA Tuenti Racing Derbi +40.823

11 Jakub KORNFEIL CZE Racing Team Germany Aprilia +47.006
12 Simone GROTZKYJ ITA Fontana Racing Aprilia +48.773
13 Alessandro TONUCCI ITA Junior GP Racing Team FMI Aprilia +54.418
14 Luigi MORCIANO ITA Junior GP Racing Team FMI Aprilia +1'02.234
15 Zulfahmi KHAIRUDDIN MAL AirAsia - Sepang Int. Circuit Aprilia +1'15.433

Not Classified
Robin BARBOSA FRA H43/Hernandez Racing Aprilia 8 Laps
Sandro CORTESE GER Avant Mitsubishi Ajo Derbi 0 Lap
Esteve RABAT SPA Blusens-STX Aprilia 0 Lap
Johann ZARCO FRA WTR San Marino Team Aprilia 0 Lap
Adrian MARTIN SPA Aeroport de Castello - Ajo Aprilia 0 Lap
Sturla FAGERHAUG NOR AirAsia - Sepang Int. Circuit Aprilia 0 Lap
Danny KENT GBR Lambretta Reparto Corse Lambretta 0 Lap
Louis ROSSI FRA CBC Corse Aprilia 0 Lap
Tomoyoshi KOYAMA JPN Racing Team Germany Aprilia 0 Lap
Marcel SCHROTTER GER Interwetten Honda 125 Honda 0 Lap
Jasper IWEMA NED CBC Corse Aprilia 0 Lap
Luca MARCONI ITA Ongetta Team Aprilia 0 Lap
Lorenzo SAVADORI ITA Matteoni Racing Aprilia 0 Lap



Weather Conditions:

Track Condition: Wet
Air: 18º
Humidity: 41%
Ground: 25º

Records:

Pole Lap: Bradley SMITH 2'00.148 Km/h
最速ラップ: Lap: 8 Marc MARQUEZ 1'48.088 139.3 Km/h
Circuit Record Lap: 2007 Gabor TALMACSI 1'45.027 143.3 Km/h
Best Lap: 2007 Mattia PASINI 1'44.675 143.8 Km/h