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MotoGP : 第1戦 カタール FP1 コメント

2010-04-10 19:11:51 | MotoGP 2010
GRAND PRIX OF QATAR




Free Practice 1 コメント





■開催日:2010年4月9日(金)フリー走行1
■開催地:カタール/ロサイルサーキット(5.380km)
■コースコンディション: ドライ
■気温: 26度
■路面温度: 28度





ドゥカティ・マールボロが、フリー走行1でトップタイムをマーク。
特にセクター3が速く、ライバルたちを圧倒している。

2番手にロレンゾ、3番手にロッシが入ったが、両者の差は差はわずか0.002秒と互角のスタートだ。
ロレンソはセッション終了直前に白線に乗って転倒したが、幸い怪我はなかった。

ロッシは、砂の浮いたコースに十分なグリップ感が得られなかったことが主な原因でタイムを上げられなかった。
チームは今晩、セッティングを見直して問題点を改善したいとしている。

開幕前のテストで好調だったドヴィツィオーゾは4番手で、トップから0.6秒差。
フロントロー獲得に闘志を見せているようだ。

ニッキー・ヘイデンも5番手に進出し、今年のドカティへの順応が出来ているようだ。


スピーズは安定したタイムを刻み、順調な仕上がりを見せて6番手。
ロサイルは、昨年、スーパーバイクでダブルウィンを果たしているサーキットでもある。

7番手にはなんとルーキーのバウティスタが入った。
カピロッシは13番手で、バウティスタより0.4秒遅れであった。

青山博一はトップから2.6秒差の最下位となったが、明日以降の進展を期待したい。











COMMENT


YAMAHA

J・ロレンソ(フリー走行2番手/1分56秒026/20周)

「手のほうも順調だったし、今日の走りには満足している。
手にプロテクションをつけずに走ったのは今日が初めてだったんだけれど、まったく問題なかったから安心したよ。
気分よく乗れているし、親指の痛みもなかったから、テストのときよりずっと良くなっているね。
マシンに関してはもう少し課題も残っているけれど、スタートとしては十分に良かったと思う。
終盤では激しくプッシュし過ぎてミスをし、白線に乗ってしまった。
転倒してしまったのは残念だけど、レースをしていれば起り得ること。
怪我をしなかったのでラッキーだったよ。
明日もこの調子で予定通りに作業を進め、さらに前進したい。」



W・ズィーレンベルグ、チーム監督

「転倒を除けば、シーズン初めての公式走行は非常に満足のいくものだった。
ホルヘはあのとき、順調にラップタイムを上げてきていたが、残念ながら白線に乗ってしまい転倒した。
でもこのようなことは、他のどのライダーにも起り得ることで、そのなかでも怪我をしなかったことが幸運だったと思っている。
ホルヘはオフシーズン中の怪我でテストを何日か欠席したが、そのことを考えれば今日は素晴らしい出来だと言っていいだろう。
すでに十分に上位で戦えるレベルまで来ているのだから。
マシンは好調。スピードもある。あとは細かいところを少しずつ修正していくだけで良さそうだ。
いいスタートが切れたと思っている。」


V・ロッシ選手談(フリー走行3番手/1分56秒028/23周)


「正直なところ、もっと速く走れると思っていたんだ。
ラップタイムはそんなに悪くなかったんだけれど、本当ならもっと縮められたはず。
今日は暖かかったし湿度がそれほど高くなかったから、テストのときよりもコンディションは良くなっていた。
それなのにグリップが不十分で、何度もスライドしてしまったんだ。
だから明日までに、何としてもこの部分を改善しなければならない。
ストーナーはこのコースでいつも速い。
彼に少しでも追いつくためには、サスペンションのセッティングを変えていく必要がありそうだね。
マシンのスライドがおさまれば、もっとタイムは上がってくるはずだから。」





D・ブリビオ、チーム監督談

「今日はブリヂストン・タイヤの新しいものを試したり、マシン・バランスの調整を行ったが、セッティングについてはまだまだ改善が必要だ。
現時点ではタイヤのポテンシャルを使い切れてないため、これが原因でタイムが上がってこないのだ。
トップから大きく離されているわけではないが、本来はもっといい走りができるはず。
だからさらに前進するために、明日もチーム全員でベストを尽くして頑張っていく。」



B・スピース選手談(フリー走行6番手/1分56秒818/22周)

「僕にとってはモトGPで初めてのレースだから、クレイジーなことは一切したくなかったんだ。
第1セッションの目標はトップテンに入ること。
前回は転倒してしまったから、ここでそのいやな記憶を消してしまいたいと思っていた。
その結果、目標を達成して6位に入ることができたのだから今はとてもハッピーな気持ち。
走りは終始スムースで、とくにラップタイムを上げようと頑張ったわけではなかった。
ほとんどずっと硬めのコンパウンドを履いていて、その21ラップ目でベストタイムが出たのはとても良かったと思う。
走るたびにタイムが上がってきていて、スピードもある。
あとはソフト・コンパウンドのタイヤを試して、公式予選までにそのフルポテンシャルを引き出せるようにしていきたい。
また、新しいハードタイヤで、あと1秒は上げられると思っているので不安はないよ。」



C・エドワーズ選手(フリー走行12番手/1分57秒167/22周)


「先月のテストは納得のいかないまま終わってしまい、いくつか課題を残してしまった。
というのも今年のマシンはジオメトリーが異なっていて、そのためにフィーリングが変わってしまったからなんだ。
新しいマシンに慣れようと頑張ってきたんだけれど、いくつか変更が必要だし、少しでも昨年のセッティングに近づけたいという気持ちもあった。
今日の走行でも、依然としてフィーリングは完璧というわけにはいかない。
フロントでマシンをプッシュしてしまっているような感覚で、スロットルを開けるまでマシンが曲がってくれないんだ。
このマシンは推進力がなければ走ってくれない。
本来のアドバンテージを十分に使い切れていない状態なんだ。
明日はフロントの重量を少し落としてみたいと思っている。
それできっと良くなってくるはずなんだ。
12位という結果はもちろん不本意。もう少しの変更で1秒は速くなると思っているからね。
今はいくつものコーナーでマシンの推進力が思うように出し切れない。
でも明日以降、必ず改善できると信じているよ。」










HONDA




アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 4番手)

「今日は順調にセットアップが進んだ。これをベースに明日もセッティングしていきたい。
今回は改良された新しいスイングアームを使ったが、フィーリングはよかった。
明日もこれを使って、セットアップを進めていきたい。
今日のストーナーはとても速くて、大きなリードを広げられた。
その差を縮めるためにも、今日のテストのデータを分析して明日に挑みたい。
明日は、1分56秒台前半でラップできるようにしたい。」



ランディ・デ・ピュニエ(MotoGP 8番手)

「前回のテストはとてもよかったので、前回の状態でテストを開始、ロングランも行った。
路面のグリップは、前回ほどよくなかったが、マシンのフィーリングは悪くなかった。
今日は同じタイヤで走り続けたし、もしニュータイヤを入れればタイムを更新できたと思う。
今日はすべてが順調だった。明日の予選を楽しみにしている。当然、もっと上を狙っていく。」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 11番手)

「タイムも順位もよくなかったが、この1時間のセッションで、わずかだが前進することができた。
とにかく、よい状態に仕上げるために多くのテストを続けている。
今日は大きなステップを刻めなかったが、チームは全力を尽くしてくれている。
明日はフリーと予選で2回のセッションがあるので、引き続きセットアップに集中して、大きく前進できるようにしたい。」


青山博一(MotoGP 17番手)

「前回のテストはあまりよくなかったので、今回は違うセッティングにトライした。
しかし、思ったよりもよくなくて、タイムも更新することができなかった。
全体的にグリップのレベルが低く、セッション前半はまるでグリップしている感じがしなかった。
タイムも順位も悪すぎたし、こんなスタートになるとは思ってもいなかった。
ソフトタイヤを使えばタイムは上げられたと思うが、それでは意味がない。
前回のテストで、開幕戦のタイヤはハードでいこうと決めていたし、明日もハードでセッティングを続けていく。」


山路敏幸 Repsol Honda Team 監督

「今日は新しいセッティングにトライした。
ポジティブな部分もあり、もっと詰めなくてはいけないという部分もあったが、明日以降もセットアップに集中したい。
ダニは苦労しているが、今までにない新しいコメントを出してくれたという点では、収穫があった。
一方、ドヴィツィオーゾは新しいセッティングに対してポジティブなコメントを出しているので、それをベースに明日もセットアップを進めていきたい。
今日は1時間しかなく、完全に時間が足りなかった。
明日のフリー、予選で仕上げていきたい。」








Moto2

高橋裕紀(Moto2 11番手)

「いい状態で走行ができて、常にトップ5につけることができた。
セッション終盤に、今日中にやっておきたいテスト項目があり、その準備に少し時間を取られて、終盤のアタックができなかった。
11番手まで順位を落としたが、明日の予選ではフロントローを狙っていく。
台数も多く、とてもエキサイティングなクラス。明日が楽しみだ。」










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