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MotoGP : 第18戦 バレンシアGP プレビュー

2010-11-05 14:40:47 | MotoGP 2010





MotoGP 2010 第18戦 バレンシアGP

プレビュー



■開催日:2009年11月5日(金)1日目フリー走行、6日(土)予選、7日(日)決勝
■開催地:スペイン/リカルド・トルモサーキット



CIRCUIT DATA


■開設:1999年
■コース長:4.005 km
■サーキットレコードラップ:1分32秒582(2008年:C・ストーナー)
■サーキットベストラップ:1分31秒002(2006年:V・ロッシ)

■2009年のリザルト:

[MotoGP]

1 ダニ・ペドロサ  HONDA  46:47.553
2 ヴァレンティーノ・ロッシ  YAMAHA  +2.630
3 ホルヘ・ロレンソ  YAMAHA  +2.913
4 コーリン・エドワーズ  YAMAHA  +32.515
5 ニッキー・ヘイデン  DUCATI  +34.585
6 トニー・エリアス  HONDA  +34.888
7 ベン・スピーズ  YAMAHA  +37.706
8 アンドレア・ドヴィツィオーゾ  HONDA  +38.364
9 ミカ・カリオ  DUCATI  +42.491
10 アレックス・デ・アンジェリス  HONDA  +43.689
11 ランディ・デ・ピュニエ  HONDA  +46.018
12 ジェームズ・トーズランド  YAMAHA +50.226
13 アレックス・エスパルガロ  DUCATI  +57.168
14 ロリス・カピロッシ  SUZUKI  +1:06.877
15 クリス・バーミューレン  SUZUKI  +1:11.701
16 ガボール・タルマクシ  HONDA  +1:14.405
17 マルコメランドリ  HONDA   +1:33.425
RT ケーシー・ストーナー  DUCATI   DNS

[250]

1 H.バルベラ アプリリア 44:10.601
2 A.バウティスタ アプリリア +3.663
3 ラファエレ・デ・ロサ Honda +5.665
4 T.ルティ アプリリア +5.680
5 ラタパーク・ウィライロー Honda +13.601
6 K.アブラハム アプリリア +13.697
7 青山博一 Honda +27.438
8 A.バルドリーニ アプリリア +35.097
9 R.ロカテリ ジレラ +35.866
10 富沢祥也 Honda +40.176
11 青山周平 Honda +49.095

[125]

1 J.シモン アプリリア 41:17.553
2 B.スミス アプリリア +0.220
3 P.エスパルガロ デルビ +12.123
4 S.コルシ アプリリア +17.577
5 M.シュローター Honda +17.917
6 J.オリベ デルビ +18.334
7 E.バスケス デルビ +18.502
8 S.コルテセ デルビ +18.553
9 R.クルメンナッハ アプリリア +18.731
10 N.テロール アプリリア +21.280




■サーキットの特徴

バレンシアサーキットは、1999年に完成し、2002年からは毎年最終戦に定着している。
コースの特徴は、スタジアム的なスタイルで、グランドスタンドからはコース全体が見渡せるようになっている。
そのグランドスタンドの観客収容能力は、15万人もあり、毎年10万人以上の観客が訪れ非常に盛り上がる事で有名だ。
コースはアップダウンがほとんど無く、1周4,005mで、870mのストレートと右5、左9の低中高速のコーナーが組み合わされている。
全体として低速コーナーが多い為、MotoGPでの平均速度は158km/hと、GPコースでは3番目の低速サーキット。
テクニカルなレイアウトで、ライダーにとっては忙しく気が抜けないコースとなっている。   
ロスしたタイムをばん回する区間や抜きどころが少ないので、スターティング・グリッドを争う予選がとても重要になる。


■パッシングポイント


1、2コーナーの進入。
8コーナーの進入。

非常にパッシングポイントが少ないので、予選順位が重要で、スタート後の1、2コーナーでのポジション争いが激しくなる。



■セッティング

タイトなコーナーが連続する低速区間をクリアするトラクション性能と、最終コーナーからメインストレート、抜きどころの1コーナーへと続く高速区間で伸びるトップスピードを両立させる高度なセッティングが必要。
ピックアップ特性のよいエンジンと旋回性に優れたマシンが求められる。



■タイヤ

タイヤの左右温度差が大きくなるコースである。
右コーナーが少なく、この時期は気温も低く、右側に熱が入りにくい。
しかし、レースは30周と周回数が多く、コーナーの割合が多いので、左側は耐久性が厳しくなる。

旋回性と加減速がポイントとなり、フロントとリアのバランス、そしてエッジグリップ、トラクションと、それらの耐久性が重要。


リア : ミディアムとハード(左右非対称スペック)

フロント : ソフトとミディアム

ウェットタイヤ : ソフト




■スペイン・バレンシア

バレンシアは、スペインの都市。バレンシア州の州都で、バレンシア県の県都。人口は約80万人でスペイン第3位。バレンシア都市圏の人口は173万人に上る。

地中海に面し、温暖な地中海性気候で雨量も少ない。観光地としては世界遺産に登録されているラ・ロンハや国立陶器博物館、カテドラルなどがあり、3月に開催される火祭りは著名。パエリア発祥の地でもある。

■バレンシア観光情報

バレンシアは、スペインの東部に位置し、マドリードとバルセロナに次ぐ、人口75万人のスペイン第3の都市である。
気候は温暖で、地中海の沿岸らしく穏やか。

道幅の広い大通りに囲まれた旧市街は、入り組んだ狭い小路と教会や民家、宮殿、市場などが、人々の生活とともにひしめいている。

毎年3月19日までの1週間、市内の主要な交差点に特大の張り子人形を並べて火をつける火祭りは有名。

陶器やオレンジ、米の産地としても知られている。
この米と良質の水を使ったスペインの名物料理、パエリアはバレンシアが本場。鰻料理もこの地方の名物料理である。



火祭り(ファジャ、Fallas)
中世から続くバレンシアの伝統行事で、スペインに春の訪れを告げる祭り。
毎年3月12日から19日まで行われる。
ファジャと呼ばれる紙と木材だけで作られた高さ20mほどの様々な人形が300体ほど町中に飾られ、最終日19日のサン・ホセの日に一斉にそれが焼かれる。
毎年投票で1位になったファジャの一部は火祭り博物館に殿堂入りする。
セビリヤの春祭り(Feria de Sevilla) 、牛追いで有名なパンプロナのサン・フェルミン祭り(Fiesta de San Fermin de Pamplona) と共にスペイン三大祭りの一つ。


カテドラル(Seu de Valencia)
13世紀中頃から14世紀末にかけて建設されたゴシック様式の大聖堂。
後に改修された部分にはバロックやロマネスクなどの様式によるものもある。
キリストの最後の晩餐で使用した聖杯は必見。


ミゲレテの塔(El Micalet)
カテドラルの角に建つ八角形の塔。
旧市街には高い建物が少ないため、塔の上に登るとバレンシア市内を見渡すことができる。

ラ・ロンハ(Llotja de la Seda)
15世紀末にゴシック様式で建設された「絹の交易所」。世界遺産(文化遺産)に登録されている。
日曜日には 古切手、古コイン市がたつ。


中央市場
バレンシアの台所。果物1つから 量り売り。


国立陶器博物館(Museo Nacional de Ceramica)
パテルナ、マニセス、アルコラなどのバレンシアの3大陶器のほか、スペイン内外の陶磁器を鑑賞できる。
ドス・アグアス候爵の館を利用した博物館なので、展示品以外にも建物の彫刻や絵タイルなどといったものも見どころ。


火祭り博物館(Museo Fallero)
3月の火祭りのために作った人形のうち、審査で1位を獲得したものだけ燃やさずにこの博物館で展示している。


芸術科学都市(Ciutat de les Arts i les Ciencies)
バレンシア州が今、一番力を入れている観光施設。
芸術と科学に関する複合施設。
5つの現代建築によって構成され、どれもヨーロッパ最大級の規模。
現在 IMAXシアタ-、科学博物館、水族館がオ-プンしている。
水族館は ヨ-ロッパ最大級。海底レストランもあり、人気スポット。









■天気


          




■タイムスケジュール(日本時間)

2010. 11.5

125cc   FP1   17:05 - 17:45
MotoGP   FP1   18:05 - 18:50
Moto2   FP1   19:10 - 19:50

125cc   FP2   21:05 - 21:45
MotoGP   FP2   22:05 - 22:50
Moto2   FP2   23:10 - 23:50

2010. 11.6

125cc   FP3   17:05 - 17:45
MotoGP   FP3   18:05 - 18:50
Moto2   FP3   19:10 - 19:50

125cc   QP   21:05 - 21:45
MotoGP   QP   22:05 - 22:50
Moto2   QP   23:10 - 23:55

2010. 11.7

125cc   WUP   16:40 - 17:00
Moto2   WUP   17:10 - 17:30
MotoGP   WUP   17:40 - 18:00

125cc   RAC   19:00
Moto2   RAC   20:15
MotoGP   RAC   22:00

Your Time Zone: GMT +9hours
race local time: GMT +1hours




■TVオンエア情報

G+SPORTS

予選

11月6日(土) 21:00~24:15(生放送)※最大24:30まで放送

11月7日(日) 13:00~16:00
11月9日(火) 18:30~21:30

決勝
11月7日(日) 18:45~23:30(生放送) ※最大24:00まで放送送

11月8日(月) 17:00~21:15
11月9日(火) 23:00~27:15

※放送日時、内容は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください




REPORT

MotoGP

最終戦バレンシアGPは、リカルド・トルモで開催。

エストリルで3年連続のポール・トゥ・ウインを達成したロレンソは、昨年3位表彰台を獲得した舞台で、トップ3でチェッカーを受ければ、シーズン最多の表彰台獲得記録(16回)に並ぶだけでなく、シーズン最多獲得ポイント(373ポイント)を上回る。
4戦ぶりにレースに復帰したペドロサは、右周りコースで左鎖骨骨折の影響から左腕のパワー不足に耐えたが、連戦の今週末は左回りコース。昨年優勝した舞台で、19ポイント差のアドバンテージを堅守する。
4戦連続の表彰台を獲得したロッシは、右肩が完治していない状態で左回りコースに挑戦。厳しい週末が控えているが、ヤマハでのラストレースで優勝を狙う。
今季5度目の転倒リタイヤを喫したストーナーにとっては、昨年ポールポジションからサイティングラップ中に転倒したリベンジを晴らすだけでなく、ドゥカティのラストレースで2年ぶりの優勝を目指す。
青山博一、ド・プニエ、メランドリ、カピロッシ、エスパルガロにとっても、新天地に移籍する前のラストレースとなる。
出場が微妙なのは、左足首を脱臼したスピース。ファクトリーチーム入りを前に、昨年ワイルドカード参戦で7位に入った舞台で好成績を挙げたいところ。



Moto2

トニ・エリアスがMoto2クラス初代王者として、地元グランプリに凱旋する。

前戦では今季初の転倒リタイヤを喫したエリアスだったが、目標を達成するように、来季の最高峰クラス復帰が決定。地元で中量級のラストレースに挑む。
地元レースとなるのは、フリアン・シモン。厳しいレースを耐え抜いた後、今週末は第13戦アラゴンGP前に2度のプライベートテストを実施したホームトラックで、ランク2位を堅守する。
35番グリッドから驚異的なポジション奪取で、表彰台獲得に迫ったアンドレア・イアンノーネだったが、今季2度目の転倒リタイヤ。気持ちを切り替え、6ポイント差のランク2位にトライする。
ランク2位争い同様に注目が集まるのは、コンストラクターのタイトル争い。シューターが今季4勝目を挙げ、ランク1位に再浮上すれば、今季初めて0ポイントに終わったモリワキは、10ポイント差の2位に後退。初代タイトル獲得に向けて、6台のモリワキ勢が13台のシューター勢にチャレンジする。



125

マルク・マルケスがポイントリーダーとして、地元グランプリに登場する。

劇的な逆転劇を演じた17歳のマルケスは、4連勝で今季10勝目を達成。プレシーズンのテストで圧倒的な速さを見せていた当地に、17ポイント差のアドバンテージを持って乗り込み、8位以内にチェッカーを受ければ、史上2番目の最年少王者に輝く。
8戦連続13度目の表彰台を獲得したニコラス・テロールは、第13戦アラゴンGP前にホームトラックでプライベートテストを実施。フリー走行1からポイントリーダーにプレッシャーをかけに行く。
タイトル争いから脱落したポル・エスパルガロは、ランク3位が決定。プレッシャーから解放された中、125ccクラスのラストレースで、今季4勝目を狙う。
ランク4位が決定しているブラドリー・スミスは、125ccクラスのラストランとなるが、レースの展開次第では、テロールのサポート役に徹することを宣言。
125ccクラスの継続参戦が決まっているエフレン・バスケス、エステベ・ラバット、サンドロ・コルテセのランク5位争いも注目。3人のギャップは12ポイント差。

ランク8位の小山知良は、キャリア通算100戦目。第8戦ドイツGP以来となる今季2度目の表彰台を狙う。




COMMENT



YAMAHA

J・ロレンソ

「ついにシーズンが終わる。僕にとっては、スペインのファンのみんなと一緒に迎える最終戦はとても特別なものになるだろう。故郷のマヨルカではすでに祝杯をあげているけれど、世界チャンピオンとして初めてスペインで走るということを誇りに感じているんだ。振り返ってみれば本当に素晴らしいシーズンだった。そしてしばらく優勝から遠ざかっていたあとで、先週、久しぶりに勝つことができたのもうれしかったよ。3冠も決まったので目標はすべて達成したことになるんだけれど、できることなら合計獲得ポイントの記録も更新したい。表彰台に上ればそれが叶うんだ。バレンシアでは優勝したことがないから、今回こそ実現させたいね」

W・ツェーレンベルグ 監督

「最終戦も集中力を切らさずに臨まなければならない。ホルヘにとってはあまり相性の良いコースではないが、ここで好成績をあげて獲得ポイント記録を更新することができれば素晴らしいことだ。すべての目標を達成してしまった今、こうして新しい目標ができたことは良かったと思う」

V・ロッシ

「ついにここまで来た。ヤマハでのラスト・レースは、誰にとってもとても感動的なものになるだろう。いくつもの美しい思い出を作ってくれた僕らのパートナーシップを最高の形で締めくくるためにも、今回ももちろん優勝を狙っていくつもりだよ。この何年か、このコースではあまりいいところがなかったんだけれど、前回のエストリルではマシンのセッティングがまた良くなってきたので、その勢いをキープして臨むことができると思う。とにかく、この週末はとても特別なものになる。だからこそ、僕にできることはすべてやりたいんだ。前回でランキング3位に上がることができた。2位のダニはこのコースが得意だし、依然として19ポイントの差もあるが、逆転も決して不可能じゃない」

D・ブリビオ 監督

「最終戦はいつだって特別なものだが、今年はいつも以上に大切だ。バレンティーノにとって、そしてチームの多くのメンバーにとっても、これがヤマハで最後のレースとなる。だから最大限の努力をして、偉大なるこの歴史を最高の形で締めくくりたい。そのためのモチベーションは非常に高まっており、この最後の週末を思いきりエンジョイしたいと考えている」




HONDA

ダニ・ペドロサ

「エストリルのレースを終えて、この数日の間で、バレンシアでもう一度バイクに乗ることを決めた。エストリルで乗ったときよりいい感じで乗れたらと思っている。エストリルでは腕の感覚がなくなってしまった。今週の検査では、神経に影響がないことがわかった。しかし、引き続き麻痺している感じがあるので、理学療法を継続することにした。だから徐々に不安はなくなると思う。こんな状況だけれど、バレンシアにはいいムードで行けると思う。いつも特別な雰囲気を持っているし、大好きなサーキットだからね。身体の状態に関係なくいい結果を出したいと思っている。新しいスポンサーもインドネシアのHondaから獲得できたしね。今年、インドネシアを訪れたときに、本当に大勢の人がMotoGPに関心あることにびっくりした。彼らはチャンピオンシップに対して情熱的で知識もある。この新しいスポンサーがRepsol Hondaのマシンと新しい国とのいいつながりを作ってくれると思う」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「エストリルで再び表彰台に戻ってこれて、本当にうれしい。チャンピオンシップで4位の可能性を残してバレンシアに臨むことができるからね。バレンシアは低速で、くねくねとしているサーキット。テクニカルでチャレンジ精神を試される難しいサーキットだ。カレンダーの中ではあんまり好きではないサーキットだけれど、そんなことは関係ない。僕たちはできる限りのことをしていい結果を収めたい。今大会は、今季最後のレースというだけでなく、2011年のシーズンに向けてグランプリ直後の火曜日・水曜日にテストがある。これは重要な2日間になる。長い冬休みに突入する前に、この2日間で最高の状態で終了したい」


マルコ・シモンチェリ

「エストリルでは、これまで一番表彰台に近い結果だった。満足感もあったけれど、さすがに、ちょっと悔しさも残る。しかし、僕より速いと感じていたライダーたちと、スタートからゴールまで互角にわたり合えたことがうれしい。エストリルではベストの状態でライディングできたし、僕自身成長したと感じている。バレンシアは、昨年、250ccのタイトルを逃した悔しさを払しょくして、その成長を証明できると思うので待ちきれない。百分の数秒差で逃したポルトガルの表彰台を、大好きなバレンシアで今度こそ獲得したいと思う。間違いなく来季につながるリザルトで今季を終えられると思う。引き続き僕らは、Hondaといつも助けてくれるチームと一緒にベストを尽くしたい」

ランディ・デ・ピュニエ

「オーストラリア、そしてポルトガルと、体力勝負のひどい天気が続いたので、バレンシアGPではドライコンディションを心から望む。他のスペインのグランプリ同様に、暖かい雰囲気が好きなんだ。エストリルを振り返ると、今シーズンのベストに近い結果を狙えたと思う。シモンチェリのパフォーマンスがすごく印象的だったので、総合ポイントのギャップを埋めたいと思っていた。7月のドイツ戦で、左足をケガした。その影響で厳しいレースが続いていたし、エストリルでの6位はうれしい。250ccクラス時代、バレンシアでは表彰台の経験があるから、上位の方で戦っていきたい」

マルコ・メランドリ

「エストリルは、失望のシーズン中でも、失望の日になってしまった。どうして僕らが問題点を見つけられないのかはうまく説明できないけれど、これまでの努力が無駄だったと思うと、本当に悔しい。バレンシアはこれまでのことをすっかり忘れて、埋め合わせをする最後のチャンス。過去に250ccとMotoGPクラスでここで勝っているから、このサーキットは好きだ。エストリルの内容では、あまり多くは望めないけれど、全力を尽くしたい」

青山 博一

「バレンシアでは、これまですっごくいい感じだったり、そうじゃなかったりの極端なレースが多かった。今年はシーズン中盤戦に欠場して、後半戦になってやっと調子を取り戻しているので、今季ベストリザルトを残して一年を締めくくりたい。とにかく、気持ちよくレースができることを望む。昨年はここで250ccのタイトルを獲得している。思い出深いサーキットなので、今年も一年でもっとも思い出に残るレースにしたい」



Moto2

トニー・エリアス

「マレーシアでワールドタイトルを獲得したあと、オーストラリア、ポルトガルと、僕らの能力をきちんと出せなかった。フィリップアイランドではバイクに問題があったし、エストリルは僕に問題があった。一番いい方法でタイトルを獲得したことをアピールしたいと思っていたので、申し訳なく思う。最後のレースでは僕をチャンピオンに仕立ててくれた走りをを見せられたらと思う。バレンシアはそんなに好きなサーキットではないけれども、僕自身と僕を支えてくれるチームのためにベストを尽くしたい。オーストラリア戦とポルトガル戦での失望の埋め合わせをするという意味でも、勝ってシーズンを締めくくりたい」

フリアン・シモン

「エストリルでの難しい週末を終えて、総合2位をキープしてバレンシアに向かうわけだから、このチャレンジにワクワクしている。大好きなサーキットだし、ホームのファンの前で、いいレースをしたい。Moto2クラスの初めてのシーズンで、チャンピオンシップ2位を守り抜きたい。日曜日は絶対にいい結果を残したい」

アンドレア・イアンノーネ

「エストリルの決勝は転倒して再スタートしたけれど、そのときに、心からいい結果でシーズンを終えたいと思った。グリッド後列からのスタートでも表彰台を狙えたのに、クラッシュして本当に残念だった。もう一度僕たちの速さを証明したい。もちろん、ワールドチャンピオンシップの2位を獲得できる位置にいるし、それを目標に戦う。今年がんばってくれたすべての人たちに感謝の気持ちを込めて、何としても表彰台に立ちたいと思っている」

トーマス・ルティ

「エストリルは残念な結果だった。僕らはいいセッティングを見つけなければいけない。ここ2戦はひどい状態だったから、天気がよくなるように祈るばかりだよ。いいセッティングを見つけて、フリー走行から手ごたえを感じられるようなら、きっと、アタックできると思っている。バレンシアでは、これまでよかったり悪かったりなので、こうしたいとはいえないけれど、シーズンをいい形で締めくくりたい」

高橋裕紀

「前回は残念な結果だった。大混戦の中でぬれた路面に乗って転んでしまった。自分と一緒に走っていた面々が表彰台に立っているし、あのまま走っていればと悔やまれる。とにかく、バレンシアは今年最後のレースなので、いい結果につなげたい。バレンシアは、いい思い出も苦い思い出もあるけれど、今年はいい思い出で一年を終えたい」




DUCATI

ケーシー・ストーナー

「ポルトガルで酷い天気に苦しんだ後、バレンシアでは好天候に恵まれ、ドゥカティでのラストレースに向けて、グッドなセッティングを整える仕事があることを信じる。
このトラックが大好き。125ccクラスで初優勝を挙げた舞台。タイトなトラックで、2速と3速のコーナーが多いけど、バイクが望むように走らせれば、グッドなスピードを維持することができる。
ストレート以外では、2つのギアが必要なだけだから、直ぐにギアボックスを正しく調整できる。これまでは、グッドなセッティングを見つけられたから、グッドなレースができる自信がある。」

ニッキー・ヘイデン

「ランク6位は悪くないけど、スペクタクロではない。もちろん、シーズン当初の目標は6位ではなかった。昨年からビックステップを果たした。たくさんのことを学び、それを楽しんだけど、次のステップを果たせないことが欲求不満だけど、まだレースが終わっていないから、明日の朝からストロングに行かなければいけない。
ケーシーは僕を助けてくれ、方向性を示したと思う。僕は常にオープンで、データを共有することは構わない。彼の今を助けたと思うし、それを誇りに感じる」

エクトル・バルベラ

「125ccクラスと250ccクラスで勝ったから、バレンシアでは良い思い出がある。この日曜にMotoGPクラスで勝つことは、ほぼ不可能だけど、ベストリザルトを獲得するために、全力を尽くす」




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