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MotoGP : 第14戦 アラゴン アフターザフラッグ

2013-10-02 08:04:32 | MotoGP WSB BSB JRR



GRAN PREMIO DE ARAGON

Alcaniz



MotoGP 第14戦 アラゴンGP アフター・ザ・フラッグ


■開催日:2013年9月29日(日)決勝
■開催地:スペイン/モーターランド・ アラゴン(5.078km)
■観客:6万1303人(3日間:10万8042人)
■周回数:23周(116.794 km)
■天候:晴れ
■コースコンディション:ドライ
■気温:23度 ■路面温度:30度
■PP:マルク・マルケス(1分47秒804)
■FL:ダニー・ペドロサ(1分48秒565)




MotoGP



マルケス、今季6勝目!

気温23度、路面温30度のドライコンディション。

マルク・マルケスが、4度目のポール・トゥ・フィニッシュとなる今季6勝目をを飾った。
ホルヘ・ロレンソは、序盤をリードしたが、2位となった。
ヴァレンティーノ・ロッシが、4人による3位に争いに競り勝って、3位表彰台を獲得。

アルバロ・バウティスタ、ステファン・ブラドル、カル・クラッチロー、ブラドリー・スミス、アンドレア・ドビツィオーソ、ニッキー・ヘイデン、アンドレア・イアンノーネがトップ10入り。

CRT勢最高位は、アレックス・エスパルガロの11位。
青山博一は14位。

ダニー・ペドロサは、6ラップ目にマルケスと接触した際にスイングアームに配置してある後輪速度を計測するセンサーケーブルが切断されたことから、ハイサイド転倒し、リタイヤに終わった。

ポイントランキングは、ポイントリーダーのマルケスが、ランク2位のロレンソに39ポイント差のアドバンテージを広げた。

次戦マレーシアGPは、セパン・インターナショナル・サーキットで10月11日に開幕、13日に決勝レースが行われる。



1. マルク・マルケス Honda 42'03.459

「今日は本当に激しい戦いでした。ホルヘがスタートで引き離し始めたときは、まずは彼に追いつかなければならないと思いました。そうこうしているうちに、ダニにパスされました。その後、ダニをオーバーテイクできるチャンスが訪れました。気持ちよく乗れていたのですが、ブレーキングで少しはらんでしまいました。そして、マシンが少し浮き上がり、彼に軽く接触しました。彼がそれに気付いたかどうかは分かりません。でも、それでトラクションコントロールを制御するケーブルが切れたと、チームから聞かされました。残念です。めったに起きないことですし、ツキがありませんでした。大事なことは、ダニが無事であることです。その後、ホルヘをオーバーテイクし、優勝することができました。25ポイントを獲得できましたし、重要なレースとなりました」

2. ホルヘ・ロレンソ Yamaha +1.356

「いつも通り、好スタートからアドバンテージを広げていく作戦だった。これが成功してオープニングラップで1秒の差をつけることができたが、総合的に見てマルクのほうが速かったんだ。彼が追い上げてきたときには、終盤戦のことを考えてスロットルを緩めてエネルギーを温存。その後、抜かれ、彼が逃げ切ろうとするのを懸命に追いかけたけれど、どうしても届かなかった。単純に、今日は彼のほうが速かった。何の言い訳もないよ。彼を祝福し、次のレースのほうへ頭を切り替える。チャンピオン争いは、さらに厳しくなってしまったけれど、最後まで戦い抜くことに変わりはない。できるだけ多く優勝したい」

3. ヴァレンティーノ・ロッシ Yamaha +12.927

「3位はうれしい。表彰台は素晴らしい! でも実はもっと速く走れると期待していたんだ。今朝のウォームアップが絶好調だったからね…。マルクとホルヘはフロントにソフト・コンパウンドを使用したが、僕はハードを選んでいた。結果的に彼らのほうが速かったのだから、彼らの選択が正しかったのだろう。最後に3位を獲得することができて良かったよ」

4. アルバロ・バウティスタ Honda +13.787

「すばらしいレースでした。クラッチローやブラドル、そしてバレンティーノとのバトルは、とても楽しかったです。表彰台を逃したことはとても残念ですが、最後まで戦うことができたのはうれしいことです。最終ラップでは、ブラドルとのバトルになったときに、バレンティーノに離されてしまいました。でも、レースなので仕方がありません。アラゴンは、これまでとても苦しんできたサーキットだったので、このようなレースができてよかったです。すばらしい仕事をしてくれたみんなに感謝します」

5. ステファン・ブラドル Honda +13.973

「ファンにとっては、きっと、楽しいレースだったと思います。僕も楽しかったです。全体的にいい週末でした。最終ラップでは、ロッシやバウティスタとのバトルに敗れましたが、とても満足しています。今回は、3日間を通して、速く、安定していたので、表彰台を期待していました。シルバーストーンとブルノの厳しい週末のあと、僕のパフォーマンスはどんどん強くなっています。マシンに対する自信も出てきました。あとは、レース終盤とタイヤが消耗してきたときの経験が必要なだけです。正しい方向に進んでいますし、次戦が楽しみです」

6. カル・クラッチロー Yamaha +14.662

「6位という結果に不満はないよ。ただ本来いるべきポジションから離れ過ぎてしまっていて、その原因がスピード不足にあることは明らかだ。ストレートと加速で、ラップごとに10km/hも遅れてしまう。今朝から新しいエンジンを使用しているので、なぜこんなことになってしまうのかわからないんだ。映像を見てもらえば苦しさがはっきりわかるだろうから、言い訳の必要もないと思う。でも、どんなときでも良い点は見つけられるもの。僕らはライバルたちより走行回数が少なく、シームレス・ギアボックスもなかったが、それでもバレンティーノに1.5秒差でついていくことができた。決して最悪の走りというわけではなかったんだ。次からのアジア3連戦に期待したい。そして、また表彰台を目指したい」

7. ブラッドリー・スミス Yamaha +31.220

「ザクセンリンク以来のベスト・リザルト。ドゥカティ勢を抑え、しかも終盤で彼らを引き離すことができたのは、とても気分が良かったよ。決勝用のセッティングは、もっと向上させることができるはず。アジアへのフライ・アウェイ・レースでは、このあたりがおもな課題になるだろうね。でも今回は、総合的に見て満足しないわけにはいかない。ウイーク初日は何もかもが予定通りに進まず、本当に苦しかったんだ。それを克服して7位を獲得できたのだから喜ばないと!」

8. アンドレア・ドヴィツィオーゾ Ducati +40.671

「今日の最善の結果はスミスについて行くことだったが、残念ながらそれができなかった。レースの3/4は概ね良かった。どうにか歯を食いしばって彼に食らいつけた。しかし、残り9周時点でリアが滑り始めて、差が開いてしまった。残念な気持ちはあるが、金曜に指摘したとおり、このサーキットは必ずしもドゥカティ向きではなかった。高速コーナーに問題があるので、アラゴンではかなりのハンディを抱えてしまう。タイヤが摩耗するとさらにその状況が悪化した。」

9. ニッキー・ヘイデン Ducati +53.413

「厳しい週末だった。グリップを確保してしっかりと止まるマシンにしようと手を尽くしたが、大きな前進はなかった。良いスタートが切れたが、行き場を失ってポジションを落とすことになった。その後は複数のポジションを回復したものの、最終コーナーで2度膨らんでしまった。ターン12は僕にとって鬼門だったが、案の定、止まり切れずに真っ直ぐグラベルトラップに突っ込んだ。おかげで12秒をロスしてひとつポジションを落とした。非常に厳しいレースだったうえ、デスモセディッチGP13もあまりしっくりこなかった。そのうえで自分もミスを犯しすぎたと思う。まったくハッピーではない。マレーシアで好成績を残して、雪辱を果たしたい。」

10. アンドレア・イアンノーネ Ducati +55.067

11. アレックス・エスパルガロ ART +58.001

12. ヨニー・エルナンデス Ducati +1'05.513

「完走できて嬉しい。グッドなペースを維持した。バイクの挙動に関して、幾つか重要なことを理解した。CRTと比較して、パワーとトラクションコントロールが非常に異なる。グッドなスタートとなった。この調子を続けたい。ステップ・バイ・ステップでリザルトを獲得して行きたい」

13. ランディ・ド・ピュニエ ART +1'06.589

14. 青山 博一 FTR +1'08.674

「一日目のセッションを良い感触でスタートすることが出来たのでこの流れを掴んで良くして行こうと思っていたのですが、なかなか上手く行かない物で午後のセッションではエンジンが壊れてしまい、確認項目を全くこなすことが出来ずタイムも更新できない悔しい日になってしまいました。今年はいつもトラブルばかりなので早くこの状況をなんとかして欲しい、ライダーとしてマシンを信頼出来ないのは大きい不安です。2日目はハーフウェットでのスタートになってしまいあまり確認作業が進められず、状況的にはかなり厳しいところでしたが、腐らず午後の予選に向けてよくデータチェックをして項目をしぼって予選に臨んで行きました。今回は上手く狙っていた方向が当たり予選ではタイムを1秒も更新して14番手。トラブルと雨で連続周回が6Lとレースが23Lなのに対してグリップが下がってからの確認できていな不安がありましたがそれはもうレースになってみないと分からないところなので大きく変えずにレースに臨むことにしました。
 案の定レースでは、グリップ不足に序盤から苦しみましたがそれでも可能な限りプッシュして、コルティとエドワースと15番手争いを展開して、タイヤの持ちは彼らの方が余裕あったようですが、最終ラップに3度も順位を入れ替えて前でゴールしました。上手く考えていた展開にハマったので前でゴール出来た時はスッキリしました。今回はCRTの3番手でもあり確実に良くなってきていると思います。ココから好きなコースが続くので楽しみに、問題は出ない事を願って集中していきたいと思います。」

15. クラウディオ・コルチ FTR Kawasaki +1'09.130

16. コーリン・エドワーズ FTR Kawasaki +1'12.041

17. ルーカ・スカッサ ART +1'45.152

18. ブライアン・スターリン FTR Honda +1'45.228

「もっと違う結果を期待していたので、あまり満足していません。いいスタートを切ったのですが、ミスから集中力が欠けてしまいました。残念でした。この先、僕のホームグランプリを含む、大事なレースが続きますので、引き続き、集中していかなければなりません。ポジティブな形で、シーズンを終えられるようにしたいです」

19. ルーカス・ペセック Ioda-Suter +1'45.583

RT エクトール・バルベラ FTR 15 Laps

RT ダニー・ペドロサ Honda 18 Laps

「幸い身体は大丈夫ですが、腰と脚の付け根部分をひどく打ちました。激しい転倒でしたが、それほど大きなケガはありませんでした。マルクが、コーナーエントリーで大きくはらみ、外側から僕にひっかかってきました。その後、僕は宙を舞っていました。トラクションコントロールのケーブルが、彼との接触で切れたことを、あとでメカニックから聞かされました」

RT ダミアン・カドリン PBM 20 Laps

RT ダニーロ・ペトルッチ Ioda-Suter 0 Lap

RT マイケル・ラバティ ART 0 Lap




ポイントスタンディング(ライダー)

1. マルク・マルケス Honda 278
2. ホルヘ・ロレンソ Yamaha 239
3. ダニー・ペドロサ Honda 219
4. ヴァレンティーノ・ロッシ Yamaha 185
5. カル・クラッチロー Yamaha 156
6. ステファン・ブラドル Honda 135
7. アルバロ・バウティスタ Honda 125
8. アンドレア・ドヴィツィオーゾ Ducati 112
9. ニッキー・ヘイデン Ducati 102
10. ブラッドリー・スミス Yamaha 80
11. アレックス・エスパルガロ ART 76
12. ミケーレ・ピロ Ducati 50
13. アンドレア・イアンノーネ Ducati 47
14. コーリン・エドワーズ FTR Kawasaki 31
15. エクトール・バルベラ FTR 27
16. ランディ・ド・ピュニエ ART 23
17. ダニーロ・ペトルッチ Ioda-Suter 23
18. ヨニー・エルナンデス Ducati 11
19. ベン・スピーズ Ducati 9
20. クラウディオ・コルチ FTR Kawasaki 8
21. 青山 博一 FTR 8
22. アレックス・デ・アンジェリス Ducati 5
23. カレル・アブラハム ART 5
24. マイケル・ラバティ PBM 3
25. ブライアン・スターリン FTR Honda 2
26. ハビエル・デル・アモール FTR 1


ポイントスタンディング(コンストラクター)

1. HONDA 316
2. YAMAHA 290
3. DUCATI 123
4. ART 78
5. FTR 35
6. FTR KAWASAKI 32
7. IODA-SUTER 23
8. PBM 3
9. FTR HONDA 2


ポイントスタンディング(チーム)

1. REPSOL HONDA TEAM 497
2. YAMAHA FACTORY RACING 424
3. MONSTER YAMAHA TECH 3 236
4. DUCATI TEAM 214
5. LCR HONDA MOTOGP 135
6. GO&FUN HONDA GRESINI 127
7. PRAMAC RACING TEAM 101
8. POWER ELECTRONICS ASPAR 99
9. NGM MOBILE FORWARD RACING 39
10. AVINTIA BLUSENS 36
11. CAME IODARACING PROJECT 23
12. PAUL BIRD MOTORSPORT 10
13. CARDION AB MOTORACING 5





Moto2クラス



ニコラス・テロールが、他を寄せ付けず勝利!

気温23度、路面温度30度のドライコンディション。

フリー走行から絶好調のニコラス・テロールは、ポールポジションからホールショットを決めると、後続を寄せ付けない強さを発揮し勝利した。
2位は、エステベ・ラバト。2戦連続6度目の表彰台を獲得。
3位、ポル・エスパルガロ。2戦連続7度目の表彰台を獲得。スペイン勢が表彰台を独占した。

4位にポイントリーダーのスコット・レディング。
ミカ・カリオ、ジョルディ・トーレス、ヨハン・ザルコ、フリアン・シモン、マティア・パシーニ、サンドロ・コルテセがトップ10入り。

中上貴晶は、4ラップ目にコースアウト。24番手まで後退したが、11位でフィニッシュした。

ポイントランキングは、レディングがトップを維持。2番手のエスパルガロが20ポイント差に接近した。



1. ニコラス・テロール Suter 40'15.232

「完ぺきな週末になりました。今日は、風が強くて難しいコンディションでした。走りとしては、昨日の方がよかったと思います。今日はコンディションが厳しかったこともあり、集中するのがとても難しかったです。このクラスでは、苦戦するレースもあれば、うまくいくレースもあります。今日のレースは、チームに感謝したいと思います」

2. エステベ・ラバト Kalex +1.736

「とても満足しています。決勝では、あまりいいスタートを切ることができず、たくさんのライダーとのバトルになりました。中上、ポル、レディングなどがいました。僕はスコットのマシンにしばらく抑えられてしまいましたが、その後、彼をパスして引き離すことができました。うまく集中でき、ギャップが作れました。でも、ニコ(テロ-ル)に追いつくには、前に出るのが遅すぎました。優勝はできませんでしたが、とてもいいレースになりました」

3. ポル・エスパルガロ Kalex +3.530

「ポイントで、少しだけスコットに近づくことができました。今日は難しいレースになりました。どうしてか分かりませんが、最近は、なかなか思うようにいきません。ニコが言っていたように、勝てることもあれば、5位や6位争いをするのに、一生懸命がんばらなければならないこともあります。ベストを尽くして、スコットより前でフィニッシュできたことを、喜びたいと思います。大変なバトルでした。それでも、表彰台に立つことができました」

4. スコット・レディング Kalex +3.783

5. ミカ・カリオ Kalex +4.049
6. ジョルディ・トーレス Suter +11.602
7. ヨハン・ザルコ Suter +16.298
8. フリアン・シモン Kalex +18.765
9. マティア・パッシーニ Speed Up +22.266
10. サンドロ・コルテセ Kalex +23.757


11. 中上 貴晶 Kalex +23.924

「昨日からいろいろなセッティングにトライして、少しずつよくなったのですが、最後までセッティングをまとめきれませんでした。フロントの安定性が足りず、思うようにペースを上げられませんでした。そのため、2番手争いの集団の中で苦戦し、ほかのマシンとの接触を避けようとしてコースアウトしてしまいました。それで24番手まで順位を落とし、そこから全力で追い上げましたが、最終的に11位になるのがやっとでした。どうしてこういうことになったのか、しっかりとデータを分析して、2度と起きないようにしたいです。連続表彰台は4でストップしましたが、ここから先のアジアシリーズは、初優勝を目標に全力を尽くします」

12. マルセル・シュロッター Kalex +24.487
13. ドミニク・エガーター Suter +28.011
14. アレックス・マリネラレナ Kalex +33.120
15. ダニー・ケント Tech 3 +43.909
16. アクセル・ポンス Kalex +44.230
17. ジーノ・レア FTR +44.293
18. ルイ・ロッシ Tech 3 +47.587
19. リカルド・カルダス Speed Up +47.678
20. ロマン・ラモス Motobi +52.153
21. アルベルト・モンカヨ Speed Up +53.848
22. ドニ・タタ・プラディタ Suter +1'24.099
23. ロビン・マルホウザー Suter +1'26.887
24. ティティポン・ワロンコーン Suter +1'37.241
25. ラフィド・トパン・スキプト Speed Up 1 Lap


RT アレックス・デ・アンジェリス Speed Up 1 Lap
RT アンソニー・ウェスト Speed Up 7 Laps
RT シモーネ・コルシ Speed Up 14 Laps
RT アズラン・シャー・カマルザマン Moriwaki 16 Laps
RT エセキエル・イトゥリオス Kalex 20 Laps
RT トーマス・ルティ Suter 0 Lap
RT ザビエル・シメオン Kalex 0 Lap
RT スティーブン・オデンダール Speed Up 0 Lap




ポイントスタンディング(ライダー)

1. スコット・レディング Kalex 215
2. ポル・エスパルガロ Kalex 195
3. エステベ・ラバト Kalex 171
4. ミカ・カリオ Kalex 143
5. 中上 貴晶 Kalex 130
6. ドミニク・エガーター Suter 122
7. ヨハン・ザルコ Suter 113
8. ニコラス・テロール Suter 108
9. トーマス・ルティ Suter 94
10. ジョルディ・トーレス Suter 83
11. シモーネ・コルシ Speed Up 74
12. ザビエル・シメオン Kalex 71
13. フリアン・シモン Kalex 57
14. アレックス・デ・アンジェリス Speed Up 46
15. マティア・パッシーニ Speed Up 42
16. アンソニー・ウェスト Speed Up 39
17. マルセル・シュロッター Kalex 28
18. トニー・エリアス Kalex 21
19. ランディ・クルメンナッハー Suter 20
20. マイク・ディ・メッリオ Motobi 18
21. サンドロ・コルテセ Kalex 13
22. ダニー・ケント Tech 3 8
23. ルイ・ロッシ Tech 3 4
24. アクセル・ポンス Kalex 2
25. アレックス・マリネラレナ Kalex 2
26. リカルド・カルダス Speed Up 1


ポイントスタンディング(コンストラクター)

1. KALEX 306
2. SUTER 220
3. SPEED UP 109
4. MOTOBI 18
5. TECH 3 12





Moto3クラス



リンス、5勝目!

気温21度、路面温度20度のドライコンディション。

アレックス・リンスが、マーヴェリック・ビニャーレスとの優勝争いを制し、5勝目を飾った。
ビニャーレスは、2戦連続の2位。
3位、アレックス・マルケス。地元スペイン勢が表彰台を独占した。

ルイス・サロム、ミゲール・オリベイラ、フィリップ・エッテル、ジョナス・フォルガー、ロマーノ・フェナティ、アーサー・シシス、エフレン・バスケスがトップ10入り。

渡辺陽向は、24位だった。

ポイントランキングは、サロムがトップを維持。リンスが2番手に浮上した。



1. アレックス・リンス KTM 40'04.214

2. マーヴェリック・ビニャーレス KTM +0.426

3. アレックス・マルケス KTM +12.377

4. ルイス・サロム KTM +16.416
5. ミゲール・オリベイラ Mahindra +16.496
6. フィリップ・エッテル Kalex KTM +21.539
7. ジョナス・フォルガー Kalex KTM +25.255


8. ロマーノ・フェナティ FTR Honda +27.711

「最高のレースでした。バスケスや、シシス、そのほかのライダーとたくさんバトルをしました。スタートはあまりよくありませんでしたが、一人ひとりパスしていきました。バスケスとのバトルは大変でしたが、彼をパスしたあとは引き離すことができました。KTMは、スピードに秀でているので、彼らをストレートでパスすることは不可能でした。コーナーで全力を尽くさなければなりませんでした」

9. アーサー・シシス KTM +27.888
10. エフレン・バスケス Mahindra +28.977


11. アレックス・マスボー FTR Honda +29.601

「いいスタートを切ることができましたし、レース序盤は、いいグループにいました。(フィリップ)エッテル(KALEX KTM)と(ルイス)サロン(KTM)をパスすることはできませんでしたが、バスケスがグループを抑えてしまったので、レース中盤は、タイムをかなりロスしました。1秒か1秒半は、リズムが遅くなりました。フェナティが前に出て少しギャップを作りましたが、バスケスをパスするのは不可能だったので、彼の後ろでフィニッシュしました。もう少し前でフィニッシュしたかったのですが、レースの内容には満足しています」

12. ブラッド・ビンダー Mahindra +29.748
13. ジャック・ミラー FTR Honda +33.833
14. ニッコロ・アントネッリ FTR Honda +33.850
15. リヴィオ・ロイ Kalex KTM +47.978
16. エリック・グラナド Kalex KTM +48.137
17. フランシスコ・バグナイア FTR Honda +48.190
18. イサック・ビニャーレス FTR Honda +48.725
19. ブライアン・スターリン FTR Honda +48.731
20. アナ・カラスコ KTM +48.792
21. ニクラス・アジョ KTM +48.796
22. ジャスパー・イウェマ Kalex KTM +49.336
23. ジョン・マクフィー FTR Honda +52.739


24. 渡辺 陽向 FTR Honda +52.850

「今日はスタートがよくて、1周目から集団についていくことができました。最低限の目標だった2分1秒台を出せました。その後、何度かミスをして集団から離されてしまい、そこからはペースも落ちてしまいました。しかし、今年初めて、チームメートよりも前でゴールすることができました。ポイントは獲得できませんでしたが、内容としては、今年のベストレースです。これから先、マレーシア、オーストラリア、日本と続く3連戦は、ポイント獲得を目標に全力で挑みたいです」

25. ルカ・アマト Mahindra +52.911
26. ロレンツォ・バルダッサーリ FTR Honda +57.726
27. アレッサンドロ・トヌッチ FTR Honda +57.813
28. フアン・フランシスコ・ゲバラ TSR Honda +1'38.348
29. マリア・エレーラ KTM +1'54.722


RT ザルファミ・カイルディン KTM 5 Laps
RT マッテオ・フェラーリ FTR Honda 9 Laps
RT フロリアン・アルト Kalex KTM 9 Laps
RT トニー・フィンスターブッシュ Kalex KTM 13 Laps
RT ヤクブ・コーンフェイル Kalex KTM 17 Laps
RT アラン・ティーチャー TSR Honda 19 Laps




ポイントスタンディング(ライダー)

1. ルイス・サロム KTM 259
2. アレックス・リンス KTM 250
3. マーヴェリック・ビニャーレス KTM 247
4. アレックス・マルケス KTM 149
5. ジョナス・フォルガー Kalex KTM 129
6. ミゲール・オリベイラ Mahindra 115
7. ジャック・ミラー FTR Honda 79
8. アレックス・マスボー FTR Honda 69
9. エフレン・バスケス Mahindra 62
10. ザルファミ・カイルディン KTM 60
11. アーサー・シシス KTM 59
12. ヤクブ・コーンフェイル Kalex KTM 56
13. ブラッド・ビンダー Mahindra 50
14. ロマーノ・フェナティ FTR Honda 48
15. ニクラス・アジョ KTM 43
16. イサック・ビニャーレス FTR Honda 33
17. ニッコロ・アントネッリ FTR Honda 32
18. フィリップ・エッテル Kalex KTM 18
19. ジョン・マクフィー FTR Honda 15
20. ダニー・ウェッブ Suter Honda 15
21. ジャスパー・イウェマ Kalex KTM 8
22. エリック・グラナド Kalex KTM 7
23. アレッサンドロ・トヌッチ FTR Honda 6
24. アラン・ティーチャー TSR Honda 6
25. リヴィオ・ロイ Kalex KTM 4
26. マッテオ・フェラーリ FTR Honda 1


ポイントスタンディング(コンストラクター)

1. KTM 325
2. KALEX KTM 137
3. MAHINDRA 124
4. FTR HONDA 109
5. SUTER HONDA 47
6. TSR HONDA 6





監督



ウィルコ・ズィーレンベルグ (ヤマハ・ファクトリーチーム・マネジャー)

「今回もまた2位。去年と同じ順位だ。しかしタイムは大幅に縮まり、去年よりも合計で12秒も速かった。進化したことは間違いないのだが、やはり優勝には届かなかった。これが、あまり得意ではないコースでのポテンシャルということだ。残りの4戦はいくらか条件が良いと思うので、勝利を目指していきたい」

マッシモ・メレガリ (ヤマハ・ファクトリーチーム・ディレクター)

「すべてが計画通りに進んだわけではなかったが、そのなかで好成績を獲得し、ふたり揃って表彰台に上ることができた。いつも苦労させられたコースでの好成績は、大きな成果。しかも多くのデータを集めることもできた。チャンピオンシップの可能性もまだ残っているので、十分に準備をして次の戦いに臨みたい」

エルベ・ポンシャラル (モンスター・ヤマハ・テック3チーム監督)

「3位争いを展開しながら6位に留まったことは非常に残念。スピード不足は明らかで、このことがカルの足を引っ張ることになった。しかし彼はいつも通りに、強い決意とファイティング・スピリットを持って臨み、すべてをかけて3位集団に留まり続けた。彼のこうした取り組み方に、私はいつも感謝しているのだ。彼の素晴らしい走りと高い競争力が、チームをますますやる気にさせてくれることは間違いない。ブラッドリーには祝福の言葉を贈りたい。2台のドゥカティ・ファクトリーを抑え、とくに、去年は我がチームから出場して表彰台を獲得したアンドレアを突き放したのは決して容易なことではない。ときにカル、バウティスタ、ブラドル、ロッシと同等のタイムを記録するなど大きな成長が見られた。今日のふたりのパフォーマンスに満足している」

津谷晃司 (ヤマハ・MS開発部 モトGPプロジェクトリーダー)

「未明の降雨と雲・風のため、気温23℃に対して路面温度は30℃とあまり上昇しないコンディションでの決勝となりました。ロレンソ選手は2番グリッドからホールショットを奪いレース中盤までトップを走行、マルケス選手に交わされた後も大きく離されずに終盤ペースアップし再び直後まで迫りましたが、ラスト4周目からのスパートについていけず、約1秒差の2位でゴールとなりました。今回は昨日から今朝にかけて、もう一歩のステップアップを狙った変更が若干裏目に出てしまい、ブレーキング安定性をロスして僅かに0.1~0.2秒程ラップタイムを落としたことが最終的なトップとの差となってしまいました。
 ロッシ選手は昨日の好調を維持するため大きな変更をせずにレースに挑みましたが、想定より低めであった路面温度に対して上手くセッティングが働かず、バイクバランスが崩れたためトップ争いにはついていけなかったものの、4台での熾烈な3位争いを制して5戦ぶりの表彰台を獲得しました。
 2010年の開催からまだ勝利したことのなく、相性の良くない本サーキットで僅差で勝利を逃す結果となったことは非常に悔しいですが、最後まであきらめない走りで勝利にこだわってギリギリの走行を続けたライダー達に感謝するとともに、ライダー・スタッフ・開発陣の頑張りで2人そろって表彰台に上ることができたことは今後につながる結果だと思います。次戦はヨーロッパから離れた3連戦の初戦となるマレーシアGPです。今回のレース結果をしっかり反芻して、攻めの姿勢を忘れないよう戦い続けますので応援よろしくお願いします」

パオロ・チャバッティ(ドゥカティ・モトGPプロジェクト・ディレクター)

「フリープラクティスを終えて、8位より上のリザルトを残すのは厳しいとわかっていた。残念ながら、現時点ではこれが我々のポテンシャルだと言わざるを得ないようだ。アンドレアはスミスとバトルをしていたが、リアタイヤのグリップが落ちてライバルに対抗できなくなった。ニッキーのレースはアンドレアより厳しかった。週末を通じて、マシンフィールがしっくりこなかった。満足などしていないが、今はこれ以上何も言うことがない。」




ブリジストン



山田宏 (モーターサイクルレーシングマネージャー)

「優勝を獲得したマルクとレプソル・ホンダ・チームの皆様にお祝いを申し上げます。マルクとホルヘがともに最後まで全力を振り絞って戦い抜いた今日のレースは、緊張感に満ちた素晴らしい内容でした。優勝候補のダニが、トップ争いの最中にアクシデントによるテクニカルトラブルで転倒してしまったのはとても残念ですが、次のレースではきっとまたもや優勝争いを繰り広げてくれるでしょう。今日の決勝レースには、熾烈なチャンピオン争いをこの目で見ようと、昨年以上に大勢の観客の方々が観戦に訪れました。シーズン残りの4戦も、この素晴らしいレースを見届けるべく、たくさんのファンの皆様が観戦にきてくださることを願っています」

東雅雄 (モーターサイクルレースタイヤ開発部チーフエンジニア)

「今日は今回のレースウィークで最も涼しい温度になりましたが、フロント用に柔らかめ選択肢のソフトコンパウンドを装着したのは4選手にとどまり、大半の選手はハードコンパウンドでレースに臨みました。リアタイヤに関しては、この温度条件を考慮して全員が柔らかめ選択肢のコンパウンドをチョイスしていました。フロント用のコンパウンドは、硬め柔らかめの双方とも良好に作動し、選手とチームは各コンパウンドの特徴をそれぞれ巧みに引き出していたと思います。総レースタイムは過去の記録を更新し、レース中のラップレコードも過去のものを塗り替えたことから、今回の第14戦は我々ブリヂストンにとっても非常に成果の大きかったレースになりました」