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MotoGP : 第12戦 イギリス プレビュー

2013-08-30 10:18:45 | MotoGP WSB BSB JRR






2013 MotoGP 第12戦 イギリスGP


■開催日:2013年8月30日(金)フリー走行、31日(土)予選、9月1日(日)決勝
■開催地:イギリス/シルバーストーン



CIRCUIT DATA

■開設:1948年 改装:2011年
■コース長:5.900m
■コース幅:17m
■左コーナー: 8 右コーナー: 10
■最長ストレート: 770m


■レース周回数/成立周回数
MotoGP : 20 Laps/14 Laps
Moto2 : 18 Laps/12 Laps
Moto3 : 17 Laps/11 Laps


■記録

[MotoGP]
Fastest Lap : 2011 ケーシー・ストーナー (AUS) Honda 2'02.020
Circuit Record : 2012 ホルヘ・ロレンソ (SPA) Yamaha 2'02.888
Best Pole : 2011 ケーシー・ストーナー (AUS) Honda 2'02.020
Top Speed : 2010 ダニー・ペドロサ(SPA) Honda 323.9 km/h

[Moto2]
Fastest Lap : 2012 トーマス・ルティ (SWI) Suter 2'07.667
Circuit Record : 2012 トーマス・ルティ (SWI) Suter 2'07.667
Best Pole : 2012 ポル・エスパルガロ (SPA) Kalex 2'08.011
Top Speed : 2010 アンドレア・イアンノーネ (ITA) Speed Up 277.5 km/h

[Moto3]
Fastest Lap : 2012 サンドロ・コルテセ (GER) KTM 2'16.055
Circuit Record : 2012 サンドロ・コルテセ (GER) KTM 2'16.055
Best Pole : 2012 マーヴェリック・ビニャーレス (SPA) FTR Honda 2'16.187
Top Speed : 2012 ザルファミ・カイルディン (MAL) KTM 220.4 km/h

・Fastest Lap (当該セッション中の最速ラップタイム。ここでは過去の最速ラップタイム)
・Circuit Record (過去に記録された決勝レース中の最速ラップタイム)
・Best Pole (過去に記録された予選走行中の最速ラップタイム)


■2012年のリザルト:

[MotoGP]

1. ホルヘ・ロレンソ Yamaha 41'16.429
2. ケーシー・ストーナー Honda +3.313
3. ダニー・ペドロサ Honda +3.599
4. アルバロ・バウティスタ Honda +5.196
5. ベン・スピーズ Yamaha +11.531
6. カル・クラッチロー Yamaha +15.112
7. ニッキー・ヘイデン Ducati +15.527
8. ステファン・ブラドル Honda +22.521
9. ヴァレンティーノ・ロッシ Ducati +36.138
10. エクトール・バルベラ Ducati +41.328
11. アレックス・エスパルガロ ART +1'03.157
12. ランディ・ド・ピュニエ ART +1'03.443
13. ミケーレ・ピロ FTR +1'07.290
14. ジェームズ・エリソン ART +1'14.782
15. ヨニー・エルナンデス BQR +1'15.108
16. コーリン・エドワーズ Suter +1'29.899
17. ダニーロ・ペトルッチ Ioda +1'40.302
18. イヴァン・シルバ BQR +1'52.099
19. アンドレア・ドヴィツィオーゾ Yamaha 1 Lap
RT. マティア・パッシーニ ART 6 Laps

[Moto2]

1. ポル・エスパルガロ Kalex 38'29.792
2. スコット・レディング Kalex +1.462
3. マルク・マルケス Suter +1.521
4. アンドレア・イアンノーネ Speed Up +2.851
5. シモーネ・コルシ FTR +3.803
6. クラウディオ・コルチ Kalex +7.109
7. ブラッドリー・スミス Tech 3 +7.627
8. トーマス・ルティ Suter +7.669
9. ドミニク・エガーター Suter +15.847
10. ミカ・カリオ Kalex +20.179

19. 中上 貴晶 Kalex +28.577

25. 高橋 裕紀 Suter +41.470

[moto3]

1. マーヴェリック・ビニャーレス FTR Honda 38'55.210
2. ルイス・サロム Kalex KTM +0.933
3. サンドロ・コルテセ KTM +1.023
4. アレックス・マスボー Honda +8.100
5. エフレン・バスケス FTR Honda +8.414
6. ダニー・ケント KTM +8.637
7. ロマノ・フェナティ FTR Honda +8.940
8. アーサー・シシス KTM +9.046
9. ザルファミ・カイルディン KTM +9.208
10. ミゲール・オリベイラ Suter Honda +15.613

24. 藤井 謙汰 TSR Honda +1'11.283




■特徴

 2010年から24年振りにイギリスグランプリの舞台となり4回目の開催となったシルバーストーン。開催時期が、昨年までの6月開催から9月と変更された。場所はイギリス中部のバーミンガムの南西約30km、ノーザンプトン近郊に位置し、1947年に使われなくなっていた小さな飛行場で即興的にカーレースが行われたのが始まり。1948年にサーキットとして改修され、1950年にF1グランプリが初めて行われた。以来、1987年までF1の開催会場となってきた。モーターサイクル・レースも1977年から1986年まで行われており、当時は500ccマシンが活躍していた。2010年に大改修が行われ、昨年はピットボックスのビルが新築されたため、スタートラインの位置が大幅に変更されている。全長5,900mは最長となり、右コーナーが10、左コーナーが8、4本のストレートがあり、高速での切り返しが連続するハイスピードコースとなる。過去のコースレコードを見ると、アベレージが、172.8km/hで、これはフィリップアイランド(177.7km/h)、ムジェロ(173.5km/h)に次ぐ3番目の高速コースです。



■見どころ・抜き所

4本あるストレートの進入で追い抜きシーンが見られるだろう。
スタート直後は、1、2コーナーで高速の切り返し、3コーナーへの進入がポイント。
最後の勝負所は、最終コーナーを含む3つのコーナーがポイントとなる。

イギリスは天候が不安定な事も波乱要因のひとつだ。



■タイヤ

高速コーナーが多いのでタイヤの負担が大きい。

フロント : ソフト ・ ミディアム
リア : ソフト(CRT) ・ ミディアムソフト ・ ミディアム(プロト)(左右非対称コンパウンド)(右は両スペック共ミディアム、左がエクストラソフトとソフト)

ウェットタイヤ :  フロント、リア共にソフト(OP.ハード)

■セッティング

高速での切り返しや旋回性、高速からのハードブレーキング時の安定性が重要となり、セッティングの難易度は高い。




イギリス・ノーザンプトン地方の紹介


ここでは、シルバーストンから最寄りの都市、ノーザンプトンの紹介をします。

ノーザンプトンは、ロンドンとバーミンガムの中間に位置し、ロンドンからは車で1時間半くらいの場所にある。

この街は、靴の生産地で有名で、有名なブランド工場が多く存在する。
イギリスに行った際は、自分好みの靴をオーダーするのも良い思い出になるでしょう。

観光

運河博物館(Billing Aquadrome、Stoke Bruerne)
有名な靴工場
美しい庭園(Castle Ashby、Cannons Ashby House)
シルバーストーン・サーキット




■天気

     




■タイムスケジュール(日本時間)

2013. 8.30

Moto3 : FP1 17:00 - 17:40
MotoGP : FP1 17:55 - 18:40
Moto2 : FP1 18:55 - 19:40

Moto3 : FP2 21:10 - 21:50
MotoGP : FP2 22:05 - 22:50
Moto2 : FP2 23:05 - 23:50

2013. 8.31

Moto3 : FP3 17:00 - 17:40
FP3 17:55 - 18:40
Moto2 : FP3 18:55 - 19:40

Moto3 : QP 20:35 - 21:15

MotoGP : FP4 21:30 - 22:00

MotoGP : Q1 22:10 - 22:25
MotoGP : Q2 22:35 - 22:50

Moto2 : QP 23:05 - 23:50

2013. 9.1

Moto3 : WUP 17:00 - 17:20
MotoGP : WUP 17:30 - 17:50
Moto2 : WUP 18:00 - 18:20

Moto3 : RACE 19:20
MotoGP : RACE 21:00
Moto2 : RACE 22:30

Time difference : -8 hours
local time : GMT +1




■TVオンエア情報

G+SPORTS

予選

8月31日(土) 20:30~24:30(生放送) ※最大24:45まで放送

9月2日(月) 14:00~17:30

決勝

9月1日(日) 19:00~24:00(生放送) ※野球中継延長時、19:15、19:30、20:00から放送の可能性あり

9月3日(火) 9:30~13:45
9月10日(火) 9:30~13:45

※放送日時、内容は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください





REPORT

MotoGP Topics

マルク・マルケスが、史上7人目の5連勝に挑戦

史上最年少優勝
1. M.マルケス: 20歳と63日 (2013年アメリカズ)
2. F.スペンサー: 20歳と196日 (1982年ベルギー)
3. 阿部典史: 20歳と227日 (1996年日本)

史上最年少2連勝
1. M.マルケス: 20歳と154日 (2013年ドイツ/アメリカ)
2. F.スペンサー: 21歳と104日 (1983年南アフリカ/フランス)
3. J.チェコット: 21歳と194日 (1977年フィンランド/チェコ)

史上最年少3連勝
1. M.マルケス: 20歳と182日 (2013年ドイツ/アメリカ/インディアナポリス)
2. Fスペンサー: 21歳と125日 (1983年南アフリカ/フランス/イタリア)
3. C.ストーナー: 21歳と321日 (2007年アメリカ/チェコ/サンマリノ)

史上最年少4連勝
1. M.マルケス: 20歳と189日 (2013年ドイツ/アメリカ/インディアナポリス/チェコ)
2. M.ヘイルウッド: 22歳と139日 (1962年オランダ/ベルギー/アルスター/西ドイツ)
3. V.ロッシ: 22歳と260日 (2001年パシフィック/オーストラリア/マレーシア/リア)

史上最年少5連勝
1. M.ヘイルウッド: 22歳と160日 (1962年)
2. V.ロッシ: 23歳と50日 (2001年/2002年)
3. J.サーティース: 25歳と123日 (1958年/1959年)
4. G.アゴスチーニ: 26歳と21日 (1968年)
5. M.ドゥーハン: 29歳と29日 (1994年)
6. G.デューク: 31歳と167日 (1954年)

*ジャコモ・アゴスチーニは、1968年開幕戦西ドイツGPから1969年第10戦アルスターGPまで、20連勝を達成すれば、ジョン・サーティースは、1958年第6戦アルスターGPから1960年第2戦ツーリスト・トロフィーまで11連勝を記録。ミック・ドゥーハンは1994年第4戦スペインGPから第9戦フランスGPまで6連勝。ヘイルウッドとジェフ・デューク、バレンティーノ・ロッシは5連勝を果たしていた。


Moto2

JiR・Moto2は、マイク・ディ・メッリオの負傷代役として、英国スーパースポーツ選手権に参戦するオーストラリア人ライダー、ジェイソン・オハーランを起用する。




COMMENT



HONDA

マルク・マルケス (ランク1位)

「MotoGPマシンでシルバーストーンを走るとどんな感じになるのか楽しみです。125ccクラスでは楽しめましたが、Moto2クラスでは少し苦戦しました。とても天候が変わりやすいので、イギリスGPは天候が重要なファクターになりそうです。昨年は(ホルヘ)ロレンソ選手がとてもいいレースをしましたので、今年も強いと思います。しかし、4連勝中の自分には勢いがあります。とても調子がいいですし、マシンにも自信があります。どんなレースになるのか分かりませんが、いつものように、金曜日の午前中から一生懸命がんばろうと思います」

「(5連勝?)可能かもしれないけど、非常に難しい。125ccマシンでは良かったけど、Moto2マシンで少し苦戦したから、週末の様子を見よう。いつものように最善を尽くすけど、カルは速い。昨年も足を怪我していたけど、速かった。MotoGPマシンで楽しそうだ。トライしてみたい。重量があるけど、ロングストレートはナイス。グッドな週末にできると思う。
 チャンピオンシップのリーダーということに驚き。グレートなサプライズだ。この状況が嬉しい。期待していなかったけど、まだ7戦が残っている。ダニとホルヘは、すごく速いから仕事をする必要がある。プレッシャーはない」

ダニ・ペドロサ (ランク2位)

「ブルノを終えて、気分はとてもいいです。体調は毎回よくなっています。今週末のシルバーストーンで、また一歩前進できることを願っています。ここはスピードが速く、切り返しが多い、大変なサーキットです。高速コーナーと低速コーナーの両方に合ういいセットアップを見つけなければなりません。昨年のレースはハードでした。今年はいいレースができることを願っています。イギリスの天気は予測が全くつきません。最初からいいコンディションになることを願っています」

「体調は良くなっている。これは大きな安心。ラストレースでは優勝争いにトライした。これは精神面とチームにとって重要なこと。少しハードにトレーニングができるようになったことはポジティブだ。
 いつも寒く、雨も降る。常にタイヤにとって非常に厳しい。もしかしたら、8月の開催だから、タイヤにとって簡単になるかもしれない。トラックを楽しみたい。
 (マルケスを止めるのは)不可能だ。バイクから飛び降りることはできないから、自分自身のレースをして、可能な限りに速く走ることにトライするだけ。速ければ、どうすることもできない。ライディングをコントロールするだけ」

ステファン・ブラドル (ランク6位)

「シルバーストーンは、天候が変わりやすいという点では難しいグランプリになりますが、サーキットはすばらしいです。天候に関しては、完全にウエットか、完全にドライになることを願っています。かなりスピードの速いサーキットですが、ハードブレーキングエリアがあまりなく、これまでとは違うセットアップが要求されます。昨年は土曜日の午前中に転倒し指を痛めました。それでも日曜日はグリッドに並び、8位でフィニッシュしました。今年はMotoGPクラスの経験を積んできたことでレースがとても楽しみです。この2戦の結果には満足していませんが、いつものペースに戻れるように全力を尽くします」

アルバロ・バウティスタ (ランク8位)

「ブルノはとてもポジティブなレースでした。金曜日の問題を土曜日に大きく改良できたし、フロントローを獲得することができました。そして決勝でも、さらにマシンのフィーリングはよくなりました。シルバーストーンは昨年MotoGPで初ポールポジションを獲得し、決勝も4位と、いいレースができました。とても好きなサーキットです。ラグナセカ以降のいい流れをキープしたいです。シルバーストーンは長い高速サーキットで、走っていて楽しいのですが、どんな天気になるか分からないので、早くセットアップを見つけなければなりません。寒くなったり、雨が降ったりするかもしれないので、すべてのセッションを最大限利用しなければなりません」

ブライアン・スターリン (ランク25位)

「ブルノは、すでに知っているサーキットでしたし、自信もあったのですが残念な結果でした。その原因はチャタリングで、終盤にタイヤも消耗し、ペースを維持することができませんでしたが、今回もまた知っているサーキットなので、いいリザルトを期待しています。今回は同じような問題が起こらないことを願っています」

ファウスト・グレシーニ (GO&FUN Honda Gresini チームマネージャー)

※ スコット・レディングと2年契約を締結した。

「スコット・レディングのようなヤングタレントと共に働けることが大変嬉しいです。野心的なプロジェクトを築き上げるという明白な目標と共に2年契約を結びました。
 スコットは素晴らしい才能の持ち主であることを証明しました。我々のチームに迎え入れることを誇りに思います。彼と一緒に仕事を始められることが楽しみです。彼のライディングスタイルとレースへのアプローチは素晴らしいです」




YAMAHA

ホルヘ・ロレンソ (ランク3位)

「前回のブルノは、正直もう少し行けると思っていた。でも自分自身のパフォーマンスにはとても満足しているよ。優勝を目指して持てる力をすべて出し切ったつもりだけれど、ライバルたちのほうがもっと上だったんだ。今回のシルバーストーンは大好きなコースで、いつも快調に走ることができた。コース自体も素晴らしく、のびのびと流れるようなコーナーは僕らのマシンに合っていると思う。ただ、問題はイギリスの天候。変わりやすいことで有名で、そのせいでいつもチャレンジングなグランプリになってしまうんだ。でも、どんなコンディションだとしても僕らはいつものように全力を尽くすだけ。優勝を目指し、ライバルたちとの差を縮めたい」

「彼(マルケス)をストップすることはできない。僕はトラック上で彼の前でフィニッシュするだけ。そうしたい。
 僕はアッセンとザクセンリンクの後で、ポイントを挽回する必要があるから、優勝にトライするけど、現状は可能ではない。可能ではなかった。トラックが異なるから何が起きるのか見てみよう。
 シームレスシフト・ギアボックス?不運にもニュースはない。今はチャンンピオンシップのことを忘れて、レースに勝つことに集中すべき。まだ、優勝を期待するレベルにないけど、ものごとは急に変わることがある。もしかしたら、今週末に状況が一転するかもしれないから、モチベーションを変える必要はない」

ヴァレンティーノ・ロッシ (ランク4位)

「ブルノでは、もう少し上を狙っていたよ。だから間をおかずにまたレースができることがうれしいんだ。僕らのチームの目下の課題は、トップグループと同等のペースをキープできるようにマシンを改良すること。決して大きく離されているわけではないが、今回のシルバーストーンは、この課題克服のための何らかの答えを示してくれるはずなんだ。ここは非常に高速のコースで、ヤマハはきっと、いい走りができるだろう。ベスト・パフォーマンスを目指し、一日も早く前へ進みたい」

「シルバーストンはスーパーなトラック。MotoGPにとって、ベリーグッド、ベリーファースト、そして、ビックだ。不運にも最初の年となった2010年はテレビ観戦を強いられた。この2年間でトラックがすごく気に入ったけど、十分に強くなかったから、あまり良い思い出がない。ヤマハでの初めての走行となるから、速く走れることを期待する。
 2戦連続の4位だけど、状況が異なる。インディでは苦戦したけど、リザルトはそれほど悪くなかった。ブルノではトップ3に接近できることを期待していた。プラクティスではそれほど離されていなかったけど、トップ3とのギャップに喜べない。トライして、接近して、表彰台争いをしないと。シルバーストンでは異なるストーリーとなる。M1と一緒に楽しみたい。」

ウィルコ・ズィーレンベルグ (チーム監督)

「シルバーストーンもまた、非常に人気のあるコースだ。ライダーのホルヘにとってもそうだが、マシンのほうも、このレイアウトを気に入っている。ただ天気の変わりやすさが問題で、このことがいつも、レースにおいて重要な鍵を握ることになる。それでも全体的に見れば我々に好結果をもたらしてくれるコースなので、ふたりを励ましながらライバルたちに挑んでいきたい。我々は決してあきらめない!」

マッシモ・メレガリ (チームディレクター)

「これまで以上の何かを行うためにシルバーストーンへやって来た。ブルノの結果は決してネガティブなものではなかったが、我々としてはやはり、もっといいレースがしたいのだ。そしてここシルバーストーンでリベンジを目指す。この高速コースはヤマハのマシンの特性に非常に合っていて、過去に多くの好成績を残している。大いに期待を持ってウイークを迎えている」

カル・クラッチロー (MotoGP 4番手)

「ホームに戻って来ることは、グレートだ。シルバーストンは完璧な場所。みんなこのトラックが好きで、すごく楽しめる。ラグナセカの結果には喜べない。インディは何かが変わってしまった。幾つかのことを試して、何かを見つけたい。
 ホームというだけで、上位陣との争いは簡単には行かない。期待感は常に高い。上手く行かない理由はない。今年は土曜に病院に行きたくない。僕への対応はとても良かったけど、二度と会いたくない!土曜が上手く行けば、日曜も上手くやれるはずだ」




CRT クレイミング・ルール・チーム

カレル・アブラハム (カルディオン・AB)(ART アプリリア・レーシング・テクノロジー)

※ 第10戦インディアナポリスGPのフリー走行1で転倒し、左肩を負傷し決勝を欠場。前戦チェコGPは19位完走したが、状況が好転せず今週末のイギリスGPを欠場することになった。

「もし、シルバーストンでのレースウィークに参戦すれば、怪我で限界の走りとなり、回復時間が長引いてしまうから、医師団と相談して、1週間治療に専念することを決断した。好きなサーキットで、2011年には最高峰クラスでのベストリザルト(7位)を獲得したから、このレースを欠場することは残念。
 怪我で欠場するのは今季2度目。シーズン終盤にグッドなリザルトを考えることができないけど、まだ巻き返せるだけのレース数が残っている。全力を尽くす。まずはミサノからだ」




Moto2

スコット・レディング (ランク1位)

「ホームグランプリはいつも特別です。ここではファンのサポートを感じることができます。行くところどこでも、ファンが待ち受けています。セッションでコースに出ると、スタンドには、旗や横断幕が見えて、鳥肌が立ちます。また、拍手喝采が聞こえてとてもモチベーションが上がります。とてもパワーをもらえるし無敵に感じます。今週は優勝しかありません。毎年、ホームGPは優勝を目指しています」

「来季MotoGPクラスへの挑戦が楽しみ。ホンダのRCV1000Rを走らせて、世界のベストライダーたちと一緒にレースをする。学習曲線がどうものか分かっているから、経験豊富なチームと共に、このステップを果たすということが、僕にとっては非常に重要なことだ。
 4年間に渡るマーク・ファン・デル・ストラテンの支援がなければ、最高峰クラスに昇格する機会が得られなかっただろう。彼のために、タイトル獲得に集中する」

ポル・エスパルガロ (ランク2位)

「スコットのホームGPですが、準備はできています。ここ2戦、自分にとってベストなレースとはなりませんでしたが、前戦ブルノではスコットの前でフィニッシュしました。これはとても重要なことです。ブルノでは、新しいタイヤを使い、ポジティブな点を見つけることができました。これでもっと力強くレースをフィニッシュできます。シルバーストーンの天気はいつも変わりやすいので、天候に合わせて全力を尽くします」

エステベ・ラバト (ランク3位)

「先週末は思ったようにはいきませんでした。シルバーストーンでは、うまくいくように、いつものように一生懸命取り組みたいと思います。ブルノでは序盤にタイムを少し落としたので、この部分をよくしなければなりません。もちろん、優勝したインディアナポリスやヘレスのようなレースになることを願っています。イギリスの天気はいつも不安定ですが、どのようなコンディションでもベストを尽くせるように準備をしなければなりません」

中上貴晶 (ランク7位)

「インディアナポリス、チェコと2戦連続で表彰台に立てて調子は上がっています。確実に優勝に近づいているし、今度こそという気持ちです。シルバーストーンは、昨年、初めて走りました。不安定な天候でマシンのセットアップを詰められず苦戦しました。今年は、昨年苦戦したサーキットでも良い走りができているのですごく楽しみにしています」

高橋裕紀 (ノーポイント)

「チェコGPでは、ポイント圏内のグループの中で戦い、終盤はそのグループからちょっとづつ遅れてしまい、ポイント獲得を果たせませんでした。シルバーストーンは、これまで結果を残せてないサーキットですが、嫌いではありません。マシンの良いポイントは見つかっているので、今回こそ、いいレースにしたいと思っています」




Moto3

ジャック・ミラー  (ランク7位)

「シルバーストーンはすばらしいサーキットなので、サーキットへ行くのが楽しみです。インディアナポリスGPで痛めた鎖骨はブルノでは問題ありませんでしたが、レースの後に痛みがありました。先週と同じくらい、もしくはそれ以上にいいレースができることを願っています」

アレックス・マスボー  (ランク8位)

「昨年のシルバーストーンは、予選3番手になれたし、いいレースができました。今年も同じようになることを願っています。ブルノのようにトップグループについていくには、良いグリッドを獲得して、いいスタートを切らなければなりません。唯一の心配は、レース終盤で痛かった左手首の状態ですが、いつものようにベストを尽くします」

ブラッド・ビンダー  (ランク11位)

「ブルノでは他のライダーが僕の前で転倒し、それを避けることができず、ノーポイントに終わりました。シルバーストーンはもっといい週末にしたいです。シルバーストーンとの相性は良いと思います。開幕が楽しみです」

渡辺 陽向  (ノーポイント)

「チェコGPは、今年になって一番の走りができました。しかし、決勝では、それまで良かった部分がすべてなくなり、決勝では転倒もしました。とても残念でした。この3連戦でなんとかポイントを獲得したいと思っていたので、シルバーストーンで目標達成に向けて全力を尽くします」