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MotoGP : 第7戦 オランダ プレビュー

2012-06-27 20:52:03 | MotoGP WSB BSB JRR




2012 MotoGP 第7戦 アッセンTT


■開催日:2012年6月28日(木)フリー走行、29日(金)予選、30日(土)決勝
■開催地:オランダ/アッセン




CIRCUIT DATA

■開設:1955年
■コース長:4.555km ■最長ストレート:487m
■サーキットレコードラップ:1分34秒525(2010年:D・ペドロサ)
■サーキットベストラップ:1分34秒515(2010年:J・ロレンソ)

■2011年のリザルト


[MotoGP]

1. ベン・スピーズ YAMAHA 41'44.659
2. ケーシー・ストーナー HONDA +7.697
3. アンドレア・ドヴィツィオーゾ HONDA +27.506
4. ヴァレンティーノ・ロッシ DUCATI +30.684
5. ニッキー・ヘイデン DUCATI +43.172
6. ホルヘ・ロレンソ YAMAHA +44.536
7. コーリン・エドワーズ YAMAHA +1'08.112
8. 青山 博一 HONDA +1'10.753
9. マルコ・シモンチェリ HONDA +1'24.925
10. トニー・エリアス HONDA +1'26.216
11. アルバロ・バウティスタ SUZUKI +1'38.466
12. エクトール・バルベラ DUCATI 1 Lap
13. 秋吉 康祐 HONDA 1 Lap
14. カル・クラッチロー YAMAHA 2 Laps
RT ランディ・ド・ピュニエ DUCATI 25 Laps
RT カレル・アブラハム DUCATI 0 Lap

[Moto2]

1. マルク・マルケス Suter 44'30.409
2. ケナン・ソフォーグル Suter +2.397
3. ブラッドリー・スミス Tech 3 +6.418
4. アンソニー・ウェスト MZ-RE Honda +22.803
5. アレックス・デ・アンジェリス Motobi +25.882
6. マティア・パッシーニ FTR +26.851
7. エステベ・ラバト FTR +28.125
8. トーマス・ルティ Suter +28.712
9. ランディ・クルメンナッハー Kalex +29.744
10. マックス・ノイキルヒナー MZ-RE Honda +39.767

RT. 高橋 裕紀 Moriwaki 5 Laps

[125cc]

1. マーヴェリック・ビニャーレス Aprilia 25'04.147
2. ルイス・サロム Aprilia +2.555
3. セルジオ・ガデア Aprilia +2.655
4. サンドロ・コルテセ Aprilia +3.670
5. ヨハン・ザルコ Derbi +3.903
6. ダニー・ケント Aprilia +4.469
7. エフレン・バスケス Derbi +8.828
8. ジョナス・フォルガー Aprilia +10.416
9. マルセル・シュロッター Mahindra +10.791
10. エクトール・ファウベル Aprilia +13.238




■特徴


歴史と伝統を誇るアッセン・サーキットは二輪モータースポーツの聖地。グランプリが始まってから一度も途切れることなく開催を続けてきた唯一のサーキットで、今年で64回目を数える。
アッセンTTは、6月最終週の土曜日に開催されるのが恒例です。
アッセンは、アムステルダムの北東約200kmにある。
2006年の大改修で、5.997kmのロングコースは4.555kmへと短縮され、それに伴いコーナーの数も23から17へとコンパクトに生まれ変わりました。
2年前には更にバックストレートのシケインが改修されて、これまでよりアベレージが上がっている。

レイアウト的には、17のコーナーと短いストレートで構成され、新設された前半セクションは回り込むコーナーが多く、後半にかけては高速走行を強いられる。
コーナーがいくつも連続し、次々にマシンの向きを変えていくテクニカルコースで、体力的に最も厳しいコースのひとつとしても知られている。
また公道コースであったころのバンク角の変化を踏襲している部分もあり、このあたりはハイスピード・シケインとともに、敏捷性に優れるヤマハの得意とするところだ。

抜きどころは、高速コーナーから続く最終シケイン。
ゴールライン直前で激しいブレーキング競争が展開される。めまぐるしく天候が急変する「ダッチウエザー」も有名だ。




■パッシングポイント

第6コーナー先
最終シケインの手前の高速コーナー
シケインの突っ込み(シケインを過ぎるとすぐにゴールラインなので、ここでのブレーキング競争が、最後の勝負を決める)

毎年最終ラップのシケインでドラマが起こる。



■タイヤ

このコースは路面が何種類もある。
路面は全体に荒く、グリップは比較的良いのですが、前半の路面はやや滑りやすい。
また1コーナー以降は、180°以上に大きく回りこんでいるので、そこでのエッジグリップが必要。
第11から第13コーナーまでは高速の右コーナーが続くため、リアタイヤ右側の耐久性が厳しくなる。

フロント : ソフト ・ ミディアム
リア : ミディアムソフト ・ ミディアム(左右非対称コンパウンド・左が柔らかい)




オランダの紹介


オランダ王国(Koninkrijk der Nederlanden)、通称オランダは、西ヨーロッパに位置する立憲君主制国家。
海外領土としてカリブ海に6つの島を有する。憲法上の首都はアムステルダムだが、政治の中心は王宮や国会の所在地であるデン・ハーグ。

住民はゲルマン系のオランダ人が83%で、それ以外が17%である。
オランダの男性の平均身長は、180cm。
言語は公用語がオランダ語。国民のほとんどが、英語を話すことができる。

国土の1/4は海面下に位置する。



オランダの世界遺産



文化遺産

スホクラントとその周辺
アムステルダムの防塞線
キンデルダイク=エルスハウトの風車網
オランダ領アンティルのヴィレムスタットにある歴史地区、中心市街、港
Ir.D.F.ヴァウダヘマール
ベームスター干拓地
リートフェルトのシュレーダー邸

自然遺産

ハウトの風車群







■天気

     




■タイムスケジュール(日本時間)

2012. 6.28

Moto3  FP1  16:15 - 16:55
MotoGP FP1  17:10 - 17:55
Moto2  FP1  18:10 - 18:55

Moto3  FP2  20:15 - 20:55
MotoGP FP2  21:10 - 21:55
Moto2  FP2  22:10 - 22:55


2012. 6.29

Moto3  FP3 16:15 - 16:55
MotoGP FP3 17:10 - 17:55
Moto2 FP3 18:10 - 18:55

Moto3 QP 20:00 - 20:40
MotoGP QP 20:55 - 21:55
Moto2 QP 22:10 - 22:55

2012. 6.30

Moto3 WUP 15:40 - 16:00
Moto2 WUP 16:10 - 16:30
MotoGP WUP 16:40 - 17:00

Moto3 RAC 18:00
Moto2 RAC 19:20
MotoGP RAC 21:00

Time difference : -7 hours
local time : GMT +2




■TVオンエア情報

G+SPORTS

予選

6月30日(土) 10:00~13:00
7月2日(月) 10:00~13:00


決勝

6月30日(土) 17:45~22:30(生放送)

7月2日(月) 13:00~17:15
7月13日(金) 22:00~26:15

※放送日時、内容は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください




COMMENT



HONDA

ケーシー・ストーナー

「アッセンでは、これまですばらしいリザルトを何度か残してきました。でも悪いときもありました。だから今週末は、優勝争いをできるように、そして、ケガをしないようにがんばりたいです。昨年は首を痛めて、しばらく痛みが続きました。今でもその後遺症があります。アッセンは、タイヤのエッジを長い時間使いますが、これが今の課題になっているので、木曜日と金曜日はこの問題を改善できるようにがんばります。いま、抱えているいくつかの問題を解決するためにも、できる限り多くの時間を走りたいです。そのためにも天気がよくなることを願っています。ここからの3連戦は、とても重要になります。アッセン、ザクセンリンク、そしてムジェロと、集中力を維持しなければなりません」

ダニ・ペドロサ

「昨年はケガのためにアッセンを走ることができませんでした。でも、よく知っているサーキットなので心配はしていません。アッセンの天気は変わりやすいので、マシンのセットアップに集中したいです。もっと乗りやすいマシンに仕上げたいです。そのためにも、いい天気になって欲しい。前回のイギリスは、新しいフロントタイヤに苦労しました。もっと経験が必要ですが、今週は、一歩前進できることを願っています。アッセンは、高速コーナーがいくつもあるのでタイヤのフィーリングが重要になります。アッセンは、いつも楽しみなサーキット。ベストを尽くしたいです」

アルバロ・バウティスタ

「シルバーストーンはとてもポジティブでした。バルセロナからマシンの感触はよくなっているし、それを確認することができました。スタートから快適で、そして楽しむことができました。土曜日にはMotoGPではじめてのポールポジションも獲得しました。決勝ではトップグループと走ることもでき、とても重要なレースとなりました。彼らと走ることで多くのことを学べましたし、すばらしい4位となりました。ここからの3連戦は、体調が非常に重要なので、トレーニングをがんばってきました。アッセンでは、シルバーストーンのいい走りを確認したいです。次の目標は表彰台に立つことです。しかし、これまでのように集中していけば、遅かれ早かれ表彰台に上がれると思います。だから、あまり表彰台にこだわらないように全力を尽くしたいです。アッセンは歴史的なサーキットで、高速コーナーや低速コーナーがミックスしていて、切り返しも多い。アッセンの雰囲気はいつもすばらしいです。モーターサイクルのお祭りのようです」

ステファン・ブラドル

「アッセンは、いい天気になることを願っています。そして、マシンをいい状態に仕上げてレースに挑みたいです。アッセンはあまり得意ではありません。とくに前半部分は苦手でしたが、MotoGPマシンは全く違うと思うので、いい走りができるようにがんばりたいです」




YAMAHA

ホルヘ・ロレンソ

「僕が一番多く勝っているのが、おそらくアッセンとブルノなんだ。ここではいつも、とても強い気持ちになれるし、とくに今年は好調なので自信を持って臨むことができる。いまのところ、あまり大きなミスもなく、チャンピオンシップのタイトル獲得に向かって順調に進んでいる。目標は今まで同様、表彰台に上ること。そしてチャンスがあれば優勝を狙っていく。ヤマハのマシンとも相性の良いコースだし、僕のライディング・スタイルにも合っているので、きっとうまくいくよ!」

ベン・スピース

「このレースを心から楽しみにしているんだ。アッセンを走るのが大好きで、たくさんの好成績を残してきた。なかでも昨年は最高だったよ! グランプリ初優勝の地は、いつまでも特別な場所だからね。今シーズンは序盤は苦しかったけれど、徐々に調子が上がって来たところ。だから今回もまた一歩前進し、表彰台を目指して戦いたい」

ウィルコ・ツェーレンベルグ (ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム監督)

「ダッチTTを心待ちにしている。私のライダー時代の経験から、このレースは非常に熱狂的で消耗が激しいが、それだけに最もエキサイティングなレースだと言うことができる。ここにはたくさんの思い出があって、当時の仲間たちも大勢集まるはずなので、パドックで再会できるのを楽しみにしている。昨年は厳しい戦いになってしまったので、今年はリベンジを狙う。ホルヘはこのコースが好きなので、天気さえ安定してくれれば上位を目指していけるだろう」

マッシモ・メレガリ (ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームディレクター)

「我々は自信満々でアッセンに乗り込む。ベンは昨年、ここでグランプリ初優勝を成し遂げており、アッセンのコースは彼のライディング・スタイルに非常によく合っている。ホルヘも多くの好成績を残しているので、いつもどおり上位争いを展開することになるだろう。あとは、レース・ウイークを通じて天候が安定してくれるよう願うばかり。そうすればYZR-M1の性能を十分に引き出すことができるだろう」




DUCATI

ヴァレンティーノ・ロッシ

「アッセンはグレートなトラック。大好きだ。ナイスな思い出が沢山ある。リザルトを少し良くする目的で、グッドなフィーリングがあるトラックにトライしよう。シルバーストーンの前に到達したレベルに戻るために、セットアップの仕事をする。少なくても、ルマンのドライセッションとバルセロナのペースに戻さないと。もし、雨が降れば、戦闘力があることは分かっている」

ニッキー・ヘイデン

「アッセンはこの数年間でレイアウトが少し変化してしまったけど、好きなトラック。スタジアムに戻って来る高速セクションはナイス。ハードブレーキングのコーナーも楽しい。天候は決して予想できないから、どんな状況にも対応するために、準備を進めなければいけない。前戦のリザルトに注目すれば、ポジティブではないけど、2つほどのことが見つかった。1つはタイヤが早く消耗しないこと。それの仕事を取り組み、グッドなリザルトにトライしよう」

カレル・アブラハム

「まだ人差し指を完璧に動かすことができない。指の付け根が痛く、傷がまだ癒えていない。だいぶ良くなったから、木曜にはトラックに戻れるはずだ。アッセンには良い思い出がある。昨年は7番グリッドを獲得したけど、レースでは青山に押し出されてしまった。それを忘れ、不運なシーズンをリスタートさせる必要がある。グッドなリザルトを獲得するために、まだシーズンの3分の2が残っている。まだシーズンを失った訳ではない。完璧なスレースをするために、あと12戦のチャンスが残っている」





CRT クレイミング・ルール・チーム

ミケーレ・ピロ (サンカルロ・ホンダ・グレシーニ)(FTR + HONDA)

「シルバーストーンでは正しい方向に向かっていることを確認することができました。バルセロナとアラゴンのテストで前進することができ、その成果を感じています。イギリスでは上位のCRT勢と、いいレースをすることができました。もう一歩前進することができたら、トップのCRTにチャレンジできるようと思います。1週間の休暇はプーリアの家に戻り友達や家族と過ごしました。そして、アッセンに向けて準備をしました。このサーキットは大好きなサーキット。また、いいレースができると確信しています」




Moto2

マルク・マルケス

「シルバーストーンと同じような高速サーキットですが、どちらかといえば、アッセンの方が僕には向いているかもしれません。決勝に向けて、いいセッティングを見つけられるように集中したいです。前回のイギリスは、セッティングが難しくて少し苦労しました。今回も不安定な天気になる可能性があるので、落ち着いて100%の力を出したいです。昨年、このサーキットではとても快適でした。決勝はウエットレースになりましたが優勝することができました。今年は全く違うマシンなので、一生懸命がんばらなければなりません」

ポル・エスパルガロ

「昨年のアッセンは、シーズン序盤の悪い状態が続いていて、ポイントを獲得することができませんでした。マシンがまだ100%ではなかったし、フィーリングもあまりよくなかったです。でもそれは昨年のこと。今年はすばらしいマシンとセッティングがあるので自信はあります。カレックスが一生懸命がんばってくれています。今年は優勝争いできると思っています」

トーマス・ルティ

「イギリスGPは、レース序盤にハイサイドを喫し、かなり時間をロスしてしまいました。それで、トップグループから離れてしまいました。でもマルケスが3位だったので、総合1位から総合3位に落ちたけれど、それほどポイントが離れなかったのはよかったです。今回は、チャンピオンシップでトップ3にいられるようにがんばりたいです。アッセンの目標は、最初のセッションから、前にいられるようにすることです」

中上貴晶

「前回のイギリスGPは、フリー、予選でマシンのセットアップがちゃんとできなかったことが決勝に影響してしまいました。今回も天候が不安定なアッセンなので、イギリスの失敗を繰り返さないようにドライでもウエットでもしっかりマシンを作っていきたいです。アッセンは、125cc時代は、嫌いではないけれど転倒したりで結果を残せませんでした。今回はみんなが喜んでもらえるようなリザルトを残したいです」

高橋裕紀

「雨になった昨年は、いいペースで追い上げることができて、2番手まで浮上しました。終盤、転倒してしまいましたが、それまでの苦手意識を克服することができました。今年は、ここまでポイントを獲得できていないので、なんとしてもポイントは獲得したいです」




Moto3

マーベリック・ビニャーレス

「アッセンは自分のライディングスタイルにとても合うサーキットです。いい思い出もあります。昨年は4勝して、アッセンは2番目に勝てたサーキットでした。だから、アッセンを楽しみにしています。高速セクションは、僕が最もうまく走れるところです。今年のマシンでは初めて走ることになりますが、エンジンとシャシーのセットアップに取り組んで、すべてのセクションで全力で走れるようにがんばりたいです」

ロマノ・フェナティ

「シルバーストーンは、すごくおもしろかったです。テレビで見てくれた人たちも楽しんでくれたんじゃないかと思っています。いいスタートが切れたし、トップグループからも、それほど離されませんでした。チームワークがよかったし、マシンが戦闘的になってきていることを感じさせてくれました。次のアッセンは、ライダーたちにとって神聖な場所。歴史的なサーキットでレースをするのをとても楽しみにしています」

アレックス・リンス

「オランダへ行くのがとても楽しみです。アッセンは誰もが走りたいクラシカルなサーキットですからね。前戦シルバーストーンで転倒して、体調は100%ではないですが、この数日、かなり回復してきています。モチベーションも高まっています。アッセンを走るのは初めてですが、最近の不運を忘れて、いい結果を出すためにチームとともに全力を尽くしたいです。ここからは3連戦。ハードな3週間ですが、モチベーションはとても高いです」

藤井謙汰

「6戦を終えて、まだポイントを獲得していないので、今回もポイント獲得を目標にがんばりたいです。アッセンは、難しいサーキットだと聞いているので、いい天気になってほしいです。前回のシルバーストーンは、高速サーキットでしたがトップとのタイム差が一番縮まった大会でした。今回もシルバーストーンと同じで高速サーキットですが、トップとの差をさらに縮めたいです」