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WSBK 開幕戦 オーストラリア アフターザフラッグ

2012-02-27 21:45:56 | MotoGP WSB BSB JRR


Superbike World Championship 2012
Australia Phillip Island



After the Flag



スーパーバイク世界選手権 第1戦 オーストラリア大会

■開催日:2012年2月26日(日) 決勝
■開催地:オーストラリア/フィリップアイランド(1周4.445km)
■天候:晴れ
■気温:第1レース(31℃)、第2レース(34℃)
■PP:トム・サイクス(Kawasaki/1分31秒323)




2011 スーパーバイク 優勝者
(レース1)カルロス・チェカ(ドゥカティ) 34:16.503
(レース2)カルロス・チェカ(ドゥカティ) 34:15.041

スーパースポーツ 優勝者
ルーカ・スカッサ(ヤマハ) 33:34.739





SUPERBIKE

※ ランキング順



1. マックス・ビアッジ ITA (Aprilia) 45 (1位/2位)

「困難だった冬の事を思えば、この結果はとても満足している。フィリップアイランドの事前テストで多くの事を試し、それが正しかったことが分かった。新チームで開幕戦をトップで終えられたのは、アプリリアとスタッフのおかげです。第1レースは素晴らしかった。第2レースもミスが無ければもっと良い結果が出せただろう。コースアウトした後、最後尾からの追撃はリスクが高かったが、全力で走ることだけを考え、それが成功した。2レースとも出来る限りのことをやって、良い結果が得られた。次のイモラでも強さを発揮できるように勢いをキープしたい。これからモンテカルロに向かい、月曜には家に帰る。次戦に向けて準備に取りかかろう。」

2. マルコ・メランドリ ITA (BMW) 30 (2位/6位)

「本当にハッピーだ。S1000RRでの最初のレースで、BMWにこれまでで最高の結果を与えられたとはすごい事だ。まだ信じられないよ。スタッフの皆は、サーキットでもファクトリーでもハードに働いてくれて、素晴らしい仕事を成し遂げた。シーズン前のテストでは、ロングランを実行できなかったので、レースをどのように実行すればいいのか、我々には分からなかった。レース中は、自分のリズムを保ちながら、タイヤの消耗に注意しながらオーバーペースにならないようにしました。トム・サイクスとシルバン・ギュントーリをパスするのに、しばらく機会を待ちました。ラスト2周となった時、シルバンが激しくプッシュしてきたけど、自分の走りに集中し、ポジションを守り抜きました。
 レース2は、とても難しいレースだった。気温も上がり、目の前を走るライダー達を捉える為に激しくプッシュしました。それは、簡単なことでは無かった。それでも、最初のレースウィークをチャンピオンシップ2位で終えられた事は、予想以上に良い結果と言えます。次にレースまでの一ヶ月、我々はデータを分析し、多くの改善が得られるようトライしたいと思います。我々はスペインでテストを予定しており、皆、懸命に働いています。皆、同じ目標を見据え、モチベーションも高い事に非常に満足しています。最後に、我々が昨日失ったオスカー・マッキンタイヤのご家族に心よりお悔やみを申し上げます。」

3. トム・サイクス GBR (Kawasaki) 29 (4位/3位)

「第1レースはいいスタートが切れた。開幕前のテストからロングランでもとても調子がよかったけれど、残念ながらフロントのトラクションが安定せず、さらに風の影響でうまく走れなかった。とても難しいレースだったが、冷静に走ろうと心がけた。リスクの大きなバトルにはなるべく加わらないようにした。第2レースも同じような展開だったが、最終ラップで3位になり、表彰台に立ててとてもうれしかった。第2レースはさらに風が強くなったがチームがマシンのバランスを変えてくれた。限界まで頑張ったが、最後までペースを維持できなかった。終盤はマックスといい戦いが出来た。これまでこのサーキットはあまり得意ではなかった。そのサーキットで、ポールポジション、決勝で4位と3位というリザルトは、とてもうれしい。今回はバイクの状態が良かった。走りに集中することが出来た。頑張ってくれたチームに感謝したい。」

4. カルロス・チェカ ESP (Ducati) 25 (RT/1位)

「第1レースのクラッシュは、ドカティに来て最悪だった。プレッシャーを感じていたので、少々ハードに攻めすぎた。このマシンで、このトラックは、正確に限界の把握をするのが難しい。だから限界を超えてしまった。第2レースは、チームがマシンを懸命に修復してくれたので、優勝する事が出来た。スタートもうまくいき、マックスがコースアウトしたのが見えたから、ハードにプッシュして勝つことが出来た。マックスは、素晴らしいリカバリーで追い上げてきたけど、こっちもストロングなペースがあった。僕もチームもとても重要な勝利を得る事が出来た。 」

5. ジョナサン・レア GBR (Honda) 22 (7位/4位)

「2レースともに同じタイヤを選びましたが、気温が高い方が走りやすかったです。そのため、第1レースより第2レースの方がリザルトも走りもよく、タイヤのパフォーマンスも長続きしました。しかし、終盤は徐々に消耗してペースを上げられず、最終ラップはサイクスに追い抜かれても、どうすることもできませんでした。彼が近づいてくるのが分かったとき、彼の後ろにほかのライダーがいないことを願っていました。ピットサインでサイクスだけだということが分かったので、最終コーナーにすべてをかけましたが、抜き返すことはできませんでした。表彰台には立てませんでしたが、今回いいポイントが獲得できたのでよしとしたいです。次のイモラでもいい結果を出したいです」

6. シルバン・ギュントーリ FRA (Ducati) 16 (3位/RT)

7. ヤクブ・シュムルツ CZE (Ducati) 16 (5位/11位)

8. レオン・ハスラム GBR (BMW) 15 (12位/5位)

9. 青山 博一 JPN (Honda) 15 (8位/9位)

「フリーと予選の状況を考えれば、今日の8位と9位というリザルトは悪くないと思います。もちろん、もっとスムーズにセッションが進んでセットアップがうまくいっていたら、もっといい結果を出せたかもしれません。でも、抱えていた問題が最後まで解決せず、これ以上速く走ることができませんでした。すべての問題を解決することは難しかったので、いくつかセットアップの問題を残したまま決勝に挑みました。みんな一生懸命働いてくれました。時々ストレスがたまりましたが、予選よりもかなりいい状態で走ることができました。今回の結果は望んでいたようなものではありませんでしたが、次のレースにつながったと思います。1日2レースというのは初めての経験でしたが、まったく問題はありませんでした。次のレースがすごく楽しみです」

10. マキシム・バーガー FRA (Ducati) 12 (13位/7位)

11. ミシェル・ファブリッツィオ ITA (BMW) 10 (6位/RT)

12. ダビデ・ジュリアーノ ITA (Ducati) 10 (9位/13位)

13. ユージーヌ・ラバティ IRL (Aprilia) 8 (RT/8位)

「起こった事を考えれば、がっかりはしていないよ。2レースともトップ10に入っていればハッピーだったと思うけれど。第1レースは、ギアがニュートラルに入ってしまうんで、そのまま誤魔化しながら走るしかなかった。第2レースは、テストの時の怪我で調子が出なかった。チャンピオンシップは長いので、総合的には貴重な8ポイントとなりました。」

14. ロレンツォ・ザネッティ ITA (Ducati) 7 (11位/14位)

15. ニッコロ・カネパ ITA (Ducati) 6 (20位/10位)

16. ブライアン・スターリン AUS (Kawasaki) 6 (10位/16位)

17. レオン・キャミア GBR (Suzuki) 4 (17位/12位)

「もっと上位を狙いたかったけれど、チームとしては今季最初のレースで多くの情報を集めることができたので、次のイモラでは大きく改善されるでしょう。GSX-Rのシャシーは本当に最高です。勝てる可能性はおおいにあります。ブレーキも良く効くし、コーナリングも安定して、マシンの特性には大変満足しています。あと少しパワーをつければ上位を狙っていけるでしょう。第1レースは、ギウグリアーノ(ドゥカティ)にコースから押し出された形で順位を落としてしまいました。追い上げようと頑張ったけれど、時間が経つにつれタイヤが消耗して思うように行きませんでした。第2レースでは第1コーナー入り口から、はじき出されて孤立状態で後退して、1ラップ目を終えて14番手でした。ブレーキワークを駆使してかなりの台数をパスできたものの、加速と最高速では離されました。そしてやはり最後はタイヤが消耗して追い上げることができませんでした。タフなレースだったけれど、マシンとチームのポテンシャルは充分に感じました。」

18. デビッド・サロム ESP (Kawasaki) 2 (14位/RT)

19. ジュシュ・ブルックス AUS (Suzuki) 1 (16位/15位)

「このレースウィークの中でも今日は調子が良かったです。第2レースで、ソフトなスプリングにしてフロントエンドの高さを昨日の仕様に戻したのですが、これによってフロントエンドのフィーリングがかなり変わり、ブレーキングとコーナリングが良くなりました。第2レースではトラクションコントロールも落として、走りのフィーリングにはかなり満足でしたが、このことでタイヤが早く消耗しました。今回の参戦のチャンスを与えてくれたクレセントフィクシィスズキに感謝しています。この週末は多くのことを勉強することができ、イギリススーパーバイク選手権で乗るスズキのポテンシャルにも期待しています。」

20. ホアン・ラスコルツ ESP (Kawasaki) 1 (15位/RT)

「第1レースはセッティングが難しく、ペースを上げられなかった。序盤はそれほどではなかったのだが、その後、チャターで上手く走れず、高速コーナーでは風の影響が強かった。第2レースでは、いいペースで走ることが出来たのだが、フロントから転倒してしまった。でもマシンのセットアップはよくて、やっといい感じを掴んだ。表彰台に立ったトムにおめでとうと言いたい。彼はいいレースをした。そして、チームとカワサキにもおめでとうと言いたい。第2レースは転倒してしまったが、ただ運が悪かっただけ。レースでは、いいペースを見つけられた。次につながるレースになった。」




監督



ジャック・バレンタイン (クレセント・スズキ 監督)

「レオンは、第2レースで14番手から追い上げる際のラップタイムが素晴らしく、トップの4、5台と同様の走りをしていました。あと少しのパワーが必要ですが、これは上手くいけば次のGSX-Rヨシムラエンジンで叶うことでしょう。そしてジョシュのポイント獲得も嬉しいことです。テストから今週末まで彼は一生懸命よく頑張ってくれました。ホッパー(ホプキンス)の代役を務めた彼の努力を大いに評価したいと思います。総括としては、次のイモラへ向けて多くの有効な情報を得られた第2レースの内容に満足しています。」


ポール・デニング (クレセント・スズキ チームプリンシパル・代表)

「ここフィリップアイランドは完璧なセッティングが出ていないと厳しいコースですが、私達は速さと経験のあるジョン(ホプキンス)を欠いた事で、最初から苦戦を強いられました。レオンの今日の成績は彼の実力を発揮できていないものの、第2レースでの22ラップに関してはトップグループに匹敵するペースを見せてくれました。しかし1ラップ目を終えて14番手だったこと、それとタイヤの問題が、追い上げを難しくしてしまいました。ジョシュには急遽チームに参加してもらい、テストとレースウィークをとても熱心に頑張ってくれたことに感謝しています。またフジオ、ヨウヘイを始めヨシムラのスタッフ皆にも感謝しています。我々の前進には彼らの助けが不可欠であり、次のスペックのエンジンが大変楽しみです。世界選手権でのハイレベルな取り組みは大変タフなものですが、良い結果を目指して闘って行きます。」

manufacturer standings

1. アプリリア 45
2. ドゥカティ 41
3. BMW 31
4. カワサキ 29
5. ホンダ 22
6. スズキ 4





Supersport



※ 決勝リザルト順

1. ケナン・ソフォーグル Kawasaki 24:08.130

「実は、レース前は非常にナーバスになっていました。なぜなら、最後に優勝したのは1年半も前のことだったからです。だから、優勝はとてもうれしい。初めてのカササキでのレースだったし、最初のレースウィークで強さを発揮できるとは思っていませんでした。私のマシンは良く走ってくれた。カワサキのマシンは素晴らしく、私はそれを手に入れる事が出来た。WSSへ戻ってくる決断が正しかった事を証明できました。この数年間の強さを見ても、このマシンで再びチャンピオンを取ることが可能だと思います。このクラスに戻ってこられてうれしい。誰もがタイヤに何らかの問題を抱えていました。私もレースが終わるまで何が起こるか分からなかったので、慎重にチャンスを待ち、トップに出る事が出来ました。ほんの少し後続に差を付けたので、ラストラップにフォレが真後ろに来ていたのは知りませんでした。チェッカーフラッグを見たときは最高の気分でした。」

2. ファビアン・フォレ Kawasaki +0.078

3. ブロック・パークス Honda +2.038

「いいスタートが切れませんでしたが、あまり気にせず、落ち着いていこうと思いました。最初の6、7周はリアタイヤが心配だったこともあって、ペースを抑えて走りました。もしかすると、心配してペースを落としすぎたかも知れませんが、終盤は全力を尽くしました。今日はポイントを獲得しなければならなりませんでした。最後にギャップを縮めようとしましたが、その時点でタイヤのグリップがなくなっていました。しかし、最初のレースでトップ3に入ることができてよかったです」

4. ジュール・クルーゼル Honda +2.113

「表彰台がすぐそこだったので残念でした。問題は2コーナーと6コーナーでのチャターでした。リアタイヤをもっとプッシュしてスピードを維持しなければなりませんでした。パークスのリアタイヤはもっとグリップがあったので、最終コーナーのすぐ手前で抜かれてしまいました。とにかくチームとしてはハッピーです。イモラでまた前進したいです」

5. サム・ロウズ Honda +4.955

「いいレースでした。スタートはうまくいきました。そしてとてもいいペースでした。でも残念ながらタイヤが最後に終わってしまいました。レースに勝ちたかったですが5位でポイントを獲得できたのはうれしいです。チャンピオンシップは長いです。次のイモラが今から楽しみです。(昨年度チャンピオンの)チャズ・デイビスは昨年最初のレースでノーポイントでしたが、それでもチャンピオンになりました。だから、シーズンのスタートとしては悪くないと思います」

6. シェリダン・モライス Kawasaki +6.812

7. ロナン・クォンビー Honda +11.592

「今日はいいレースができました。スタートがよくて、最初はフロントグループにいましたが、フロントエンドにあまり自信がなかったのであまりプッシュしすぎるなと自分に言い聞かせていました。最初のレースなのでポイントを獲得しなければなりませんでした。いいレースができたと思うし、これまでトレーニングしてきたかいがあったと思います。次戦からは、もっと長いレースディスタンスを想定したセットアップに取り組みたいです。チームはいい仕事をしてくれました」

8. アレックス・バルドリーニ Triumph +16.761
9. ヴィットリオ・イアンヌッツォ Triumph +18.098
10. ルーカス・ペセック Honda +18.425
11. ジェド・メチャー Yamaha +19.227
12. ジョシュア・デイ Kawasaki +24.412
13. ルカ・マルコーニ Yamaha +28.808
14. マシュー・ショルツ Honda +28.915
15. ファビオ・メンギ Yamaha +29.128
16. アンドレア・アントネッリ Honda +31.719
17. マーティン・ジェソップ Honda +36.812
18. イムレ・トース Honda +40.102
19. ロマン・ラヌーセ Kawasaki +40.788
20. ディーノ・ロンバルディ Yamaha +44.040
21. バラージュ・ネメス Honda +48.573
22. イブ・ポルツァー Yamaha +1'05.387
23. トーマス・カイアーニ Honda +1'20.489
RT. オンドレイ・ジュセク Honda 3laps
RT. ロベルト・タンブリーニ Honda 8Laps
RT. マッシモ・ロッコリ Yamaha 12Laps
RT. パウェル・スコペック Honda
RT. ウラジミール・レオノフ Yamaha




Standings

1. ケナン・ソフォーグル Kasasaki 25
2. ファビアン・フォレ Kasasaki 20
3. ブロック・パークス Honda 16
4. ジュール・クルーゼル Honda 13
5. サム・ロウズ Honda 11
6. シェリダン・モライス Kasasaki 10
7. ロナン・クォンビー Honda 9
8. アレックス・バルドリーニ Triumph 8
9. ヴィットリオ・イアンヌッツォ Triumph 7
10. ルーカス・ペセック Honda 6