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MotoGP : セパンテスト 2日目

2012-02-01 21:50:46 | MotoGP WSB BSB JRR

MotoGPオフィシャルテスト2日目は、ケーシー・ストーナーがトップタイムをマークした。

初日は背中の痛みによりテストをキャンセルしていたストーナーは、29ラップを走行し、唯一の0秒台に入る2分00秒895のトップタイムで2日目を制した。

2番手は、新型マシンとの相性の良さを感じさせるベン・スピーズで、トップとの差は0.157秒だった。
初日トップのホルヘ・ロレンソは、0.173秒差の3番手タイム。
ダニー・ペドロサが、0.613秒差の4番手。
カル・クラッチローが、0.670秒差の5番手。
6番手にドカティ勢トップとなるエクトール・バルベラが入った。
ヴァレンティーノ・ロッシは、0.991秒差の7番手だった。
ニッキー・ヘイデンは、痛みがあった為、無理をせず途中でテストを切り上げた。

CRT勢は、フォワード・レーシングのコーリン・エドワーズがトラブルを抱えながら、初日から2秒以上タイムを縮める4秒708差の15番手となった。
アビンティア・レーシングは、エンジントラブルで、テストプログラムを消化する事が出来なかった。





2012 Sepang MotoGP Test Day 2 Times

1. ケーシー・ストーナー  AUS (レプソル・ホンダ) 2m 0.895s (Lap 19/29)
2. ベン・スピーズ  USA (ヤマハ・ファクトリー・レーシング) 2m 1.052s (14/37)
3. ホルヘ・ロレンソ  ESP (ヤマハ・ファクトリー・レーシング) 2m 1.068s (34/40)
4. ダニー・ペドロサ  ESP (レプソル・ホンダ) 2m 1.508s (34/35)
5. カル・クラッチロー  GBR (モンスター・ヤマハ・テック3) 2m 1.565s (32/42)
6. エクトール・バルベラ  ESP (プラマック・レーシング) 2m 1.788s (50/50)
7. ヴァレンティーノ・ロッシ  ITA (ドカティ・チーム) 2m 1.886s (30/44)
8. アルバロ・バウティスタ  ESP (サンカルロ・ホンダ・グレシーニ) 2m 1.933s (45/46)
9. アンドレア・ドヴィツィオーゾ  ITA (モンスター・ヤマハ・テック3) 2m 2.160s (37/42)
10. ニッキー・ヘイデン  USA (ドカティ・チーム) 2m 2.354s (2/41)
11. ステファン・ブラドル  GER (LCR・ホンダ) 2m 2.414s (9/41)
12. カレル・アブラハム  CZE (カルディオンAB・モトレーシング) 2m 2.598s (52/66)
13. 中須賀 克行  JPN (ヤマハ・テストライダー) 2m 2.941s (24/40)
14. フランコ・バッタイーニ  ITA (ドカティ・テストライダー) 2m 4.311s (29/38)
15. コーリン・エドワーズ  USA (フォワード・レーシング) (Suter-BMW CRT) 2m 5.603s (30/37)
16. イヴァン・シルバ  ESP (アヴィンティア・レーシング) (FTR-Kawasaki CRT) 2m 10.297s (8/16)
17. ジョルディ・トレース  ESP (アヴィンティア・レーシング) (FTR-Kawasaki CRT) 2m 11.893s (2/2)
18. ロベルティーノ・ピエトリ  VEN (アヴィンティア・レーシング) (FTR-Kawasaki CRT) 2m 12.546s (4/5)




初日のファステストタイム:
ホルヘ・ロレンソ  ESP Factory Yamaha 2m 1.657s

Official Sepang MotoGP lap records:

ポールポジション:
ヴァレンティーノ・ロッシ  ITA Yamaha 2m 0.518s (2009)
ファステスト・レースラップ:
ケーシー・ストーナー  AUS Ducati 2m 2.108s (2007)

Fastest 2011 Sepang test time:
ケーシー・ストーナー  AUS Honda 1m 59.665s (February 24)




コメント

1. ケーシー・ストーナー  2m 0.895s

「今日ようやく走ることができて最高だ。もっと周回したかったけど、すごく良かった。ニューシャーシを試すことに多くの時間を費やし、バレンシアで使用したシャーシと比較。良い方向性が見つかった。何処に向かって行きたいのかハッキリしている。
両方の組み合わせができれば完璧だけど、それは可能ではない。決断しなければいけない方向性を見つけることができて嬉しい。
午後にフロントのハードタイヤを使ったけど、チャタリングが出てから、その仕事をしないと。改善の余地はある。ブリヂストンの新しいタイヤを試す機会がなかった。明日試そう。」

2. ベン・スピーズ  2m1.052s

「午前はすごく良く、午後にトラックのペースがスローダウンしてからも本当に良かった。今日は少しバイクのバランスを調整し始め、グッドなベースとなる電子制御を探した。
バレンシアと比較して、正しい方向性に進んでいる。今、僕たちはここにいて、次のステップに向けて進んでいる。決定的に改善の余地があり、僕たちは全てと格闘していない。」

3. ホルヘ・ロレンソ  2m1.068s

「昨日より疲れたから、グッドなペースで終えることが難しかったけど、何とかやり遂げた。ビックな進歩は何もなかったけど、幾つかの細かいところが良くなった。
明日はビックステップを期待する。午前にラップタイムが良くなったけど、暑さが増したときに、速く走れたことはポジティブだ。」

4. ダニー・ペドロサ  2m1.508s

「朝一番から良い仕事を始めることができた。基本的には、コーナーの進入時における安定性を良くするため、ブレーキングとチャタリングの仕事をした。これが今の目標だ。
2タイプのシャーシを比較。1つを選ぶ前に仕事を続けなければいけない。テストはあと1日あるから、ショックと一緒に幾つかことを試してみる。タイヤ空気圧の変更が役立つが見てみよう。
今日はあまり続けて周回しなかったけど、今は最大限に試し、時にはボックスで過ごす時間が多くなる。ノーマルなこと。
ブリヂストンのニュータイヤはグッド。リアのハードタイヤを試したけど、あまりグリップがなく、ソフトはベターに機能する。レース距離でも持ち堪えそうだ。」

5. カル・クラッチロー  2m1.565s
6. エクトール・バルベラ  2m1.788s


7. ヴァレンティーノ・ロッシ  2m1.886s

「予定していた目標を達成したから、今日もポジティブな1日となった。セットアップの仕事を進めることができたから、2分01秒台で走れた。
その一方で、GP12はニューマシンだから、同時にテストに取り組む。これは通常なこと。細かいセットアップだけでなく、これからどの分野を完璧に仕上げる必要があるのか、バイクを理解しているところ。その分野は昨日確認した。加速と電子制御だ。その一方でフロントの進歩を確認した。
ホンダとヤマハは、1年前からバイクの仕事に取り組んでいる。僕たちは僅か2日前から。僕たちの仕事は大変困難であるけど、それは予想していたこと。明日は3日間全体の評価をすることができ、他と比較して僕たちのポジションがハッキリするから、重要な1日となる。トップから1秒以内に位置できれば、喜べるだろう。」

8. アルバロ・バウティスタ  2m1.933s
9. アンドレア・ドヴィツィオーゾ  2m2.160s


10. ニッキー・ヘイデン  2m2.354s

「最初にコースインしたときには、好感触があり、2ラップ目には昨日のタイムを更新したけど、肩の力を失い始め、ハードにプッシュできなかった。
ブレーキングには大きな問題はなかったけど、挙動が大きくなると、必要な力でバイクを抑えることができなくなった。状況が悪化し、転倒のリスクを背負って走りたくなかったから、ストップすることにした。時には状況に応じなければいけないけど、嬉しくない。
ドゥカティはニューマシンでグレートな仕事をした。見ただけ、それが解る。限界まで走りたい。変更により反応を見てみたい。明日は何度かコースインするつもりだ。」

11. ステファン・ブラドル  2m2.414s
12. カレル・アブラハム  2m2.598s
13. 中須賀 克行  2m2.941s
14. フランコ・バッタイーニ  2m4.311s
15. コーリン・エドワーズ  2m5.603s
16. イヴァン・シルバ  2m10.297s
17. ジョルディ・トレース  2m11.893s
18. ロベルティーノ・ピエトリ  2m12.546s