●○-風吹く街で-○●

簸川平野のど真ん中「風吹く街で...」
恵みに生かされてるクリスチャンぴーちの日記です。

「イジメ」られた経験

2006年11月16日 | 思うこと

友人がブログに「イジメ」について書いていたので、いろいろ自分の事を考えていました。

私は、はっきり物を言うので、いじめる側の人間で間違ってもいじめられる事はなかったな・・・と思っていましたが、よくよく振り返ってみると「ハネ」にされた経験があった事を思い出しました。 当時、私たちは町営住宅に住んでいました。県営と合せて60軒ほどの団地になっていました。新築で同時に入居したので仲が良くて、1年前に入った棟とで、昔の長屋のような(経験した事はありませんが・・・)楽しさがありました

ところがある時から、私の家の斜め下のKさんが、私を避け始められました。私がKさんの仲良くしている人に声をかけて親しくしている事が気に入らなかったようで、私を避けて新しく生協のグループを作ったり、近所の子供たちにおやつを配って、一緒にいたウチの子達にだけくれなかったり、花火にみんなを呼んでもウチだけ外されて、外から聞こえて来る歓声を寂しい気持ちで聞いたりしました

でも、その時私は、そんな事よりももっと大きな苦しみや自分の問題があったので、Kさんの事をとやかく思う気持ちはあまりなく「私を好きな人もいれば、嫌いな人もいるよな」と思っていました。それ程、重大な自分の問題によって私は頭を低くさせられていたんです。そして、当時(今もですが・・・)教会をお休みしていたけれど、心の奥底では神さまを信じていたので「いつかきっと分かってくれる時がくるさ」と、私は別の棟の人が集まっている場所に、気後れする事なく出ていきました。

決してKさんの悪口や状況を話しませんでした。この事はイエスさまにお任せして、自己弁護しなければいつか理解してくれる人が与えられるだろうと何気なく思っていました。しかし、その時同じ棟の親しくしていた人たちは、私から距離を開けていきました。意味は分かりますよね自分がハネにされるのが怖いからです。これが人間の自己防衛本能です。

私は無感覚になっていたのか?その人たちの事も悪く思うことはありませんでした。でも、自分はともかく子供たちが可愛そうな目に遭うのは親としては身を切られるような気持ちです。上の子が4歳位で、下が1歳半位でしたが、それは耐えなければなりませんでした。もし私がKさんを恨んだり、悪く思うなら私はもはや加害者であって、本当の意味で自分や子供たちを守る事は出来ないと考えたからです。それは、私がイエスさまを信じていたからいただいた強さだったと今にして思います。私はとても弱い人間だからです

結局、そのうち他の棟の人達が理解してくれて、仲良くしてくれました。こそこそとしていた同じ棟の人達も、自分たちの方が奇妙な行動をとっている事に気付いて、みんな一緒に話をするようになりました。Kさんの事は、「嫌いだ!」って言う人も出てきましたが、私たちは特別に避けたりせず普通に付き合う事が出来ました。子供たちが二人とも同学年でしたから、その後延々と付き合う事になりましたが・・・

(苦笑) いろいろありますね