パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

テレビの話

2010年10月09日 | 本・マンガ・テレビ・映画
10月9日(土)雨

ここのとこ、毎朝、ワタクシは泣いている。
なぜか・・・
始まったばかりの、朝の連ドラ「てっぱん」に泣かされているのである。
すくすくと幸せに育っていた高校生の女の子が、ひょんなことから自分が養子であることを知るのだ。
大事に大事に育ててきた両親、お兄ちゃん二人は、うろたえつつも、あたたかく優しい。
『血』が全てではないわと思っているワタクシの涙のツボを、毎朝刺激してくれるわけだ。
今朝初めて見た娘すら「わぁ~初めて見て、あらすじとかも良く知らないくせに
泣けるってどういうことだ!?」と叫びつつ泣いていた。
安田成美がお母さん役というところに、月日の流れを感じるが、
彼女の、少しつった目が、軽くにらむ顔がとても良い。
自分が一番不幸だった頃、彼女のCM(キッコーマンの)を見るたびに「ふんっ!あんたは幸せそうでいいねっ」と毒づいたことを忘れるくらいだ。
そうそう!このオープニングは、テーマ曲に合わせて、地元のしろうとさんたちがゆるいダンスをする。
初めに見た時は「なんじゃこりゃ?」と思ったけど、
見れば見るほど味がでる。
ワタクシは、高校男子(サッカー部か?)が二列に並んで踊ってて、その先頭の二人が特にお気に入り。
もっと言えば、右側の子の細かいステップにチョー受けていたのに、
少しずつ入れ替えがあるらしく、ある日、彼らの場面が無くなって、おばちゃんダンサーズになってたのにはがっかりした。
ちっちゃな野球少年3人組もチョーかわいいので、彼らは入れ替えてほしくないなあ~
ヒップホップな若者3人組は、さすがダンスにキレがあり、
魚屋のおぢちゃんも味がある。
たくさんの人数で踊ってるシーンもあるが、制服を着た中学1年生ぽい少年達も元気で良い。
どうやらこのゆるいダンスは、女子より男子のほうが合う気がする。
朝7時半のBSから3回連続で見続ける日々になりそう。

やっと、「24ーシーズン7」完了。
しかし、全く完了してないしっ!
しかし、今回も、すごかったっす。
後半二時間分くらいは特にすごかった。
厄介なことに巻き込まれる原因になる娘「キム」がまたも登場してきて、
きーーーっ、またか!と思ったが、自分の危険も顧みずテロリスト仲間の男を追い、
証拠の品を取り上げるあたりは、
「さすがバウアーの娘!」と思わずスタンディングオベーションの母と娘・・・
かっこいいといえば、ルネ捜査官!
彼女が、キムのおかげでバウアーの居場所に駆けつけ、
危機一髪彼を救い出す。
そのとき、部下に車を動かさせ、そのドアに掴まって移動するシーンの格好良さったら!
それに引きかえ、必ず登場するうざい女。
今回は、大統領の娘。
そういう点で言えば、何一つ完了しないまま、シーズン7は後味悪く完了。
ま、「24」では良くある話だけど。
早くシーズン8のテレビ放送が始まることを期待します。

先週から始まった新ドラマ「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」
見ました?
こう聞いて「見ました!」と即答するであろう人を一人知っておりますが・・・
いやぁ~おもしろい。
戸田恵梨香ちゃんがかわいい。
加瀬亮くんは、すごいね。
何の役にも染まらないところがすごい。
朴訥とした青年役、パンクな青年役、切れる刑事役・・・
基本的には、朴訥とした役の加瀬君が好みですが。

と、言った感じで、テレビ鑑賞の秋であります。
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電車で娘を助けて下さった方へ

2010年10月08日 | 子供ネタ
10月8日(金)晴れ

帰宅してきた娘が鞄も置かずしゃべりだす。
「今朝乗った電車でさぁ~ちょっと気持ち悪い感じの人がいたんだよ。
ぎゅーぎゅー満員で、あたしの手に変な当たり方(触り方)してきて
きっ!と見たら「あ、すみません」って言うから、
あ、わざとじゃなかったのかって思ったんだけど、
その後も、またいつもよりさらにたくさんの人が乗ってきて、
もう、あたし、座席に座ってる人の上にのしかかるほど押されてたんだよ。
そんな苦しい体勢で、さらにそいつの手がスカートのあたりにきて・・・
偶然なのかなあ、いやだなあ、早く着かないかなあと思いながら乗ってたの。
そしたら、あたしの前に座ってた50くらいのおぢさんが、
「やめなさい!」って、そいつの手をぱちんって叩いてくれて、
そいつは「すみません・・・」って手をひっこめたの。
そのとき初めてあたし『あ、わざとだったんだ』って思って、初めて泣きそうになった。
降りる時に、そのおぢさんに「ありがとうございました」って言ったら、
「ん」とだけ言ったんだけど、いるんだねえ~親切な人って!」
母は、ぼんやりな娘に呆れるやらハラハラするやら・・・
そして、そのおぢさんに、本当に感謝したのであった。
痴漢に気づいても、たいがいの人が見て見ぬ振りだろうし、
ましてや、短いスカート穿いてる女子高生だったりしたら「自業自得だろ!」と思う人も多かろう。
『見ず知らずの変態野郎』と関わって、厄介なことに巻き込まれるなんてこと避けたいだろう。
そんな中で、そんな変態野郎の手まで叩いて下さって、娘を助けて下さった50代くらいのおぢさま、本当にありがとうございました。
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教育方針

2010年10月06日 | 子供ネタ
10月6日(水)晴れ

先週だったか、夜10時近くなった時に、同じマンションの張さんから電話。
ロビン君の、明日提出する宿題用の資料をメールするから、プリントアウトしてくれないかとのこと。
彼女のお宅にはプリンターがないので、時々依頼されるのである。
で、届いたデータをプリントし、彼女が降りてくるのを待ちながら、何気にそのプリントに目を通す。
「蚕を食べる」というテーマで、蚕を食べることのメリットやら、食べ方やらが書いてある。
『蛹』なんて漢字が出てきて、思わず夫に「これ何て読むんだっけ?」と聞いたくらいだ。(さなぎです・・・)
  蚕の蛹を食べる習慣は日本だけでなく中国や韓国にも存在しています。とか
  昆虫食の目的でもある『タンパク源の確保』が考えられます。とか
  蚕の蛹は「蛹3個で卵1個の栄養」と言われるほどの栄養を持っています。とか
  蛹は、醤油と砂糖で煮付けて佃煮にして食べるのが一般的な食べ方です。などなど・・・
ロビン君は小学三年生である。
そういえば、このくらいの頃、蚕について勉強してたよねえ~
以前パートしてた○文教室で、男の子が嬉しそうにビニール袋に入れた蚕を見せてくれたことがあった。
ここで、考える・・・
もしかして、ロビン君は、「蚕の食べるものについて調べなさい」という宿題を
「蚕を食べることについて調べなさい」というふうに勘違いしたのではないか。
流暢に日本語をしゃべる張さん一家ではあるが、時々???なところもあるし、
ましてや、ロビン君はまだ3年生。
ビミョーな助詞のニュアンスを聞き違えたのではないか。
降りて来た張さんに聞いてみる。
n「ずいぶん難しいこと調べたのねえ~でも、もしかしたら、蚕の食べるものを調べるんじゃないの?」
張さん、にやりと笑って「今、蚕の勉強してます。蚕について何か調べてこいというのが宿題で、
蚕の食べるものとか、育て方とかは、みんな調べるだろうと思います。
だから、誰も調べないであろうことを調べました。
さすがにこの文章のままでは難しいので、今からフリガナをふります。」
いろんな意味で感心した。
ワタクシもピント外れなとこはあるけど、そこそこ教育熱心なほうだと思う。
もし、蚕の宿題が出たら一緒になって調べるような気がする(算数の宿題には興味がないけど)
でも、3年生程度のレベルのものにすると思う。
ここが、張さんとワタクシの違いだなあ。
ワタクシは、子供が大体何年生だから、という基準にあてはめて、それに見合ったものにする。
しかし、張さんは、3年生だろうが何年生だろうが、とにかく、人と違ったこと(人より優れたもの)ということにポイントをおく。
容赦ない。
ワタクシは、甘いのかなあ~と思ったり、あるいはこれは日本的思考かなあと思ったりする。
高校受験の頃、張さんは王くんにつきっきりで入試対策をした。
ワタクシは、塾に一任していた。
我が娘の塾を紹介し、王君は一度体験授業も受けたが、張さんが「あの程度の勉強を習うくらいなら、私が教えられます。」
その後、彼女が「毎晩麺棒を持って勉強させてます。」と言うのを、おもしろい冗談だと思ったら、
ホントに麺棒で叩きながら教えているらしく、
「私は親から竹の棒で叩かれながら勉強した」
ひ~~~~っ!!!
少しはわが娘にもハッパかけねば!と思い、「王君、麺棒で叩かれながら勉強してるらしいよ!」と言うと、
娘ゲラゲラ笑って「張さんって、おもしろいねえ~
綿棒で叩くだなんて、痛くもかゆくもないじゃん!」
母「・・・こいつ、耳掃除の綿棒しか知らんのか・・・」
麺棒持ってきて、尻を叩いちゃろうか!と思った記憶がよみがえる。
もともと視野がグローバルな人ではあるが、
王くんの進路も「日本の大学に入れることは考えていません」とキッパリ。
ロビン君も、毎日学校の宿題とは別に、英語の書き取り(?)をさせられてて
「どうして僕だけ?クラスのお友達は、まだ英語の勉強してないよ」と口をとんがらせていたが、
「きみは、またいつ日本を出ることになるかわかりません。
その時に、英語の読み書きが堪能じゃなかったら困るでしょ!」
インドネシアから転校してきたばかりの頃、カタコトの日本語の王君を区立の中学校へ放り込み、
それから一年少しで、いわゆる難関と言われる某都立高校へ合格させ、
彼女の、子供たちへのハードルはどんどん高くなっていくように思われる。
おべんきょだけではない。
家の中のことも分担させてて、王君は、夕食後、茶碗を洗う係だ。
国民性の違いなのか、はたまたワタクシが甘いのか。
ワタクシが甘いんだな。
そんなアマアマで育てた我が娘、
今朝も遅刻ぎりぎりの時間に家を出たかと思ったら、駅から電話をしてくる。
「定期券が昨日で切れてた~お金一円も持ってないの。どうしよう。」
母は、部屋着のまま、帽子を目深にかぶり、はだしにつっかけで、もちろんすっぴんで
チャリを走らせました・・・
「何が起きるかわからないから、お財布はいつも持ち歩きなさいって言ってるでしょ!」と怒鳴りつけながらお金を渡し、帰宅する。
駅に向かう時は急いでたし、あせってたし、同じ方向だから気にならなかったけど、
家への帰り道は、駅へ向かう通勤着の方たちに向かってチャリを走らせるわけで、
かなり恥ずかしかった。
何が起きるかわからないから、朝起きたらきちんと着替えて化粧ぐらいしなさいっ!と自分に怒鳴りたい気分・・・
でも、娘に甘く、自分にも甘いワタクシは、変わらないんだろうなあ~
(オレにも甘くしてくれ!夫心の声)
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金木犀の季節

2010年10月05日 | 衣・食・住
10月5日(火)晴れ

気持ちのいいお天気なので、カメラを持ってふらふらチャリを走らせる。
ずっと途切れること無く金木犀の香り。
我がマンション下にも金木犀の木はあるが、刈り込みすぎてて、毎年、情けない様相で地味に咲いている。
でも、やはり香りは強くて、自転車置き場で、まず深呼吸。
川沿いの老人保健施設には、大木3本が、花を鈴なりに咲かせている。
敷地に入り込みたい衝動を抑えつつ、川沿いの小さめの木で我慢することとする。
自転車に乗ったおぢが、自転車にまたがったまま、金木犀の花に顔を埋めて匂いを嗅いでいる。
その様子が微笑ましくて、自然に顔がほころぶ。
微笑ましいといえば、今日、立ち寄ったスーパーのサービスカウンターでの出来事。
今、このスーパーは創業記念祭をやっていて、2千円以上買うと応募券をもらえる。
ワタクシの隣にいたおばあちゃんが「この応募券は、ここでいいの?」と言いながら
その応募券を差し込もうとしているのは、盲導犬の募金箱。
おばあちゃん!思いっきりラブラドールがいるやん!と突っ込みたい気持ちを抑えつつ、またも顔がほころぶ。
猛暑で気が立っていた日々は遠い昔。
金木犀の魔法にかかっている間は、穏やかに微笑むワタクシでいられる気がする。
(・・・もう少し寒くなって来ると、また・・・)
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天は二物を与えたもうた

2010年10月04日 | 子供ネタ
10月4日(月)雨

昨日の朝刊に、久々早稲田の斉藤くんの記事。
「東大に負けた」と大きく出ている。
そして、その勝った東大は一年生ピッチャー。
高校時代もエースで、「六大学野球で野球がしたい」と、東大に現役合格。
すごくないっすか?
思わず「東大って推薦入学とかあるんだっけ?」と夫に尋ねて、ばかにされてもうた・・・
写真を見ると、なかなか可愛らしいお顔をしてる。
天は二物も三物も与えてるのねえ~
前世でどんな善行を行ったら、神様の愛を全身に浴びることができるのかしら。

話のレベルは下がって恐縮ですが・・・
先日、娘が「○○先輩、指定校推薦で、もう大学決まったんだって!今、メールがきた。」
○○先輩とは、我が娘のことが気に入ってるらしい男子で、
何かと気にかけてくれて、過去問くれたりノートをくれたり。
ワタクシと娘の中で、指定校推薦を受ける子ってのは、こつこつ真面目にやるタイプというイメージ。
よって、定期テストの成績は良いけど、実力テストはイマイチ。
実力で受験したら落ちるけど、定期考査の評価で、そこそこの大学の指定校推薦枠をもらうというイメージを持っていた。
母「○○先輩、どこの大学に決まったの?」
娘「チョー頭いいって聞いてたから、大学名聞いても大丈夫だろうなあと思って聞いたんだけど、返信こない」
あらら~もしかしたら、あまり触れてほしくない話題だったのかしら。
指定校推薦受けるってことは、実力はイマイチだったのかもねえ~なんてことをしゃべってたら・・・
娘「あ、返信きた。わっ!C大の法学部だって!」
しばし、母娘絶句。
さっき、少しだけ○○先輩の実力を低く見たことを懺悔する。
娘が「そういえば、○○先輩、弁護士になりたいとか言ってたなあ・・・」
さらにメールは続き、「わ~~っ!HさんはW大の法学部に決まったって!」
ちょっとちょっと!!!そんないい大学の指定校推薦枠があるの!?
今から頑張れば、もしかしたらC大だのW大だの入れるかもしれないよ!!!
娘、慌てて「進路資料」を持って来る。
だいぶ前に配布された資料だが、母も娘も、ほとんど読んでなかったのだ。
結構いい枠来てんじゃん!!盛り上がる母娘。
推薦条件を見ると・・・今からかなり頑張れば何とかなるんじゃないかという感じの評定。
娘が「今から頑張れば、なんとかぎりぎりこの評定に足りるかも!
先生は、指定校推薦にとらわれるなとか、指定校推薦枠に甘んじるなとか言うけど、
来年の今頃にはもう進路が決まってたら楽だよねえ~」
はしゃぐ母娘を、苦い顔で見ている夫。
「まずは、自分の将来のために、どこの大学の何の学部に行きたいかを考えるべきだろ。」
まずは『大学の名前』にとらわれてる母娘。
でも、母は思うのだ。
17、8歳で、将来のことをきっちり決められる子もいるだろうが、決められない子もいる。
わたしゃ、決められなかったね。(だからこうなったのか???)
娘も、何の勉強したい、将来何になりたい、どういう方へすすみたい・・・何一つ決まってない。
それだったら、「これになりたい」という目標が出来た時に、なるべくそれに近い道にいるためには、
頑張ってそこそこ知名度のある大学に通ってたほうがいいのではないか。
熱く語る妻に、少々軽蔑のまなざしと「君は、ブランド志向だものね」の捨て台詞を吐き、
散歩へ出かける夫。
しかし・・・進路資料を熟読しているうちに、あることに気づく母娘。
推薦条件の評定が、たとえば『4.0以上』であったとしても、実際に選ばれた子の評定は5.0なのだ。
そりゃそうだよね・・・いい大学に、早くに決まれば、それにこしたことは無い。
そうなると、いい大学の枠には希望者が殺到するだろうし、その中から選ばれるのはチョーすばらしい成績の持ち主ってことよね。
評定ぎりぎりレベルじゃ、鼻で笑われて落とされるわね。
ほんの少しの間だけ、夢を見させてもらい、現実に戻る母娘。
さっさとあきらめて、また話題は○○先輩に。
彼は、サッカー部のキャプテンらしい。
娘の高校のサッカー部は結構強くて、部員数も100人くらいいる。
ABC3チーム作られていて、Cチームは合宿にも連れて行ってもらえないほど厳しい世界。
○○先輩もH先輩もAチーム。
ずっとサッカーやってて、そのサッカーも上手で、さらには成績もチョー良かったってことか。
天は二物与え過ぎ!
○○先輩と同じ大学に行くために頑張るっ!とかH先輩と同じ大学に行くために頑張るっ!とか、
そういう気持ちはさらさらない娘。
こうなったら、弁護士になるのは無理でも、弁護士の妻を目指してくれればいいのに・・・と他力本願思考の母は○○先輩の「押し」に期待する。
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禁煙宣言

2010年10月03日 | 夫ネタ
10月3日(日)曇り

タバコが値上げされ、あちこちで悲鳴を聞く。
いつもこっそりのぞいている方のブログでも、第三級タバコ(若葉・しんせい・エコーなど)なるものを吸い比べてみられたりしている。
いじらしくて、少し笑ってしまった。
ワタクシは生まれてから二度くらいしかタバコというものを吸ったことがないので
タバコに関することで一喜一憂する人の気持ちは全くわからない。
「百害あって一利なしなんだから、いっそ一箱千円くらいにすればいいのよ!」なんて
愛煙家からみれば鬼のようなことを言ったりする。
我が父も、ヘビースモーカーだった。
ワタクシが子供の頃、今ほど喫煙のマナーをうるさく言われるような時代ではなかったし、
暴君のような父だったので、
エアコン効かせた車の中だろうが、家族はまだ食事中だろうが、かまわず吸っていた。
そんな父だったので、禁煙なんて絶対無理だと思っていたが、
数年前のタバコ値上げの時、禁煙した。
喫煙欲に、ケチの習性が勝った例だと思う。
我が夫も、ヘビースモーカーである。
このご時世、どんどん周りの人たちが禁煙していくにもかかわらず、全く禁煙する気なしであった。
夫もケチな性分だが、彼のタバコへの許容金額は、まだ高いってことか・・・と思っていた。
しかし、今回の値上げで、いよいよ彼も禁煙宣言。
結構あっさりとした口調で宣言するし、もともと意志の強い人なので、
自分が止めようと思いさえすれば、簡単に止められると思ってるんだろうなあという感じだった。
ところが、まず、禁煙初日、送別会だったのだが、同僚の喫煙家達がわざと美味しそうに吸うのを見るのが苦痛だったようだ。
仕事中も、キャンディばかり舐めていたようだ。
翌日は、珍しく薬局に行き、禁煙用ガムを買ってきていた。
彼の、強固な意志の力さえも揺るがすニコチン中毒は、予想以上に手強い。
禁煙大賛成な娘は、「禁煙パイポとか、いろいろあるじゃん!買ってきてあげなよ。」と優しい。
しかし、いぢわるな妻は、夫の苦悩の日々をちょびっと楽しんでいたりする。

今日の一枚は、そんな夫がよく見ているテレビ「男子ごはん」より、秋の和定食『さんまご飯と揚げナス』
もちろん夫が作りました。
妻は味見係。
お汁は、日曜の朝早く、いろんな残り野菜を煮てミキサーにかけたスープ。
もちろん夫作です。
妻は寝ておりました。
使いあぐねていたかぼちゃを消化してもらい、妻はうれしい。
和定食に野菜スープは合わないなあと思いましたが、
ここが男の料理で、朝昼晩飲んでもまだ残っているくらい大量なので
我慢して飲んでいただきます。
明日の朝は、さんまご飯をおにぎりにしたものと、また野菜スープ・・・
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