パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

思い出のマーニー

2014年07月06日 | 本・マンガ・テレビ・映画
7月6日(日)晴れ

スタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』の試写会に、夫と行く。
娘も行きたいとごねたが、「大丈夫!まだ来週辺りの試写会にも応募してるから!」

あ、だらだらと書きますので、映画を見るつもりの方はお気をつけ下さい。
(って言っても、レヴューにならないのはいつものことですが)

ワタクシ、ぢつはあまり期待してなかった。
この米林監督の前作品「借りぐらしのアリエッティ」は、あまり印象に残っていない。
音楽が綺麗ということ。(ま、これはジブリ映画には当然のこと)
緑色が綺麗ということ。(たいていが草の中だからね)
これくらいの印象。
結論から言いまして、「マーニー」は「アリエッティ」よりずっと好き。
音楽と絵が綺麗すぎるほど綺麗なのはジブリ映画としては言うまでもないが、
「僕は宮崎さんのように、この映画一本で世界を変えようなんて思ってはいません。」
と、パンフレットで監督も言っているように、『子どものため』に作られた作品だと思えた。
ワタクシは大人だから、少し、いや、かなり冷めた目で「杏奈ちゃん(←ヒロインの女の子ね)!あんたちょっと甘いわ。」って言いたい箇所が多々あったが、
多感な少女達には、どこかしら「杏奈」か「マーニー」どちらかの要素や悩み(たとえそれが勝手な思い込みにせよ)に共感する部分があると思う。
だから、これは是非、女子中学生あたりに見てもらいたいなあ。
ただ、ジブリ映画には毎度のことであるが、今回の試写会会場も、大人達の多いこと多いこと。
って、我が家も中年夫婦二人の参加であるが。
もっと小中学生が多いかな、うるさいかな(←いぢわるばあさん的思考)と心配していたが
結構な年齢層の高さであった。
映画が終わり、淡々と試写会会場を出る大人達であったが、真っ赤に泣きはらした目をして、放心状態の少女二人が椅子に座ったままだったのが印象的。
「感動したんだね!よかったね、いい映画を見られて!」と横を通りながら思うおばちゃんであった。

ジブリついでにひと言。
金曜ロードショーでジブリ週間始まる!
その第一弾「もののけ姫」
これはワタクシの中でのベスト1。(ををっ!めずらしく言い切った!)
金曜日にはリアルタイムで夫婦で見て、土曜日には帰宅した娘が録画したものをまた見る。
娘が「今、この時にってところがタイムリーだよね!」
集団的自衛権がらみで言ってるのだ。
こういうところが「映画一本で世界を変える」くらいの力を持ってる作品ってことよね。
こういう映画で「戦争」「争い」「自然破壊」を語り合う。
また、マーニーのような、トトロのような、映画で「家族」について考える。
ジブリは深い。
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2 コメント

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Unknown (puffpuff)
2014-07-08 18:26:10
映画の話に関係なくて申し訳ないが
たまたま聞こえた電車の会話で若いな~と思うことがしばしば…
50年以上生きても老けただけで中身がちっとも変わってない…って思うけど
おばちゃんにとってはどうでもいいようなことを真剣に悩むって若さなんだろうなって感じるのです。
なんか、意味不明ですみません。
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puffpuffさんへ (n)
2014-07-08 19:26:03
いや、ホント、そうなの!
50年も生きてきたけど、何だか全然変わらないなあ~と思うことが多いけど、
若い子たちの、『どーでもいい悩み』にうちひしがれている様をみては、
そうか、あたしゃ、大人になったのねと思うことがあります。
嬉しいときもあるし、ちょっと悲しいときもありますねえ。
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