パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

『1Q84』と『3月のライオン』

2011年04月12日 | 本・マンガ・テレビ・映画
4月12日(火)晴れ

朝から揺れている・・・
テレビを押さえつつイチを呼ぶ。
ちょうど出勤直前だった夫、エレベーターが止まっている事にがっくり肩を落としつつご出勤。
いってらっしゃ~い。

やっと村上春樹著「1Q84」読了。
3巻まであるなんて知らなかったよぉ~長い旅でありました。
2巻あたりでは「う~む、やはり彼の文才はすごいのかもねえ~」と思ったりしたが、
読み終わった今、やはりワタクシはハルキストにはなれない。なりたくもない。
何も得るものがなかった。
いや、ホント、ハルキスト達に聞きたいのだが「腹割って教えてくんないかなあ?
『1Q84』本気でおもしろかったって思ってる?」
ごめんなさい、うそです、聞きたくありませんから、ここに怒りのコメントは残さなくていいからねえ~
小説はあくまで小説なんだから、『何でもあり』なのかもしれない。
いわゆる、この世の中の常識やら倫理観というものは通用しないのかもしれない。
でもねえ~~~~
ま、100歩譲って、現実離れしたストーリーは良しとしましょう。
でも、現実離れしたものを現実かと思わせるのが小説のおもしろさじゃないのか?
何か、突飛なことが起るたびに「ありえん・・・」とつぶやくワタクシ。
ワタクシは、登場人物が魅力的でないと、小説にのめりこめない。
この中には、誰一人として魅力的な人が出てこなかった。
普通、3巻からなる大作を読み終わる頃には、誰かしら魅力的な登場人物のとりこになってて
「あ~、ページが残り少なくなってきた。もっと読んでいたかったなあ。」と思うところだ。
ところが、この小説にいたっては、全くそんな感想も持てず。
あげく、本来ハッピーエンドの好きなワタクシとしたことが
「この二人、最後殺されて終わりだったら、まだ納得する」と思ってしまった。

小説にしろ、漫画にしろ、映画にしろ、ワタクシは、見終えた後に何かしら得ていたい。
感動だったり、前向きな気持ちだったり、優しい気持ちだったり。
基本、ハッピーエンド好みだが、そうでないとしても、せつなさや、哀れむ気持ちが心にむくむくとわき上がるのが小説とかを読む楽しみだと思っている。
「3月のライオン」(羽海野チカ)は、ワタクシを優しい人間にしてくれる。
(こんな毒舌吐いた後に言ってもうそっぽいでしょうが・・・)
ちょうど、同じ時期に読んだこの小説と漫画。
「優しい人間になりたいから、今後なにがあっても村上春樹に手は出さない!」と決意しながら
「3月のライオン」をまた一巻から読み直し、同じところで涙したり笑ったりしている。

今日の一枚は・・・水汲みに行く途中にある、大好きな桜の木。
じっと見てると『桜まみれ』になって吸い込まれてしまいそうなくらい綺麗でした。
コメント
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