2月10日(水)晴れ
日曜日の天声人語。
乳ガンで亡くなった34歳の女性には幼い息子がいた。
遺言めいたメモには家族葬の希望と、お墓にはオリーブかローズマリーを植えてほしいと書かれていた。
そして幼子にも『男の子はやさしくなければいけません。
まわりの人の言うことをよくきいて。
いっぱいおでかけにつれていってもらうんだよ。
本もいっぱいよんで、音楽もいっぱいきいて・・・』
なんて切ない叫びだろう。
いっぱいいっぱいいろんなことを経験してほしい。
そこに母はいてあげられないけど、みんなに可愛がられて強く生きてほしいと願う深い愛。
また、おなじ34歳で逝った女性を悼む歌も載っている。
<遺児ふたり 長き髪もつ 明日よりは 母に代わりて 誰が結ばむ>
ちょうど一年前に亡くなった、T本さんを想う。
彼女には、娘と同級生の男の子と、高校生のおねえちゃんがいた。
「チアリーダー部に入ってて毎日練習がたいへんなのよ。
朝練もあるから朝早く家を出るんだけど、未だに上手にポニーテール出来ないからって、
毎朝母が結んであげなきゃいけないのよぉ」
天声人語の著者は言う。
「お母さんは風になり木になって、我が子に声援を送り続ける。
他の母より少し短い、真珠のような思い出を抱きしめながら」
T本さんも、風になって、お嬢さんのポニーテールを優しく揺らしてるんだろうな。
「上手に結べるようになったね!」って言いながら。
日曜日の天声人語。
乳ガンで亡くなった34歳の女性には幼い息子がいた。
遺言めいたメモには家族葬の希望と、お墓にはオリーブかローズマリーを植えてほしいと書かれていた。
そして幼子にも『男の子はやさしくなければいけません。
まわりの人の言うことをよくきいて。
いっぱいおでかけにつれていってもらうんだよ。
本もいっぱいよんで、音楽もいっぱいきいて・・・』
なんて切ない叫びだろう。
いっぱいいっぱいいろんなことを経験してほしい。
そこに母はいてあげられないけど、みんなに可愛がられて強く生きてほしいと願う深い愛。
また、おなじ34歳で逝った女性を悼む歌も載っている。
<遺児ふたり 長き髪もつ 明日よりは 母に代わりて 誰が結ばむ>
ちょうど一年前に亡くなった、T本さんを想う。
彼女には、娘と同級生の男の子と、高校生のおねえちゃんがいた。
「チアリーダー部に入ってて毎日練習がたいへんなのよ。
朝練もあるから朝早く家を出るんだけど、未だに上手にポニーテール出来ないからって、
毎朝母が結んであげなきゃいけないのよぉ」
天声人語の著者は言う。
「お母さんは風になり木になって、我が子に声援を送り続ける。
他の母より少し短い、真珠のような思い出を抱きしめながら」
T本さんも、風になって、お嬢さんのポニーテールを優しく揺らしてるんだろうな。
「上手に結べるようになったね!」って言いながら。