オシャレ

ウチの会社に新しく社員が入った。高齢化が著しく、ボクが一番の若手だったが、ついに30代が加入である。39歳とギリギリだけど。

その入社初日の挨拶。今日が誕生日です！

おい！ もう30代がいなくなったじゃねーか。

そんな彼に訊かれた。ボクより一つ二つ年上ですか？ と。
うむ。同じ40代、だがこちらはもう余命1年を切ってしまった。見た目ほどは若くないんだ。

しかし、またである。どうやらホントに42くらいに見えるらしいな。

さらに新入社員は言った。
オシャレですね。前の会社で上司に社会人は身だしなみに気を使えと言われましたが、本当にオシャレな人がいるんだなと思いました。

オレがオシャレだと？

ププッ、多少なりとも服装がマトモになったのはこの7月からだぞ。それまでは、その上司に怒られるほどだらしない格好だったんだぜ。

7月に服を買い揃えて、ファッションを一新したばかりだと伝えると、そういえばと納得していた。会社の女の子達に、青い服ばかりに変わったねと、ボクが言われていたのを見ていたらしい。そうだ、一新したばかりなので、今はオシャレに見えるのだ。メガネも、サングラスと、伊達メガネと、PC用と、会社でも使い分けているし。

ただ、一つ成長したのは、オシャレな店に入っても気後れしなくなったこと。以前のような場違い感がなくなった。

7月の爆買い中は、冷やかしではなく買うつもりで店に入っていたから、たっかいのを薦められても、平気で店員と突っ込んだ話がてきた。この経験で変わったようだ。今ではバリバリにキメた店員に、こんな感じのを探してると、自分の好みを的確に伝えられる。

そのため、先日の渋谷でも(アリコちゃんに会いに行った)、合間にファッションビルで充実した時間を過ごせた。これ、女の子とデートで、普通にショッピングができるってことだぜ。女の子とのショッピングは、ずっと面倒で苦痛だったのにえらい変わりようである。

そして、大浪費でアイテムも揃ってきたため、最近はコーディネートもちゃんと考えるようになった。今日もネイビーのシャツとブラックのパンツでクールに決めている。ブラウンのベルトをアクセントにして。

ふーむ、ホントにオシャレになってきたようだな。