雑誌

出張中、長い電車移動の時間を潰すために雑誌を買った。「Basser」、老舗のバス釣り雑誌である。ボクがホームページを始めるきっかけになった黒鱒道中というレポートが連載されていた雑誌だ。
今回はボクが得意とするルアー、スピナーベイトの特集が組まれていた。

興味を持って読んだが、その内容はここ数年のバス釣りの進化、いや、深化を感じられるものだった。昔のような「スピナーベイトは広く探れる」「アピールが強い」「秋は広範囲に」などといった話はない。さらりとは書いてあるが、そんなことは当たり前になり、さらに深い使い分けが紹介されている。

また、最近の傾向として、現役バスプロの解説が減り、開発スタッフやアマチュア、トーナメントの現場から退いた元プロの話が増えている。これはいいことだ。
現役プロの場合、どうしても成績に縛られて、効率的な試合運びのためのテクニック、ルアーセレクトになってしまう。一つのルアーのスペシャリストにはなりにくい。駆け引きなどを含めたトーナメントの戦い方を除いた、個々の釣りのスキルだけを考えれば、プロを凌ぐアマチュアがゴマンといる時代だからだ。

ということで、Basserのスピナーベイト特集、かなり楽しめましたよ。ブレードのカラーの話など、田辺哲男はボクとは全然違う使い分け、考え方を持っていた。
こういうので他の人の釣り方と比較して、自分の釣りを見直すのも必要だね。記事の内容そのものが役立たなくても、何かのヒントが埋もれていたりするから。

うむ。この週末もスピナーベイトを撃ちまくるかな。