共に時代を駆け抜けてきたCR-Xが売却され、遺された物はただ一つ。写真のシフトノブである。これを握ると、あの楽しかった日々が蘇ってくる。
このシフトノブ、クルマが変わっても代々受け継いできたと前に書いたが、実は一番最初のクルマの時からではない。初めて買ったクルマ、ワンダーシビックSiには、写真の無限の所にナルディと書かれたシフトノブが着いていた。
当時、仁もワンダーシビックSiに乗っていたが、ボクのシビックは5速マニュアルなのに仁のは4速オートマ、ボクのナルディのシフトノブに憧れがあったようだ。ボクがサイバーCR-Xに乗り換えるとすぐに仁もシビックフェリオSiRに乗り換えて、同じシフトノブを買ってきた。
ところが、もうナルディのノブは売り切れていたようだ。仁のノブには無限のプレートが付いていた。そして、シフトノブを交換してくれと言い出したのだ。
仁のフェリオには無限のパーツが全く装着されていないのに対し、当時のボクのCR-Xは無限のアルミホイールを履いていた。なので、ボクのクルマなら無限シフトノブでもいいだろうというのである。
ボクのCR-Xはナルディのステアリングとシフトノブで揃えてあったのだが、まあ無限でもいいかと交換に応じた。以来、このシフトノブを代々のCR-Xで受け継いできたのである。
いつか、このシフトノブがまた必要になる日が来るだろう。その時まで、大切に保管しておくとしよう。
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