・【さまざまの こと思い出す 桜かな】芭蕉
・【世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし】
・【散る桜 残る桜も 散る桜】
・【三日見ぬ間の桜かな】
【さまざまの こと思い出す 桜かな】
俳聖といわれる俳人、芭蕉の歌ですね。
【世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし】
(在原業平)
のどけからましっていうのは、
ましかばましのハンジツカソウっていって、そうあってほしいの現実
はそうじゃないってことですね。
もしも、この世の中に桜が全くなかったとしたら、きっとこの春の心
はもっとのどかであっただろうにって意味です
これはどういうことかというと、桜の花はあまりにも美しく、あまりにも
私の心をとらえて離さないものだから、その桜が散っていくなんてことは
私にはとってもさみしい、悲しいこと。
なまじっから桜の花があるから、いつまでも桜よ散らないでって思う。
そしてそれでもあなたは散ってしまうのねって心が穏やかでいられなくな
るってことですね。
あんまり素敵な人がいるものだから、私の心はいつもドキンドキン、胸はパ
カンパカン、夜も眠れない。心のどかでいられないというようなものです
ね。
【散る桜 残る桜も 散る桜】
桜がサーと散っていくわけですが、いっぺんに「せいの、バッ」と散るわけ
ではありません。
散るさくらもあればまだ枝についている桜もあるわけです。
しかし、その残った桜も、やがて、遅かれ早かれ散っていかねばならんので
す。アロンアルファーでつけてもダメでしょうかって聞いた人もありました
が、無駄なあがきです。
散らない桜は一つもありません。
同じように、人間も死なない人はないのですね。
たまに大きな事故があって、飛行機が落ちるとか、船がしずむとか、大地震
で 生き埋めになるだとか、そしてたくさんの人が亡くなった中、自分は生
き残った。残る桜となった。そして助かった!助かった!と叫ぶわけです
が、それは本当に助かったのでしょうか?
もし死なないことが助かるというならば、死なない人は1人もないわけです
からしばらく死ぬのがのびただけではないでしょうか?
しかも【三日見ぬ間の桜かな】で今日は元気でも三日もたてば、きれいだっ
たピンクに輝いていた桜のはなが、葉桜になってしまう。 、
人間もそおうで、若いから大丈夫って保証はない。
桜を通していろんなことが思い起こされます。。。
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