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マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

民意をうけとめない?

2010年01月29日 06時12分19秒 | ひとりごと
名護市長選の結果を受け、平野官房長官が「それにこだわることはない。」と述べたことで結構反発の声が多い。しかし、以前から、もちろんのことだが、自民党が民意を誠実に受け止めてきたことはほとんどない。当たり前である。
「税金をすべてただにします。」という公約をして当選してもそれは単にポピュリズムであり、民意を反映すれば国は亡びてしまう。原発、ダム、ゴミ処理場などの建設で地元の賛成など得られるはずはない。たくさんのダム建設反対の民意をすべて無視し、自然を破壊してきた自民党に「民意」を語る資格などない。石破氏が「市長選の民意をなんと考えるのか?」と平野氏を批判しているが、民意とは基地移設反対なんですよ、いいんですか石破さん、民意を聞いても。逆じゃないの?
伊吹さん、民意をあなたたちは尊重してきたのですか?まさかね・・・。

冗談じゃない。沖縄の民意は昔からはっきりしている。何度やっても同じである。単に、自民党が民意を受け止めてこなかっただけである。国会の討論でも今のところ自民党は何も言えない、前原さんのように、「あなた達が何をやってきたのですか!」といえば、自民党は黙るしかないのだから。

さて、平野さんの発言は内閣の一員として当然である。国家の方針を一地方の首長選挙で左右してはいけないのである。つまり、民意は受け止めるがそれで方針が決まるわけではないというのは当然なのである。
ただし、基地容認派が勝利していたとしたら民主党の打撃は計り知れないものがあっただろうから、内閣としても「やれやれ、助かった」が本音である。
首相の「5月に決めます。」という意味は「すべてをグアムへ移転」にかかる費用分担の話し合いがアメリカと出来ていないという事である。