と言う話を耳にしたことはあるかな~?
今、田畑を耕している人はお年寄りばかり・・・
後継者もいない・・・
そして、荒れた田畑が年々増えている・・・といった問題を今の日本の農業は抱えている。
実際、私が住んでいる町は田畑が広がる田舎町だけれど、田んぼや畑で見かけるのはお年寄りばかり・・・。
そんな中、経済のグローバル化(世界を一つの市場とする考え方)の波が日本の農業を飲み込もうとしている。
つまり、外国から輸入される農産物に税金をかけることによって日本の農業を守ってきたけれど、その税金を撤廃するように諸外国から迫られているのだ。
撤廃したら、外国からの安い農産物が大量に日本市場に出回ることになるだろう。
でも、その結果日本の農業は大打撃を受けることになる。
国土の狭い日本ではどうしても小規模農業に成らざるおえず、大型機械を使い大規模に経営をしている諸外国とは生産コスト等でどうしても大きな差が出てきてしまう。
割高になってしまうのは当然のこと!
先日、関東農政局の「情報交流モニター交流会」に出席させていただいた。
農政局の方のお話だと・・・
もし関税が取り払われた場合の国内農業等への影響は・・・
食料自給率が40%から12%にまで低下
これってほとんどを輸入に頼らざるおえないってことで、ものすごく深刻なこと!!!
国内総生産の減少は約9兆円
それに伴う就業機会の喪失者はなんと約375万人・・・
これは、あくまでも試算数字だけれど、とにかく大変な状況におかれているということはわかる。
生産者や加工業者の方たちも大変な不安を抱えていらっしゃるようで
(当然だ~!)
生産者の方は、現場はやはり高齢化や後継者問題などでもう悲惨な状態だと訴えていらしたし、
酒や味噌などを作っていらっしゃる加工業者の方たちは、国産のものを使っているがいつまで頑張れるか・・・と不安を訴えていらした。
では、一体どのような対策を講じたら良いのか?
農政局からは・・・
国民全体の問題として議論し、農業者だけでなく地域住民などが一丸となって取り組んでいくことが必要。
新しい制度も始まり、予算なども組まれ僅かながらも支援が受けられるようになる。
http://www.maff.go.jp/nouti_mizu/index.html
等の話があった。
私のような一主婦が言うのも何だけれど、法の整備と言う点ではまだまだ十分ではない気がするし、国民の問題という割りにはちっとも緊迫感が伝わってこないし、積極的に国民にアピールしているとも思えないんだけれど・・・
結局は、それぞれの地域で自分たちの土地や環境を守るために知恵を出し合って頑張ってくれ!ということなんだろう・・・
だけれど・・・現実は音頭をとる人がその地域から現れないとなかなか難しいだろうな・・・だって現場はお年寄りばかりなんだもの・・・
またまた問題を突きつけられた感じです!
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