ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

サッカーアジアカップ準々決勝

2007年07月22日 | スポーツの事

 昨日の朝 雨の中 蜘蛛が巣作りをしていました。
目を凝らしてよく見ないと見過ごしてしまうほどの細い糸を、立てに張り、そして大まかに横糸を張り巡らしていました。それを足場にして等間隔に粘着性のある糸を細かく張っていました。しばらく眺めていたけど邪魔にならない手すりに作っていたので、傘の柄で壊すような事はしませんでした。
 雨の滴が小さなガラス玉のように引っ付いているのを、カメラに収めようと ベランダで大きなお尻を外側に踏ん張っていたら、下から 刑事課長のワヤちゃんが、
「ジュリエット!」と叫びます。(多分ロミオとジュリエットを想像したのだと思います。)
私は「ローズ!」と言って!
「ローズって?」
「タイタニックよ。ジャック!」
暇な木馬の朝一 の会話です。

 さて いやぁ、それにしても興奮しました、エキサイトしました、久しぶりにハイテンションになりました。サッカーアジア杯です。

 あの悪夢のW杯ドイツ大会で 試合に勝って勝負に負けたオーストラリアと対戦した試合だ。モォー どれだけため息と落胆の声を出したか・・
いつも同じことをいうんですが、得点力がない!
一発退場で10人で戦っているオーストラリアがへたばっているのがわかっていても、再三 ゴールネットを脅かしても、得点にならない。

おまけに ’02の日韓W杯の時 カメルーンのキャンプ地で有名になった大分県の中津江村の名前は忘れたけど村長と、同時多発テロの時のニューヨーク市のジュリアーノ市長と 岡八郎を足して三で割ったような顔の オーストラリアのゴールキーパーが長身を生かしてバンバン、ことごとくはじいてくれる

オシム監督は、「このチームはうまく出来上がってきたが仕上げがまだ出来てない」といったそうだが、私は早く 「仕上げを御覧じろ」と言って貰いたい、まったく私に言わせると「画竜点睛を欠く」だぁ~。

 この手のスポーツ中継が始まると 突然スポーツカフェ化する「木馬」なのです。
特に私ですが・・・
野球などは静に観賞できるのにサッカーは何故?
それは数あるスポーツの中でもとりわけサッカーは,理性を狂わす何かがあると
そう思うのです。
大体、体と体がぶつかり合い、ある意味格闘技化しているところ、たとえば バーゲンなどで大勢の人がワゴンに群がっている時 体と体がぶつかり合い、身体を押されたりすると、理屈抜きに不愉快になる それは 人間としてよりも動物としての感情だと思うのだ。
だから サッカーを見ていると、選手も勿論だろうが、見ている側も接触プレイに異常にエキサイトしてしまうんじゃないだろうか?
選手は勿論、観客も動物モードになるんじゃないんだろうか?

1対1で延長 15分、15分を戦っても決着が付かず PK戦に・・・

しかしサッカーの神様は 川口の上に輝いたのです。
まだ 夕べの興奮冷めやらぬ、私です。

今日になり トンボが言った。
「俺は サッカー観て ギャギャー言う女と一緒に暮らされんよ。」
私も言ってやった。
「私も ところかまわず おな○する人と一緒に暮らされん。」


雨 時々曇り 27℃


頂き物のお料理(写真をクリックしてください。)

2007年07月21日 | 料理

  

  

 今週の頂き物のお料理です。

① きゅうりと蒲鉾と、卵と春雨の酢の物

② モロッコ豆とニンジンとジャガイモの豚肉巻き巻き焼き

③ モロッコ豆と牛肉と生姜の佃煮

④ 冷シャブの生春巻き

⑤ モロッコ豆ときゅうりとマカロニのグリーンサラダ

⑥ モズクとワカメの三杯酢

⑦ モロッコ豆と蒲鉾とゆで卵の煮しめ

以上です。

雨 時々曇り 28℃


天文学的数字

2007年07月20日 | 四方山話

 少し前 久しぶりに晴れて夕日がまぶしい日
誰もいない店内です。これだから赤申と言われるのだが、やはりお日様はうれしい。
キラキラとうれしい。
きょうは また雨です。梅雨明けは来週かも・・・

 この梅雨最後の滴シリーズ・・・
イグアナではありません。シャコバサボテンに降りそそぐ雨。

  さて 時代のありようを浮かび上がらせているなどと言うと少し大袈裟だけど、江津の地場産業の石見瓦のアメックス協販が、破産申し立てをしたと今日の山陰中央新報の一面を飾っていた。
やはり景気が悪くて 家が建たないし 度重なる日本全国の地震災害で 瓦屋根の家が無残に壊れているのをテレビで放映するたび売れなくなったらしい。
3年前に産業再生機構で税金を投入したのに、無駄になってしまった。
産業再生機構で多額の税金を投入して 倒産した会社は全国で始めてらしい。
約40億円の負債額とか、すごいね。

 いつも言ってるように、金銭感覚というか 数字に弱いというか、ゼロが勘定できない私にはこの数字が天文学的数字に見えるけど、ただ一言 松坂やイチローの移籍金や年俸の方が多いということはわかる。してみると すごいね。日本のスポーツ選手は。(因みに松坂の移籍金は60億、イチローの来年度の年俸は5年契約で約121億円だものね。)

 そう思って サイドビジネスのため都野津あたりを車で通ったが、ゴーストタウンのように思えた。

 そしてわたしの金銭感覚をまったく狂わす記事がここにも。
その同じ紙面に村上被告に実刑の判決との記事が出ていた。
インサイダー取引なんて、経済のこともまったくわからないけど、石坂浩二と萩本金一を足してニで割ったような顔で、魚眼レンズのような目のアクセス顔、生き馬の目を抜く商法?、禿鷹商法?法の目をかいくぐって人々の不幸や不運をあざ笑うように、濡れ手に粟で 多額の金を生み出す錬金術師。すばしこさと悪質を身につけた人たち。最高学部出の頭のいい人達が ついこの前までマスコミを連日賑わしていた寵児と言われた人達が、次々と落城していく。

今日は偶然にも天文学的数字に絡む記事になったが、ウン百円商売で四苦八苦している私は例え 落城しても誰も何も言わないだろう。

ここに木馬があったことさえ忘れられてしまうんだろうなぁ。
それでいいんだけど。

雨 26℃  蒸し暑い 時々大雨。


わからないことが多すぎる

2007年07月19日 | 四方山話


  はっきり言って写真のセンスはありません。ですが
今日は昨日ほど陽射しが強くなく つかの間の太陽でした。 昨日と同じアングルに、少し演出して遊んでみましたがいかがでしょう?

 店のカウンターです。
 
 写真のセンスのなさもさることながら、私は本当に頭が悪い。
だって あのコンビニのおにぎりのノリが巻けない。だからおにぎりは買わないし自分で作る。いつだかずーっと前 このおにぎりを買ったら、セロファンで包まれた海苔が付いていた。ノリが湿気ないように、食べる時にパリっというようになっているんだろうということは察せられた。言い訳めいていますが、私は食べる時引っ張るような、ご飯に引っ付いたノリのおにぎりが好きです。
というわけで このおにぎりに始めて出会った時、小さな親切 大きなお世話と思ったけど・・
 
 で話を戻すと のりを剥がす場所とか、順序とかも書いてあったのだろうが 案の定その順番がわからずにもみくしゃになり、海苔がボロボロになり悲しかった、こんなことはきっと最近の小学生でも出来るんだろうね。
このおにぎりに限らず、お菓子の袋とか、納豆についているお醤油と辛子とか 全部イリコさんの係りだ。
有能なアシスタントに恵まれているけど、もしイリコさんがいなかったらと考えると、恐ろしい。変なところで不器用な私です。(ピアスだって、いまだにイリコさんにつけてもらっている。)
イリコさんのホローがあって今の私がいる 威張っていられると思うのです、本当のところは・・

 で又話が脱線したが このような頭の悪さが 最も露呈するのは 保険関係の話なのだ。ややこしい話が苦手で、何がどうなっているのいるのかさっぱりわからない。
今回の中越沖地震のような大きな地震がもし起きたら、絶対に我が家はいちばんに潰れる、その地震じゃないその自信はある。この前の大風の時だって木馬の屋根がぶっ飛んだ。その時 被害額が20万円以上じゃないと保険が該当しないらしい。それも全額じゃなくて何分の一からしい。そんなことどこに書いてあるのか読んでもわからない。
何度契約更改のときに聞いても理解できないのだ。
だから、火災保険にいろいろな付属をつけてない。お金も上乗せになるし、どうにでもしてくれ!という状態だと思う。もし震度6くらいの地震でも起きたら下敷きになって死ぬか、生き残ってもテント生活を強いられるんだろうなぁ。
いわれなき敗北感 そんな気がする ややこしい契約書。
地震が起きない事を祈るばかりだ。

曇り 時々薄晴れ 28℃蒸し暑い


曇りのち晴れ

2007年07月18日 | 四方山話

 変化するかもしれない雨上がり 忘れていました あなたの笑顔・・

久しぶり 本当に久しぶりに、雨雲とお日様が天空でせめぎあい、薄日が覗いた。
毎日 毎日空の色は ねずみ色一色だった、一度として同じ色の空はないけれど、でも同じねずみ色に見えた私には。
空は決して動かないけど、かすかに雲が動いた、そして薄日が射した。木馬のベランダに影が出来た。ほんわかと、ほんわかと・・・

 お世話になった傘を干します。なんだか 寄り添う二人に見えませんか?(写真をクリックしてみてください。)

 さて 曇りの今朝 ミラクルに出会った。
私が路地から国道に出ようとしているとき 止まってくれて通してくれて 窓全開にして「おはよう!」と声かけてくれた。ラッキーマンのミラクルの出会い 梅雨明けも近いと思った。
しかし ナンですね、いい年して (はい、私の事です。)娘と同世代と 対等にしかも友達感覚で 会話を楽しんでいる。自分でも信じられないことをしていると思うことしきり。
でも最近の若者はいいですね、何がって、年寄りとか同世代とか、余計な固定観念を持たないところがいい、好ましい。
還暦を過ぎたおばさんはこうでなくちゃとか、若者はこうでなくちゃとかという固定観念に縛られた窮屈さがあまり感じられない。最もきっと とんでるパソコンおばさんを立ててくれているんだろうけど、優しいし 元気をくれる、とてもうれしいことだ。
考えてみたら自分が30代の頃 倍も年の違う年寄りと対等に会話などしなかったもの。あの年寄り、なにが楽しみで生きているうだろうかと思っていたもの。

そんないい気分で仕事始めたのもつかの間、スポーツ紙の三面記事読んでて何?と思ってしまう。
世の中には理屈では収まらない いわれなき不愉快というものがいっぱいあるが、「また非公開」という見出しの赤城農水大臣の髭面に大型バンソコウの顔。
架空事務所費問題で某前農水省大臣とまったく同じことしている。
しかし 顔を見ると優男のようで一筋縄じゃいかない顔しているよね。 わたしのことより 一億円の闇献金をもらっているのに、平気な顔して威張ってる参議院議員のドンがいるじゃないのというような顔していもの。
とまぁ 政治に疎い単純思考回路のわたしのひとりごとですから聞き流してくださいね、ところで今度の参議院選挙 迷ってしまいます。

曇り のち晴れ 27℃

 追記
こまっちさん!見てくれてますか?きょうやっと星高山がきりっと見えました。夕方5時45分です。

  木馬のカウンターの窓から望む 星高山です。


メダカのあとは金魚

2007年07月17日 | 木馬の事

 

 メダカが死んだ。
去年の6月ごろ飼いはじめて一年しかたってないのに、立て続けに5匹も死んだ。
ついに9匹もいたのに全滅してしまった。
死因はイリコさんが、踊りぐいで食べたのでは決してない。
あるメダカは朝来て見たら水面に浮いていた。またあるメダカは下に引いたジャリに頭を突っ込んで激突死していた。
そして あるメダカは行く方知らずで消えてしまっていた。一体どこに消えてしまったのだろう。まったく不思議だ。コロンボ刑事でもわからないと思う。

 お客さんがメダカの水槽を見るたび 「元気にしているか?おぅ!また数がへったのう。」と言う。

 しかしこんなにたくさんいっぺんに死なせてしまったのは、何か飼い方に原因があるのだろうか。みんなが水草とか入れてくれたり 新しいメダカを補充してくれたりしたから いけなかったんだろうか?

 お亡くなりになったメダカを一匹づつ お箸で救い上げながら丁重に土に埋めてあげた。アーメン、南妙法連げっきょう。
手を合わせながら色々考えたが確固たる死因は解明できないでいる。
メダカの死は 時間がたつにつれじわじわと、心の中に重くのしかかってきたというような大袈裟なものではないけれど、物言わぬメダカでもその存在感は、我々飼い主には大きかったようである。
メダカが泳いでいた水槽を綺麗に洗って、イリコさんは倉庫にしまってしまった。
思い出したくないというように・・

 そんなある日 今度は金魚を飼ってみないかとお客さんが言った。
メダカ全滅のことがあるから、二人で相談したけど 結局いただくことにした。
メダカの水槽じゃ少し小さいので 金魚用の飼育セット一式を買ってきた。
ランチュウ4匹くださった。
金魚は昔子どもが飼っていたので少しは経験もある。

 生後一年らしい。これが可愛いのよ、毎朝 木馬に来るたび楽しみが増えた。
眺めては癒されている。早速名前をつけようと、水槽の中で尻尾を振り振り泳ぐ金魚をイリコさんと眺めた。

 金色のボディで いちばん群の中で一匹狼的に自由気ままに泳いでいる金魚に「コラテツ」とイリコさんが命名した。そして 「コラテツ!なにしている意地悪するんじゃない。」と叫びながら「こりゃ鍛えがいがある、行儀が悪いから楽しみだ。」と息巻いている。
私は頭が赤くてボディが銀色のゆったりした金魚に「プリンセスその」と命名しようとしたら 大ブーイングで、結局レッドサンに、橙色の小さい金魚をプチトマト、赤い模様が背中にあるのを赤申(アカシン)と命名した。
アカシンはトンボが 木馬は赤色申告だからぴったりだという。まったく!

 あまりに可愛いので お客さんの相手もそこそこに眺めていたら、「なに見てるんかね、お客の相手もしないで、きんぎょ迷惑でしょうが。」

笑ってやってください。寒いオヤジギャグのおろかなトンボでした。
写真は左から アカシン、プチトマト、プリンセスそのじゃなくてレッドサン、コラテツ、です。よろしく!

雨 23℃ 梅雨は一体いつ開けるんでしょうね。まったく鬱陶しい。                                                                                        


津和野にて

2007年07月16日 | 私ごと

 

 雨の それもしのつく雨の定休日
サンコー一家はよんどころない用事で滋賀に行って留守。ゆっくりしたいと思ったが、安光姫が 津和野のお稲荷さんにお参りに行きたいという。
スポンサー付だし、仕方あるめぇ。
ならついでに「安野美術館」にいってみようと思い ワイパー全開で出かけた。

二時間半くらいかかったかな?
雨は止みそうにない。、
しかし今の季節は車で 稲荷神社の境内まで行ける。おみくじ買おうかな?と思ったけど、この前広島で買ったとき大吉でせっかくいい気持ちだったのに 今度も大吉という その保障がないのでやめた。

いつも鯉が泳いでいる津和野川も 鯉の堀割り通りも泥水で濁っていて見えなかったが、相変わらず観光客は多いし、むしろこの前行った石見銀山より この地のほうが情緒がありゆったりとして道も広くていいな、と思ってしまった私です。

 

 お蕎麦を食べて(お蕎麦は絶対に出雲地方のほうが美味しいと思う。タレが違う)
今回のスポンサーは パラサイト一家の稼ぎ頭Y君が、おばあちゃんと一緒においしいものでも食べてくださいと、ボーナスの時お小遣いをくれたのだ。
思いっきり美味しい物を食べなくちゃね。(運転手が私なので、アルコールが飲めないのが返す返すも残念。因みに夜は特上寿司を頂きました。ありがとうね、Yっ君)

やはり持つべきのもはお腹を痛めた子供じゃなくて 婿や嫁だね。
奢ってもらう時はすぐこういう態度になる、ころころと事態収拾を事と次第によって難なくやってのける私。
こんな態度みたいなもんすぐ変えられるわ!と主体性にかける私です。
人様が作ってくれたご馳走とか、人様にお金出してもらう外食とかどうしてこんなに美味しいんだろうね。満足、満足。

  

 駅前にある「安野美術館」
津和野出身の安野光雄の作品を 展示してあり、落ち着いて広くてゆったりと展示してあり、ゆっくり鑑賞する事が出来た。
国内はもとより海外の風景画も やわらかく暖かく 写真を撮るのにこういう構図がいいな、と思うことばかり。
絵本の挿絵もステキ、水彩画であのように描けるのがすごい。値段がついているのもあったが 欲しかったので財布を覗いたが空財布じゃ買うことも出来ずため息だった。欲しいなぁ 店に飾りたいな。

この話をしたら トンボが「買いんさい、買いんさい、いくらかね?」
「10万以上だったよ。」
「安いもんだよ、3つ4つ まとめて買ってあげるよ、なんせ 俺にはあの悪名高い社保庁がバックについているんだけ、これからはえっちゃんに金の苦労はさせないから、欲しいものは何でも買いんさい。」だって!

 呑気に今日の記事を書いていたら、なんとまた新潟の地震があったとか。
震度6強。すごいよね 日本列島どうなっているんだろう、雨や大型台風そして地震嫌だね。

朝 もの凄い雨 夕方上る。 朝21℃ 午後27℃


心のふるさと探し

2007年07月15日 | 私ごと

 

 私はものこごころついた時、東京にいた。
戦後の復興の著しい中で まだまだ自然や雑種地ばかりの板橋で小学校に入学した。ここは両親が朝鮮から引き上げてきて 三度目に落ち着いたところだった。

この板橋で二年間過ごした後 島根に引っ越すのだが、やはり7歳になっていたので、東京でいちばん覚えている場所なのだ。

 雑木林や日本軍の兵器工場の跡がそのまま残っていた板橋は遊ぶのには事欠かなかった。おもちゃなど要らなかった。なんでも遊ぶ材料になったのだ。子供一人が十分入ってかくれんぼできるような、ドラム缶を横にしたような鉄製の筒に頭を突っ込んで、「オーイ!」と声を上げると、膨らんだ声が聞こえるようなホールとか、ジャングルジムのような遊び方をした鉄の戸棚の柵だけのものとか、兵器を作った時に冷やすのに必要だったのか、錆びた泥水の入った水槽などがたくさんあった。
そしてこのため池にはアメンボウがたくさん泳いでいた。

雨のときも濡れないで遊ぶ事が出来たので毎日遊んだ。何しろ近所に家などないのだから、遊ぶのも妹と二人なのだ。
そこは四季に花が咲いていた。黄色のカンナ 真っ赤なカラスウリ、ヤマユリ、山ツツジ、雪の冬には真っ赤なやぶ椿、みんな小高い丘や 雑草の生い茂った荒地に咲いていたのだ。
いろいろな季節の草花を摘んでは 空き瓶に生けたり おままごとのおかずの材料にした。

昭和28年の1月 私達に妹が生まれた。私達は三姉妹になった。
この冬 板橋に雪が積った。
ある朝 玄関を開けると雪だった。まばゆく真っ白な雪が、あたりをまったく違う世界にしていた。兵器工場の跡も、雑種地も 小高い山も、何もかもこんもりと波打っていた。あまりの美しさに自然が平等である事がうれしかった。その時の音が消された風景を私は今思えば 太宰治の「雪の夜の話」の物語じゃないけど、人間の眼玉は、風景をたくわえる事が出来るというのは本当だと思うのだ。
それは目をつぶらなくても 毎日遊んだあたりの光景を当時のお天気まで しっかりと思い浮かべる事が出来るのだ。
 
 というわけで今日はまったく私事です。興味のない方は飛ばしてくださいね。
 
そして今日この記事を書くにいたったのは 先日@テツ君(←リンクしました。)が暑い中 チャリでチャリチャリと一眼レフを抱えて わざわざ板橋まで思い出探しに行って下さったのだ。本当に感謝感激です。
もういつ死んでもいいとは思わなかったけど、うれしいです。七重の腰を八重に折って(膝だっけ?)お礼をいいいます。本当にありがとう。
会うことはないかもしれないけど、あれでもどこかで顔をあわせることがあったら お腹一杯ビールをご馳走しますね。

でそのようにして撮ってくれた数枚の写真は、残念ながら私の心のアルバムの中には ないものばかりだった。
私は過ぎた時をたぐり寄せるように 目を見開いて頭を振ったり たたいたりして何度も何度も見た。

 そりゃそうだわ、半世紀以上前のこと。荒地や丘に建物が建たないわけがない。
生まれたばかりの妹のオシメを、母と洗いにいった東京家政大学の正門の前の用水路も姿も形もなかった。
♪雪の降る町を 雪の降る町を~ この歌を大声で歌いながら歩いた町。

しかし 何枚目かの写真を見たとき 急にひらめくものがあった。目をつぶらなくても瞼に浮かんできたのは 金沢小学校の校門のところの木。
あの形 「あれだ!」間違いない、セピア色に変わった入学式の写真を出してみた。

「桜の木は残った」(樅の木は残った) 木は覚えてくれていないかもしれないが 私の眼玉は風景をたくわえていてくれのだった。

 雨 25℃


頂き物のお料理(写真をクリックしてください。)

2007年07月14日 | 料理

  

  

  

 今週の頂き物のお料理

① 炒り豆腐

② キンピラ

③ ジャガイモと蒲鉾の酢の物

④ なすの煮物

⑤ 鮎の塩焼き

⑥ カレーライス

⑦ なすのベーコン煮

⑧ ジャガイモの煮しめ

⑨ ニラの卵とじ

⑩ ジャガイモのお焼き風 もどき

 さて ここのところジャガイモの料理にこっている。
といっても ジャガイモをたくさんいただき、新ジャガは今がいちばん美味しい時 何とかして 定番のコロッケや 肉じゃがや、サラダ意外に美味しい食べ方はないものかと 日夜仕事もせずに考えて 出来た一品は ⑩番目のお料理です。
これが自分で言うのもなんですが、美味しいんです。

作り方も簡単
ジャガイモをおろし器ですりおろし、その中に冷蔵庫にある残り野菜を微塵きりにして入れる。今日は 夏豆、玉葱、ニンジン、イカのゲソ、つなぎに卵と お好み焼きの粉を入れました。
フライパンで焼いて おたふくソースにオカカをかけて出来上がり。
ビールにもおやつにも美味しい、なずけてジャガイモのミックスお焼き。

雨 26℃