滴シリーズ。。。。。。。。(写真は窓ガラスにたたきつける雨の滴と サトイモの葉っぱの滴です。)左の写真は 地球誕生の頃の星のかけらみたいだし、右の写真は♪シャボン玉とんだ 屋根までとんだ 見たいです。
村雨(むらさめ)といえば聞こえはいいが ひとしきり激しく降り、やんではまた降る、雷とともに・・驟雨(しゅうう)だ。今日の午前中はこんな雨だった。
光源氏じゃないが雨夜の品定めで 男談義をしようにも男もおらず・・・あっ これは女談義だったっけ。雨垂れも滴もあったもんじゃない。
それで 村雨と言えば 大田道灌を思い出す。
「急がずば 濡れだざらましを 旅人の あとより晴るる 野路の村雨」
そして 道灌と言えば落語を思い出す。
狩猟の帰りに雨に降られたため、農家で雨具を借りようとしたところ、そこの娘が山吹の枝を差し出しました。道灌には、この少女の謎かけがわからない。呆然としていたところを、家来が「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」という歌があること、「実のない」を「蓑ない」にかけての断りだということを教えました。この一件で、自分の無知を恥じた道灌が、その後に一念発起して一流の歌人になったのだそうです。
この歌を知った男の所へ、友人がやってきた。
「すまないけど、借り物があってやって来たんだ。ちょっと貸してくれないか」
「待ってました。で、何が借りたいんです」
「提灯を借りたいんだ」
「提灯? 雨具にしませんか?」
「いや、雨具はいいんだ。提灯を貸してくれ」
「そんなこと言わずに、雨具を貸して下さい、と言ってくれ」
「変なヤツだなぁ。雨具と言えば、提灯貸してくれるの? じゃあ、雨具貸してくれ」
「待ってました! 七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」
「なんだいそれ。都々逸か?」
「どどいつ? あんた、これを知らないようだと、よっぽど歌道が暗いな」
「あぁ、角が暗いから提灯借りに来た」
とまぁ 落語ネタを貼り付けただけなんですが、とにかくうんざりの毎日です。
落語ネタついでといっちゃナンですが、「三方一両損」の大岡越前守忠助は奉行所で判決を思案する際は、いつでも毛抜きであごひげを抜きながら瞑目したそうなと 毎日新聞に書いてあった。(痛いだろうね、眉毛を抜くんだって 涙が出るほど痛いもの)
法律も大雑把、まともな証拠もない当時の裁判にあっては「大岡裁き」の人情と人を見抜く力、(眼力)と思案にかかっていたんだと思う。
ところが ところが ところがである。
安倍政権は 十分な年金の納付記録がない申立人についても、その主張や態度、人柄を総合的に判断したうえで幅広く給付を認める方針が決まったらしい。
そりゃ 社保庁の失態で払ったものを受け取れない国民が一人でもあってはならないが、そのために申立人の主張を全面的に信頼する「性善説」を判断できる名奉行がそんなにたくさんいるとは思えない。
子供達の進学の時の内申書みたいな物を信用して、払っているのに あの人は評判が悪いし、年金記録が失なわれているから払えないとか、払ってもいないのにこの際もらったれ!と嘘の申告する人が評判がいい人だったり、そういう態度を見て総合的に判断する大岡もどき裁きは、信頼できるのだろうかと思ってしまうのは、少々ひねくれた年金額の少ない将来が不安な 私だけでしょうか?
まさか 参院選を有利に導くためにの秘策?
朝 大雨 雷伴う。 3時ごろから、雨上がる。曇り 27℃