久々に雨が降る江津です。いまやオリンピックだけが楽しみな私です。
←今日もここをクリックお願い致します。
****************************************************
アテネの井上康生と重なった。
金メダルを期待されていた柔道100キロ級の鈴木桂治が負けた。プレッシャーに負けたのか、重圧に負けたのか、まさかの一本負け・・・
オリンピックはこういうものです、だから面白いのです、なんてこちらはいい加減な事言ってるけど、本人はそれこそ頭に中が真っ白なのでしょうね。可哀相に。
でも、でも私は古賀稔彦や、井上康生や、この鈴木桂治選手のように、一本にこだわる、すかっとした、柔道の方が好き・・
というわけで、偉そうに解説者のごとく、連日クーラーガンガンの店内で、仕事もそっちのけで、大声で「一本!」とか「技あり!」とか、「効果!」とか「有効!」とか「あれは賭け逃げでしょう!」とか叫んでいたら、すっかり声をやられてしまって、ガラガラ。相変わらずバカな私。
そして柔道最終日
女子78キロ級の塚田選手の決勝 終始リードしながら、中国の強敵トウ・ブンに逆転負けしてしまった。それも後残り11秒で。う~ん、う~ん・・・
残念だけど、でも良くやったと思う。押されて負けたのではない。攻め抜いて負けたのだ。
見ていて自分が試合しているように興奮する。これこれこれなのよ、これが人の魂を揺さぶる興奮なのだ。
でもでも その後の男子100キロ超級の石井選手は、やってくれました。
オリンピック前 怪我しているとの報道に心配していたが、いやぁ 強かった。
そして勝ちにこだわる柔道より、負けてもいい男らしく一本で決めよ、などとほざいていた私ですが、やはりオリンピックで勝つと言うことはそれだけで男らしいのだ。
『優勝はみんなのおかげ。(初の五輪は畳が)滑らなかったです。決勝が自分の柔道。(出身大学の)国士舘の柔道は負けてはいけない。完ぺきに勝ちに行った。五輪のプレッシャーは(大学の先輩で日本男子監督の)斉藤(仁)先生のプレッシャーに比べたら、への突っ張りみたいなもの。全日本選手権覇者が負けることは日本が負けることだと耳にたこができるぐらい聞いていた。今は遊びたい。いや練習したいです。』
いいぞ、いいぞ、誠に爽やかなインタビューでした。
私は思う。
毎年あるいは隔年開催の世界選手線種とは競技レベルは同じであっても やはり4年に1度しか開催されないと言うその微妙な長さが、選手達の思い入れを全く異なる特別なものにしているのだと思う。
だから選手の数だけドラマが生まれる。
私たち普通の人種から比べれば、まるでミュータントのごとき肉体を作り上げた選手たちが最後の最後まで、そして肉体の極限までせめぎあい、そのエレガントにしてワイルドな戦いを見せてくれる、それだけで胸がとどろき興奮する。
こういう超人たちの超人的な場面を見せてくれるオリンピックを私はあと何回見れるのだろうか?
←今日もここをクリックお願い致します。
****************************************************
アテネの井上康生と重なった。
金メダルを期待されていた柔道100キロ級の鈴木桂治が負けた。プレッシャーに負けたのか、重圧に負けたのか、まさかの一本負け・・・
オリンピックはこういうものです、だから面白いのです、なんてこちらはいい加減な事言ってるけど、本人はそれこそ頭に中が真っ白なのでしょうね。可哀相に。
でも、でも私は古賀稔彦や、井上康生や、この鈴木桂治選手のように、一本にこだわる、すかっとした、柔道の方が好き・・
というわけで、偉そうに解説者のごとく、連日クーラーガンガンの店内で、仕事もそっちのけで、大声で「一本!」とか「技あり!」とか、「効果!」とか「有効!」とか「あれは賭け逃げでしょう!」とか叫んでいたら、すっかり声をやられてしまって、ガラガラ。相変わらずバカな私。
そして柔道最終日
女子78キロ級の塚田選手の決勝 終始リードしながら、中国の強敵トウ・ブンに逆転負けしてしまった。それも後残り11秒で。う~ん、う~ん・・・
残念だけど、でも良くやったと思う。押されて負けたのではない。攻め抜いて負けたのだ。
見ていて自分が試合しているように興奮する。これこれこれなのよ、これが人の魂を揺さぶる興奮なのだ。
でもでも その後の男子100キロ超級の石井選手は、やってくれました。
オリンピック前 怪我しているとの報道に心配していたが、いやぁ 強かった。
そして勝ちにこだわる柔道より、負けてもいい男らしく一本で決めよ、などとほざいていた私ですが、やはりオリンピックで勝つと言うことはそれだけで男らしいのだ。
『優勝はみんなのおかげ。(初の五輪は畳が)滑らなかったです。決勝が自分の柔道。(出身大学の)国士舘の柔道は負けてはいけない。完ぺきに勝ちに行った。五輪のプレッシャーは(大学の先輩で日本男子監督の)斉藤(仁)先生のプレッシャーに比べたら、への突っ張りみたいなもの。全日本選手権覇者が負けることは日本が負けることだと耳にたこができるぐらい聞いていた。今は遊びたい。いや練習したいです。』
いいぞ、いいぞ、誠に爽やかなインタビューでした。
私は思う。
毎年あるいは隔年開催の世界選手線種とは競技レベルは同じであっても やはり4年に1度しか開催されないと言うその微妙な長さが、選手達の思い入れを全く異なる特別なものにしているのだと思う。
だから選手の数だけドラマが生まれる。
私たち普通の人種から比べれば、まるでミュータントのごとき肉体を作り上げた選手たちが最後の最後まで、そして肉体の極限までせめぎあい、そのエレガントにしてワイルドな戦いを見せてくれる、それだけで胸がとどろき興奮する。
こういう超人たちの超人的な場面を見せてくれるオリンピックを私はあと何回見れるのだろうか?