ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

悲しい別れ

2008年08月08日 | 木馬の事
今日はIさんの追悼文です。そして今でも信じられないのです。からから天気の江津に夕べ 涙雨が降りました。

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 あれでも もう一度 元気な姿を見せてくれるのではないかと 祈るような気持で願っていたが、八月七日とうとう坂の上のIさんが亡くなられた。

平生から本当に病気知らずで、お元気だったので 脳梗塞で倒れられたのも信じられず、あれよあれよと意識がなくなり、お見舞いにも行かないうちに亡くなれらてしまった。
絶対にまた元気で帰ってきてくれると信じていたから、本当に悲しい、書きながら涙がほほを伝う・・
容態を奥様から聞かされても、倒れられて救急車で運ばれて、意識不明と聞かされても「そんなバカな・・・」その思いは消えなかった。
今までにも「祈るような気持」になったことは何度かあったが、今回は本当に心から祈った。

Iさんは、木馬が開店したその日から 雨が降っても矢が降っても、風が吹いても、大雪でも毎日通ってくださった。
32年間の色々な思い出が、走馬灯のように頭をよぎっていく。

Iさんが青年会議所の会長されてた頃 お客さんをたくさん連れてきてくださり、夜はいつも賑わった。
そして青年会議所主催の新制作座公演「泥かぶら」を見に行ったある真夏の夜、浴衣を着ていった私に「良く似合う」といってくださったのが昨日の事のように思い出される。
広島カープの大ファンで、奥様が巨人ファンで夫婦喧嘩はいつも野球の事だったとか・・巨人が負けた時のあのうれしそうな笑い顔が忘れられない。
出張であちこち行かれても「どこで飲んでも木馬のコーヒーが一番美味しい。」といってくださってた。

肉親でも友人でも死なれてみると、その人の弱さと言うか欠点の部分が、なんだか懐かしく思える。
Iさんはとてもせっかちだった。でも人の世話が好きで、もたもたしていたら「何してるんだ!」とばかり、何でもしてくれた。
私はそんなところが 時には鬱陶しく「もうほっとけばいいのに・・」と少しじれったく思っていたけれど、こうなってみるとそういうところが懐かしく、胸を刺す。

性格そのまま、せっかちに勝手に向こうの世界に行ってしまわれた。

出会いは別れと隣り合わせとはいっても、この年になってこんな悲しい別れは嫌だ。

でも年を取るって言うことは・・・こうやって、こちらの世界よりあちらの世界にどんどん知り合いが増えていく事なのだなぁ としみじみ思う。

Iさん 本当に長い間木馬の為に有難うございました。
そしてどうぞ安らかに おやすみください。

晴れ 午後夕立 33℃