<波子海水浴場 とハッシタワー 1/25>
爆弾低気圧が居座っている石見地方。
今日の午後。サイドビジネスの帰り 足を延ばしてみた波子海岸。
夏は大勢の海水浴客で賑わったこの海も 流石にサファーの姿も見えない。
冬は砂浜が狭くなり、波打ち際がそこまで迫ってくる。
時折粉雪が顔に当たるがほんの数分で消えてしまう。しばらく眺めていたら、ぽっかりと雲に穴が開き、光が見える。
まるで鼠色のグラデーション。何色あるのだろう。
光が少ないから、うまく撮れないと、お天気の精にする正直者の?私です。
さて。
昔からバカは風邪引かないって言いますが、珍しい事にトン三郎が風邪引きました。人間だった、バカじゃなかったとうれしくて、早速町医者に行く事に・・
「こんちわ!こんちわ!今日は休診かいな、巷では風邪が大流行(おおはやり)だというのに、しけた病院だね、患者が誰もいないや。」
「どちら様で?しけた病院で悪かったな、そんな大きな声出さずとも聞こえてますよ。全くゆっくり新聞も読めやしない。」
「こりゃどうも、昨日辺りから声がかれて、いや 熱はないんですがね、一年前くらいから薄い痰が切れなくて、風を引きずっているんじゃないかと思いましてね。」
「殿中の長袴じゃあるまいに、一年間も風邪を引きづっているやつがおるか。どれどれ、これはアレルギー性鼻炎でしょう。大袈裟な男だね。」
「先生 風邪じゃなくて、アレルギーとはまた何のアレルギーでしょうかね。まだスギ花粉も飛んでないのに。」
「アレルギーというか、気の病というか、風邪引いてバカじゃないと思いたい、今はやりの暫定病でしょう。」
(紅おそののフィクションですが・・・)
マスク中顔、じゃない、顔中マスクのトンボが空咳をしながらやって来た。
「あれ?風はもう治ったの?」
「客もおらんのに、何を二人してカウンターの中で忙しそうにバタバタ、バタバタしとるの?」
「ミートを作っているのよ。風邪は?」
「もう 免疫力の強い俺は一日で治ったよ。ここも赤福みたいに 冷凍保存して日付を改竄しとるんかね。」
「馬鹿なことばかり言って、え~?もう治った?信じられん。」
「医者に行ったら、薬は出せん、風邪じゃない鼻炎だよ、と一蹴されたわ!」
というわけで 風邪菌も寄り付かない悲しい男の物語です。
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