ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

新年の決意と温泉三昧のお正月 津和野行き・・①

2008年01月02日 | 私ごと
 仕事始めです。
あれだけ穏やかで暖かな暮が信じられないような、おお時化の年明けで、なんだか先行きを見透かされているようで 余り有難くない新春です。

右肩下がりの木馬を 何とかいかり肩くらいにまでは持っていかなくてはと思ってはいるのですが、時代の流れについていくには年を取りすぎました。かといってこの豊満な肉体を売るには乳下肉が、下腹が、万有引力の法則で、垂れ下がり、過って自慢だった笑顔を売るにも、「皺だらけの顔で笑ってごまかすな!」といわれる始末で、ほとほと万策尽きた感じは否めませんが、しかしよーく考えてみると、私の場合仕事をしているというより、皆さんに遊んでもらっているという感じなので、贅沢はいえない。

 というわけですが、「無事これ名馬なり」の言い伝えを、得手勝手流八段免許皆伝の私は、裏を返せば「継続は力なり」と解釈し 何やかや言っても、毎年同じように元気で新年を迎えられる事の有難さを、しみじみ味わいながら、このブレンド日記も更新していきますので、どうぞ暖かく見守ってくださりませ。

ちょっと待って!「無事これ木馬なり」この方がいいかな?うん!このほうがいい、いい。

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 ここからは全く個人的な 我が家恒例のスポンサー付 年末年始温泉珍道中のお話なのですが、記録として残しておきたいのでぼちぼちと書かせてください。

 12月31日の午後
砂嵐のゴビ砂漠じゃなかった、都野津をいくぶん早めに家をでて、津和野に向かった。それというのも、朝益田の妹から「津和野は大雪らしいけど大丈夫?」とメールを貰ったからだった。そういわれてもねぇ もう支払いは済んでいるし、安光姫はその気になって朝から、85歳だというのに私に負けないようにお化粧までしているしで、とにかくおんぼろマーチで出かけた。

道中 どこが雪なの?風は相変わらず飽きもせず吹いているが、と思いながら国道9号線を走っていたが、日原辺りまで来たら なんとなく山々や田んぼが薄く白ばんでいた。そのうち目の前に見える青野山の美しさに思わず「おぅ ワンダフル!」と見とれてしまった。
モノトーンの世界に、雲の切れ間から遠慮穿ちに覗くお日様に照らされた青野山の薄化粧した頂上辺りは、御光がさすと言ったら少し大袈裟かもしれないが、でんとして貫禄だった。
そしてどこかで見た風景だなと じっと見ていたら山の裾野に点在する民家と山々と雪景色がまるで山下清の千切り絵の世界で見たような気がした。

島根の西の最果ては、峠の赤い陸橋を越えると、川端康成じゃないけど雪国だった。

盆地の津和野は積雪10センチくらいはあったと思う。
今日の宿の津和野温泉わた屋旅館は津和野のメインストリートのはずれにあった。
歴史のある落ち着いた町にふさわしく、しっぽりしたあつらえの和風の温泉旅館だった。


少し町中を散歩してみる。屋根ずりの雪が軒下に積まれ、それでも観光地らしく、それぞれの特徴のある新春の迎え方で お飾りや門松がしつらえてあった。

30分ばかり足場の悪いぬかるんだ道を散歩して宿に戻る。
さぁ 当旅館自慢の5階にある展望浴場でゆっくりと身体を癒した。露天風呂からみえる青野山、チラチラと降る雪が肩や顔に当たる。雪の花が湯気で消え、私は子供の頃よくしたように、口をあんぐりとあけて雪を捉えようとした。とても気もちいい。(一回目)

次に少しアルコールが入りほんのりいい気持ちになった二回目に入った時は、雪もボタン雪に代わり 風もない盆地はしんしんと音もなく降り続き、頭にタオルをかぶってないと頭まで積りそうだった。誰もいない貸切りの露天風呂で身体を長らえていたら、いいねぇ 皺も弛みも見えず、まるで人魚姫みたい、身体をひねって人魚が岩でくつろいでいる格好をして悦に入っていたら、冷たい風がほほをなでて「それはジュゴンじゃなくてトドじゃ!」
現実に戻る 得手勝手流8段の私。

夕食は・・う~ん また長くなり顰蹙をかいそうなので明日にでもまた。

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