OSQZSS

オープンソース準天頂衛星(QZSS)受信機

Galileo E1信号の受信

2011-12-16 22:24:01 | ソフトウェア受信機
CBOCの実装にてこずりましたが,無事にGalileo E1信号の受信に成功.

コード長が4092と,GPS L1 C/Aの4倍もあるため,SN比の高いシャープな
相関波形が得られます.



ただし,MAX2769は,zero IFに設定すると,どうもバンドパスフィルタ
(というか,ローパスフィルタ)の性能がいまひとつ.GPSと同じように
4MHz程度のIF信号をサンプリングする方が特性が良さそう.

相関器を実装して初めて気づいたのだけれど,E1信号の拡散符号は,
GPSのようにシフトレジスタで生成するのではなく,4092個のビット列が
ICDで提示されている.受信機では,これらをメモリから読み出して使う
ことになる.

問題は,ICDがPDFファイルであること.数ページに渡る拡散符号が
Acrobat Readerではコピペできない.テキスト抽出ツールで読み出したが,
途中のヘッダ・フッタやページ番号まで抽出されてしまい,それらを
ひとつひとつ確認しながら手作業で消すはめに.

せめてテキストフィルで提供してくれよ…

追記:
需要があるとは思えませんが,GalileoのICDから抽出した
Primary Codeのテキストファイルをアップしておきます.

http://www.sensorcomm.co.jp/osqzss/galileo/galileo-primary-code.txt
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« MediaTek MT3339 | トップ | BOC(1,1)とCBOC(6,1,1/11) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ソフトウェア受信機」カテゴリの最新記事