OSQZSS

オープンソース準天頂衛星(QZSS)受信機

PetalinuxでAXI UART Liteを使う

2022-12-17 18:53:22 | SDR
こちらの記事を参考に、PetalinuxにAXI UART Liteを追加してみます。

Zedboard-PetaLinux2020.2 UARTLITE使用手順

いくつかハマりどころがあったので、備忘録。

まずは、ZynqとAXI UART Liteだけの簡単なハードウェアを作成します。
ここで重要なのは、PLからPSへのinterruptを忘れないこと。



TXとRXは、Pmodのピンにアサインします。





後は、いつも通りにxsaファイルを生成します。

Petalinuxのconfigurationで、axi_uartlite_0が追加されていることを確認します。







次に、petalinux-config -c kernelで、カーネルの設定を変更します。







ここで、Xilinx uartlite serial port supportをenableするだけでなく、Maximum number of uartlite serial portsの値も適切に設定します。
今回はPSのUARTだけではなく、AXI UART Liteが追加されるため、この値を2とします。

Xilinx Wiki: Uartlite Driver Kernel Configuration



さらに、system-user.dtsiでデバイスツリーにstatus = "okay"を追加し、axi_uartlite_0を有効にします。



これで準備が整いました。Petalinuxをビルドし、ブートイメージを生成したら、起動を確認します。



axi_uartlite_0に対応したttyUL1が追加されています。

P.S. PmodにUSBシリアル変換のアダプタを接続し、ttyUL1の出力を受信してみました。





問題なく動作しているようです。





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