OSQZSS

オープンソース準天頂衛星(QZSS)受信機

Petalinuxでiiostream

2023-01-15 15:57:55 | SDR
Petalinuxのmeta-adiレイヤで追加しているlibiioを使って、
AD9361を操作するアプリケーションを作成してみます。

サンプルとして、ADIが公開しているAD9361 IIO streaming exampleを使います。

https://github.com/analogdevicesinc/libiio/blob/master/examples/ad9361-iiostream.c

ライブラリを使うアプリケーションのビルドの手順は、こちらを参考にしました。

PetaLinux Yocto Tips: Creating Apps (which uses libraries) in PetaLinux Project

まずは、いつも通りにpetalinux-createでアプリケーションのプロジェクトを生成します。

次に、すでにビルドされているlibiioのフォルダから、libiio.soとlibiio.hをプロジェクトのfilesにコピーします。





さらに、Makefileを編集して、リンカがlibiioを探せるようにします。
-liioのオプションだけではリンカがlibiioを見つけられず、-Lでフォルダを指定してもダメでした。
DEPENDSにlibiioを追加する必要があります。

【訂正】DEPENDSのラインはMakefileではなく、.bbファイルに追加します。(2023/09/13)





これで準備完了です。petalinux-buildでアプリケーションをビルドします。



ビルドされたアプリケーションをSDカードのrootfsパーティションの/usr/bin/にコピーします。



SDカードをZedBoardのスロットに差し込み、Petalinuxを起動。
AD9361によるstreamingが確認できました。



これで一通りの開発フローが分かったので、測位信号の送受信機能を組み込んでいきます。
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