OSQZSS

オープンソース準天頂衛星(QZSS)受信機

Secondary Codeは便利なのか?

2013-01-13 10:08:21 | ソフトウェア受信機
BeiDou用にソフトウェア受信機の改修をしていて気づいたのですが,
信号補足においてsecondary codeの扱いがどうも不便です.

Secondary codeの1ビットが1コード長のため,GPS信号の補足に
使ってきたcircular correlationを応用すると,1コード以上の
処理をしようとした途端に,周期性が失われます.

Secondary codeの1周期分をひとつのレプリカ信号として処理する
ことも可能ですが,計算負荷が増大します.

このあたりの問題は,周期の長い拡散コードの捕捉に通じるものが
ありますが,こちらはマルチパス抑制や耐干渉特性など,必要性が
理解できます.

しかし,secondary codeは航法メッセージのビット同期に
利用できる程度の利点しかないような…

Google先生に聞いてみると,いくつか論文を教えてくれた.
やっぱり信号補足では,いろいろ工夫しているのね.
少し勉強しておこう.
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