OSQZSS

オープンソース準天頂衛星(QZSS)受信機

PS UARTをEMIOでPLに接続

2022-12-18 08:12:19 | SDR
わざわざAXI UART Liteを追加しなくても、PS UARTをEMIO経由でPLに接続すればよいのかと思い、試してみました。
まずはZynqのみのハードウェアから、PROG/UARTに接続されているPS UART1をEMIOに切り替えます。
さらに、UART_1を展開し、UART1_TXとUART1_RXのポートをそれぞれ右クリックし、Make Externalで外に引き出します。



これらがPmod USBUARTと接続できるよう、JEのPin 2(W16)をUART1_TX_0に、Pin 3(J15)をUART1_RX_0にアサインします。



後は、いつも通りにxsaファイルを生成し、Petalinuxをビルドします。

SDカードをZybo Z7-20に挿入し、電源を入れると、JEに接続されたUART1にbootメッセージが出力されました。

しかし、ここでまたautobootに失敗してu-bootで停止します。
どうやらboot中にPmod USBUARTが何等かの信号を送信してしまい、autobootが中止されているようです。



とりあえず、u-bootのコンソール画面で、bootdelayの値を-2に設定して回避します。

Zynq> setenv bootdelay -2
Zynq> saveenv

bootdelayの値については、こちらを参照。-1でautobootが無効になり、-2でdelayなしのautobootとなります。

Build U-Boot: List of environment variables

これで無事にPetalinuxが起動しました。ttyPS0のコンソールに、PL側からアクセスできています。



P.S. U-Bootのパラメータは、petalinux-configからは設定できず、テンプレートを直接編集するようです。

59349 - PetaLinux - How do I customize U-BOOT parameters?
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« PetalinuxでAXI UART Liteを使う | トップ | DDRとFIXED_IO »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

SDR」カテゴリの最新記事